はじめに・ご挨拶
こんにちは!瀬戸内海の小さな島、周防大島の小さなジャム屋の店主・松嶋匡史と申します。
私は2003年、この周防大島でこだわりのジャム・マーマレードを造るために立ち上げたのが、瀬戸内ジャムズガーデン。
立上げ当初から島の特産品である柑橘類を手仕事で丁寧に煮上げるジャムを提供しております。
今では年間180種以上・約15万本のジャムを日本全国にお届けし、併設のJam's Cafeは食べログランキングで山口県ナンバー1の評価をいただくまでになりました。
瀬戸内ジャムズガーデンのこだわりのジャムについては、こちらもご覧ください。
こんな時代だからこそ「夢を作る物語」で
未来を切り拓きたいのです。
今回のコロナ禍は、私たち瀬戸内ジャムズガーデンだけでなく、観光の島・周防大島全体に大きな影響をもたらしました。残念ながら、この状況を耐え忍ぶだけでは「未来」は見えないと感じます。
ウィズコロナの重苦しいこの時代、私たちに必要なことは一時的な支援ではありません。その場しのぎのキャンペーンでもありません。
今私たちに必要なのは、「夢」です。
それも多くの人とつながり一緒に作り上げる「夢」こそが未来を切り拓くと信じています。
人の動きが制限されてしまっているこんな時代だからこそ「夢」のある物語が必要なのだと信じています。
今回、瀬戸内ジャムズガーデンのルーツとも言える、100年以上前から伝わる石積み段々畑のレモンの樹を使ったプロジェクト。「ともに」この物語を紡いで頂ける仲間を募集したいと思い、クラウドファンディングを開始いたしました!
瀬戸内ジャムズガーデンの自家農園
『石積み段々畑』とレモンの樹
瀬戸内ジャムズガーデンでは、自家農園で柑橘類をはじめ、多くの果物を育てています。
そして、収穫した果物を一つひとつ手作業で下拵えをします。
柑橘の皮を丁寧に向け、薄皮を取り、種を取る。そして、ジャムやマーマレードに煮込んでいます。
この自家農園、実は以前は耕作放棄地で荒れ放題の段々畑でした。
しかし100年以上前の先人たちが、石を一つひとつ積み上げた、この石積みの段々畑は未来へ繋ぐ周防大島の大事な資産です。
そこで2011年、農家の息子でもない私は、この耕作放棄された石積み段々畑を再開墾し、自家農園へと蘇らせる決意をしました。
ほぼ「森」に戻っていた段々畑の木々を伐採・伐根し、畑へと整地。
途方もない時間と労力をかけてできあがった畑を見た時、周防大島の先人たちの柑橘への熱い想いへ敬意を感じずにはいられませんでした。
そして、その思い入れたっぷりの畑に植樹したのが「レモンの樹」。
それから、もう10年が経とうとしています。
私たちにとって、この「レモンの樹」は、100年以上前の先人たちの熱い想いを受け継ぐ特別な柑橘です。
今、この私たち瀬戸内ジャムズガーデンと周防大島の原点とでもいうべきこの「石積み段々畑のレモンの樹」で、もう一度、「夢と希望」で未来を紡いでいきたいと考えています。
果物を知り尽くしたジャム屋と
「あなた」で作る
「レモンのお酒(レモンチェッロ)」
協働開発の物語
今回、この段々畑から獲れるレモンを使った「お酒」を新たな地域特産品として、ゼロから開発します。
そして同時に、このプロジェクトを共に推進してくれる仲間を全国から募りたいと思います。
この瀬戸内海・周防大島でまだ誰も挑戦したことが無い、この「レモンチェッロ」を、まさにゼロから開発し名産品にする挑戦です。
酒造免許を取得し、酒造設備を導入します。
もちろん封入するボトルやラベルを用意し、そもそも販路の開拓から行わねばなりません。
お酒造りに関しては素人で、まさにこれから試行錯誤・多くの困難が待ち構えていると思います。
しかし、私たちはこれまでジャム屋として多くの柑橘を扱い、一つひとつを手仕事で下拵えしてきました。
その過程で、果物を深く知り、風味を損なわず最大限に美味しさを引き出し加工する術を学んでいます。
多くの困難も乗り越え、瀬戸内の太陽と海の恵み、そして周防大島の先人達の熱い思いが感じられる果実感たっぷりのお酒を造り上げ、新たな地域の名産品に育て上げたいと思います。
そして、この物語は
全国の皆様と「ともに」
紡いでいきます。
このプロジェクトでのもう一つの挑戦が、その過程を皆様と「ともに」進めること。
月1回の進捗メルマガはもちろん、私たちの自家農園での農作業体験やレモンの植樹、柑橘の収穫、そして酒造免許の取得やオープニングセレモニー。そして、22年になりますが、プロジェクトの納会まで、現地で、そしてオンラインで参加頂けるイベントをどんどん企画し、支援者の皆様に「参加頂く」プロジェクトとしていきます。
単なる新商品開発プロジェクトとは違い、皆様に「一緒に参加」して頂き、「自分が栽培にかかわったレモンから作られる」最高のお酒を楽しめる日を夢見ませんか?
