救全苦集第二集
●ゲーム内容
2人用カードゲーム
仏教にある四苦八苦の教えをテーマにしたカードゲーム。プレイヤーは様々な苦しみを持つ人々との出会いを経験し仏への道を歩む。
●封入カード
目標値札0~9各2枚計20枚
経験値札0~9各2枚計20枚
八苦札(愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦、八正道)各1枚計5枚
四苦札(生、老、病、死)各4枚計16枚
解脱修羅札1枚
計62枚
●準備
解脱修羅の場に解脱札を置く。場の+-の状態を確認する為に使用される。札の効果(後述)によって場の状態が変わる度に裏返す。
四苦の場に四苦札を1枚ずつ、ランダムに並べる。
残りの四苦札を両者に配る。
目標値札を山にし上部に置く。
経験値札と八苦、八正道札を山にし下部に置く。
目標値札から2枚を引く。1枚目を十の位、2枚目を一の位とし、1巡目の場の目標値を決定する。左手を十の位、右手を一の位とする。
上部の数値表に目標値駒を配置する。現在地駒を0の位置に置く。上から百の位、十の位、一の位。
経験値札と八苦札を混ぜた山札から1枚ずつ引く。
●進行
曼荼羅の右側、1巡目の場と同じ四苦札を多く持っている者から開始。同数の場合は2、3、4巡目を参照、または右手に座った者から開始する。
交互に経験札の山から1枚引き、手札2枚の内1枚を場に出す。
札の数を足して行き、年齢値に近づける。数の分駒を進める。
目標値と経験値が同じ値になった場合、次の場(反時計回り)へ進む事が可能。。次の手番のものが山札を引かない事を確認した後、互いの手札を公開し確認する(手札にあると上がれない札がある、札の効果の項参照)。
次順へ移る場合、経験札と八苦札を集め切り直し新たに山札を作る。
その順で場に出した四苦札はその場に伏せる。
場に出した目標札はその場に伏せ、その上に新たに目標札を置く。2巡目以降は前巡で最後に札を出したものを後手とする。
また、目標値の誤差範囲内(1巡目±3、2巡目±2、3巡目±1、4巡目±0)であっても次の場へ進む事が可能。その場合、値を圏内にした者の次の手番の者が場と同じ四苦札を1枚場に置く(その場合、山札は引かなくても良い)。
4巡目の場を同じ値にすることで上りとする。
山札が無くなった場合は手札のみで進行し、出せる札が無くなった時点で終了とする。
●札の効果
〇四苦札
誤差範囲内で場を上がる際に使用する(進行の項参照)。
また、自身の手番の際、経験札を出す前に四苦札を置くことで2種どちらかの効果を得ることができる。
1・自身が場に出す経験札の数を10倍にする(八正道の札にも有効)。
2・場の+-の効果をこの手番より逆転させる。
四苦札は現在の場の四苦札に重ねて置かれる。以降その場は置かれた四苦の場となり、誤差範囲内で上がる場合(進行の項参照)はそれに準ずる。
〇八苦札・八正道
この札が手札にある場合は次の場へ進行する事、また上がることはできない。
・愛別離苦
手持ちの札を失う、山札より1枚得る。次の手番へ移る。
失われた札は盤面右下の位置へ置かれる。
・怨憎会苦
年齢札を2枚(十の位、一の位)引き、現在の年齢の値に加算する。目標値駒を移動する。年齢札の山が無い場合は場に出ている伏せられた年齢札を切り新たな山札とする。
・求不得苦
次の手番へ移る。次の手番の者は手持ちの札を失う。山から札を1枚引き、手番を終了する。
・五陰盛苦
上記3つの効果が発生する。
・八正道
0~9の好きな数を充てることができる。該当する札の効果(経験札の項参照)も発揮される。
〇経験札
経験札には効果が付されているものがある。
・「2」次の相手の手番以降、場に出される経験札は全て引き算の効果(マイナスの場)になる。マイナスの場に2を出してもプラスの場とはならない。
・「3」次の相手の手番以降、場に出される経験札は全て足し算の効果(プラスの場)になる。
・「4」次の相手の手番、4以下の経験札しか数に加えられない(5以上の札を出しても良いが、数は変動しない)。経験札に付された効果、また、八苦札の効果は発揮される。八正道の効果についても、5以上を申告した場合は数に加えられないが、札に付された効果は発揮される。
・「5」次の相手の手番、5以上の経験札しか数に加えられない(4以下の札を出しても良いが、数は変動しない)。経験札に付された効果、また、八苦札の効果は発揮される。八正道の効果についても、4以下を申告した場合は数に加えられないが、札に付された効果は発揮される。