先日、やっとのことで大仏が安置されました。
洞春寺での大仏安置までに、実に様々な事があったので、
日記形式でご報告しておきます!
8/22(木)→23(金) 晴
大仏部材をとりに山口「洞春寺」からスタートした2tトラックは、京都舞鶴からフェリーに乗って北海道小樽へ。トラックには前田さん、ニイさん(木こり)、ブンちゃん(僧侶)の3名が同乗。
8/24(土) 晴
札幌「なえぼのアートスタジオ」に到着。月形/モエレ沼での設営も大活躍してくれた鷲尾くん(アーティスト)、川西くん(教育大生)に来てもらい、丸一日かけてトラックに部材を積み込み。トラックは小樽からフェリーに乗って舞鶴へ。
8/25(日) 晴
舞鶴に到着するも、しばらく走ったところで、トラックのタイヤがバースト。トラックは駐車場にとめて、深夜、前田さんのスタジオがある尼崎までタクシーで移動。
札幌の風間は、トラックに乗せられなかった「勧進仏像、1300体のミニ大仏、ワークショップ道具」を14箱に分けて急いで発送。
8/26(月) 晴
尼崎でもう一台トラック(B)をレンタルするも、整備不良で大量の煙が。代わりに持ってきてもらったトラック(C)に乗り換えて、バーストしたトラック(A)まで戻る。しかし、修理工場に専用のタイヤがなく、タイヤを求めて神戸までまた走る。
大仏部材を2台のトラック(A)(C)に振り分けて山口へ向かうが、昨夜から動き続けていたため、いったん広島で宿泊。
札幌では、荷物の梱包やりなおしを命じられ、一箱40kg近い荷物を一旦もちかえり、再梱包。
8/27(火) 晴
なんとかトラック2台が山口市「洞春寺」に到着。安置場所に大仏部材を下ろす。前田さんは、となりの瑠璃光寺で五重塔を建てている工務店さんと打合せを行い、足場をお借りすることに。
夜には、風間、川西くんも、札幌から山口に到着。ブンちゃんは、レンタルしたトラック(C)を返却するため、一人尼崎へ。
8/28(水) 曇り
朝から大仏の大枠を立てていく。ケンさん(僧侶)、フッさん(僧侶)、ガクさん(洞春寺境内に窯をもつ陶芸家)や、洞春寺に滞在している国際ボランティアの女性らにも手伝ってもらい、一番大きな部材は立ち上がる。ここが大仏設営における最初の山場なので、少し安堵。
台風も近づき明日からしばらく雨なので、可能な限り作業を進めるが、残りの作業量を考えると不安が残る。
夕方、洞春寺で飼っているヤギの散歩にでくわし、体中がヤギ臭に。ヤギ臭はジンギスカンの臭みに似ていて、しばらく食べられないかも。
8/29(木) 豪雨
朝から雨はどんどん強くなっていき、目も開けていられない程の豪雨に。作業効率のために油性マーカーで記載していた数値も消えていくため、作業は遅々として進まない。ただ、足場を今日中に返却する予定になっているため、豪雨のなか、足場が必須な頭部棚板をとりつけるも、町中に大雨警報が鳴りひびき、作業は強制終了。
札幌から送った本日到着予定の勧進仏像とミニ大仏などの荷物は到着せず、万が一ワークショップまでに届かなかった時のために、素地のミニ大仏を型取りして増やしておく。
明日30日に台風が直撃するため、予定していた開眼法要は延期に。深野住職の計らいで、夜はみんなでYCAMへ行き、爆音映画祭の前夜祭コンサートを聞く。梅田哲也さんの演出は最高だったけれど、極度の疲労のため途中爆睡。
(「大仏安置までの道のり2」につづく)