大仏造立の進捗
現在「大仏造立プロジェクト」は、1mほどの「大仏模型」を制作する準備をしています。
姿形はそのままの1/10サイズ模型をつくることで、大仏造立への詳細な計画を立てることができ、皆様にも具体的な完成イメージを持っていただけるのではないかと思っています。
最終的な大仏造立へ向けて「資金面で様々な調整」を続けておりますが、残念ながら完成までには、しばらく時間がかかりそうです。大仏完成を心待ちにしている皆様には、誠に申し訳ありません。
一方この「大仏模型」は、年内には完成させる予定でおります。若干1mほどの大きさではありますが、「最終的な大仏造立までは、この『小さな大仏』に『祈りや願い』を向けてもらえたら」という想いで進めております。
展覧会のご報告
感染状況が悪化するなか「勧進キャラバン」も一時中止を余儀なくされていますが、プロジェクト主催者の2人は「北海道」と「関西」で、それぞれにできることを進めています。
札幌では、3月13日(土)から4月25日(日)の期間、「眺望ギャラリー テラス計画」にて「大仏造立プロジェクト」に関する展覧会を開催しました。
会場では、風間天心の作品と共に、「大仏造立プロジェクトの説明」「勧進キャラバンの写真/動画」「関連グッズ」など、より多角的にプロジェクトを知ってもらうための資料を、数多く展示させてもらいました。
この展覧会では、様々な分野で活躍される4名の方々からいただいたテキストも重要な役割を担っていました。以下のリンクから、それぞれご覧いただくことができます。
執筆者(敬称略)
・松岡正剛(編集工学研究所所長・角川武蔵野ミユージアム館長)
・君島彩子(国際日本文化研究センター 博士研究員・日本学術振興会特別研究員)
・端聡(美術家・アートディレクター)
・松本紹圭 (現代仏教僧・東京 神谷町/光明寺 僧侶)
https://www.terracekeikaku.com/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%92%E8%A7%A3%E5%89%96%E3%81%99%E3%82%8Bvol-2
そして、プロジェクトとは直接関係ないのですが、5月には風間天心の作品を「大丸札幌店」の展覧会に出品し、その売上の一部を造立資金にあてる予定でした。しかし、突然の「緊急事態宣言」の影響を受け、来場者は例年の30%ほどに。そんな中でも、小作品を6点ほど購入していただき、小額ながら売上の一部を造立資金に。
このような形で、今後も作品販売の売上を大仏造立資金にあてていきます。
年内には、「前田真治らによるミニ大仏の展覧会」や「GermanSuplexAirlinesの作家による大仏関連展示」なども開催予定なので、ぜひ足をお運びいただけたら幸いです。
「ミニ大仏ワークショップ」の実施
札幌の展覧会では、数回に分けて「ミニ大仏ワークショップ」を行いました。
「ミニ大仏ワークショップ」とは、こちらで用意したフラットな「ミニ大仏」にお好みのデザインを施してもらうことで「オリジナルミニ大仏」を持ち帰ることができます。
この「ミニ大仏ワークショップ」に関しては、前田さんが関西で大規模な企画を進めているのですが、「大阪/兵庫」も緊急事態宣言の影響をもろに受けているため、非常に苦戦しています。
次回は、関西での動きについて、前田さんから報告を行なってもらいます。