いつも応援有難う御座います。
ZamJapan代表の鴇田です。
9月30日(土)と10月1日(日)の2日かけて
日本から届いた残りの物資を全て配布させて頂きました。
関係して下さった皆様に改めて御礼申し上げます。
本当に有難う御座います。
少し遅れてしまいましたが、配布物、配布先の概略や当日の様子などをお伝えさせて頂きます。
❑配布までの流れ-TASK01
【支援物資の仕分けと再梱包】
配布前日に自分たちで作成した配布リストを基に、支援先ごとに物資を仕分けしました。
これらは全て少しでもザンビアの人たちの役に立てればと集まったリサイクル物品です。
今回配布予定の物資の数は全て合わせて778点でした。内訳は下記の通りです。
・トップス 合計:244点
(Tシャツ、ボタンシャツ、ジャージ、トレーナー等)
・ボトムス 合計:86点
(ジャージ、デニム、チノパンツ、ハーフパンツ等)
・アンダーウェア 合計:91点
(靴下)
・その他衣類 合計:56点
(帽子、タオル等)
・靴 合計:68点
(スニーカー、サンダル、上履き等)
・文房具 合計:156点
(鉛筆、シャープペン、ボールペン、けしごむ、ノート、メモ帳等)
・その他(おもちゃ類)合計:77点
(だるま落とし、こま、ぬいぐるみ、団扇、扇子、サングラス等)
写真だけを見ると、フリーマーケットでも
始めるかの様子ですね。
❑配布までの流れ-TASK02
【配布1日目 首都ルサカ】
私の同期シニアボランティア隊員の鈴木さんを通して紹介頂いたロイドさんと共に
荷物を積み込んでいざ出発です。後部座席は下の写真の通り、支援物資でいっぱいになりました。
(写真は左から鴇田、ロイドさん、シニアボランティアの鈴木さん)
まず向かった先は首都ルサカにある「礎の石孤児院」です。
この施設には日本のNGOの女性(ムタレさん)が責任者として住み込みで働いていて、
今回はその伝手で配布先の一つとして選定させて頂きました。
ここにはもともとストリートチルドレンだった子供たちが沢山暮らしています。
配布日は土曜日で休日だったのですが30~40人の子供たちと会う事が
出来ました。年齢層も幅広く、5歳から18歳くらいの子供たちが暮らしています。
この施設へはTシャツなどの衣類を中心に配布を行いました。
施設内で働いている先生たちの手伝いもあり、比較的スムーズに配布作業が行えました。
頂いた品はリサイクルとはいえ、保存状態がとても良く、こちらでは新品と言っても
差支えない品質でしたので、子供たちも大喜びでした。
❑配布までの流れ-TASK03
【配布1日目 南部都市モンゼ】
ルサカの孤児院で思ったよりも配布に時間が掛かってしまったので
予想していた到着時刻よりも大幅に遅れてモンゼに到着してしまいました。
ところが子供たちは待ちくたびれるどころか、元気に迎えてくれました。
モンゼはザンビアの南部州でルサカから車で4時間程の場所に位置しています。
今回、私もモンゼに訪れるのは初めてだったので少し緊張していました。
配布先はモンゼ初等学校といい
ここにはJICAボランティアで小学校教育として派遣され
先生をしている服部隊員が在籍しています。彼女の提案があって、ここを配布先の一つにさせて頂きました。
プレスクールの生徒(幼稚園相当)から5年生までの生徒が合計で250人程は集まりました。
ここには文房具をメインに配布する事にしていましたが、服部さんとの事前の打ち合わせで
出来るだけ沢山の子供たちに物資を渡したいという彼女の想いから鉛筆やペン等を1本ずつ配りました。
休日なのに手伝いに来てくれた先生方の手伝いもあり、最初は生徒たちを綺麗に並ばせながら
配れたのですが、時間が迫った事もあり、途中から大混雑に(^_^;)
しかしながら、物資は十分に足りて、無事全員に行き届いたようです。
今日来れなかった子供たちもいたので残った物資は後日、配って頂くようにお願いしました。
そして私とロイドさんは今日中に更に南下してチョマという同じ南部州の州都まで
行く必要があったので、別れの挨拶も慌ただしく次の場所へと移動しました。
❑配布までの流れ-TASK04
【配布2日目 南部都市チョマ】
我々が向かった3番目の配布先のチョマ総合病院は、チョマ地区及びその周辺地域の中核病院です。
外来のほかに小児科、産婦人科、歯科、眼科、精神科、HIV/AIDS診療などの診療科があり、
約200のベッド数を持つ入院施設、その他レントゲン室や手術室、臨床検査室の部門もあります。
1日の外来患者数は100〜200人ほど。広い敷地に各病棟が点在しています。ここでは300名以上の職員が働いています。
ここでは私の同期隊員の緒方さんが5Sを中心に活動されています。
5Sとは職場の環境改善を目的に整理、整頓、清掃、清潔、躾を
実践的に行う事を指しています。
当日は朝から病院にお邪魔させて頂き、どこの病棟から配布を始めるか相談していたところ
セキュリティとして働いているスタッフの方が、一緒に配るのを手伝ってくれる事になりました。
結構な重量のある物資を持ちながら移動するのは大変だったので、とても助かりました。
まず向かった先は女性患者の病棟です。突然の訪問で驚かれるかと思いましたが
皆さん、意外と落ち着いていました。Tシャツなどの衣類を中心に配りましたが
見合うサイズが無かったり、少し手間取りました。
次に向かった先は小児病棟です。
5~6歳と思われるような小さい子供たちが笑顔で迎えてくれました。
ハンカチやバンダナなどを配りました。
大人でも英語が通じない方が結構いるようで、セキュリティの方やナースさんに
通訳して貰いながら、配布を行いました。
続いて、産婦人科の病棟を尋ねました。
産後間もない方やこれから出産を間近に迎えている奥様方が
沢山いらっしゃいました。ここでは普段の生活で多用するタオルを配りました。
そして最後に訪れたのは男性病棟です。
ザンビアでハードな生活を送っているせいか、他の病棟と比べ
外傷で入院されている患者の方々が目立ちました。
ここでもTシャツなどの衣類を配布しました。
喜んで下さる方が多かったので、こちら側も安心して配れました。
そして、最後にチョマで手伝ってくれたみんなで一緒に記念撮影。(左から鴇田、山田さん(PC隊員)、ロイドさん、緒方さん、病院のセキュリティさん)
以上、配布の様子をお伝えさせて頂きました。
ZamJapan鴇田