瀬戸内海の柑橘を存分に楽しむ
レモンチェッロ
今回開発するレモンチェッロは、ロックや水割り・炭酸割りはもちろん、焼酎で割ると極上の「レモンサワー」になります。
そして何より、様々な果実と合わせたマリアージュ系のレモンチェッロが開発できるのが、瀬戸内ジャムズガーデンならでは。
瀬戸内ジャムズガーデンの石積み段々畑の自家農園では、レモンの他にブラッドオレンジやライム、希少柑橘のベルガモットなども育てています。また、周防大島には多くの柑橘農家さんがいらっしゃり、ブランド柑橘である「せとか」や「せとみ」、はっさくに伊予柑など一般によく知られた柑橘も豊富です。
これらの瀬戸内の恵みを、今回のレモンチェッロとマリアージュさせる(組み合わせる) ことにより、ここでしかできない特別なレモンチェッロを生み出します。
瀬戸内の島で「あなたが栽培にかかわったレモンから作られる」極上チェッロに仕上げ、人生に彩りあふれる時間を提供するお酒に仕上げていきます。
「極上の柑橘チェッロ(リキュール)をあなたに!人生に彩りを!」
レモンチェッロ(レモンのお酒)
開発プロジェクトのスケジュール
石積み段々畑の農作業でレモンの樹を育て、同時に酒造・レシピ開発を進めていきます。
季節ごとに、周防大島で皆様にご参加いただけるイベントを企画し、新しいつながりを作ります。
もちろん、全ての会をオンラインでリアルタイム配信いたします。
2020年11月 開発プロジェクト始動(以後、毎月1回ご報告メールを配信します)
2020年12月 酒造設備導入、酒造免許取得、レシピ開発 / オープニングセレモニー
2021年2月以降 レモンチェッロ発売開始
2021年春以降 レモンの樹の植樹などの農作業体験など
2022年春 レモンチェッロ全ラインナップ完成!
夢と希望のレモンチェッロプロジェクト納会開催!(みんなで乾杯しましょう!)
※天候や気象条件により、イベント開催時期は変わる可能性があります。
※農作業体験は概ね1か月~2か月に1回を予定しております。農作業の枠には限りがあるため、未体験の方を優先する場合があります。(定員制/要来島)
※農作業イベントのリアルタイム配信は、中止となる場合もあります。
周防大島の仲間たちも、ともに挑戦します。
「夢」は仲間とともに、地域とともに。
コロナ禍は、周防大島全島に影響し、その長期化が見込まれています。
そこで、私たちのレモンチェッロ開発プロジェクトとともに、島の未来を創る「希望」を生み出す取り組みを仲間が一緒に開始してくれます!
千鳥グループ 山崎浩一 さん
周防大島のレモンを使った「最高級チーズケーキ」を作ります。
レモンチェッロと相性抜群の必ずほっぺがとろける、極上チーズケーキを開発します!
周防大島でレストランや宿泊施設を展開する千鳥グループの挑戦です!
Kasahara HONEY 笠原隆史 さん
蜂蜜を使ったスイーツが大人気のカフェ、Kasahara HONEY。
今回は、菓子製造業の免許を取得し、現在カフェで出している人気の蜂蜜スイーツを通販でお届けし、ご家庭で楽しんで頂けるようにに取り組みます。
どんな蜂蜜スイーツが誕生するかはお楽しみ!
ご家庭で、周防大島の旬が香る蜂蜜スイーツを楽しんでもらいます!
オイシーフーズ 新村一成さん
瀬戸内海に浮かぶ、周囲8キロの小さな島「浮島」でとれた、美味しい海の幸をお届けします。商品は全て手作りで、化学調味料無添加の安心な食品です。
今回は、オイシーフーズ自慢のオイルサーディンのスペシャルバージョンをご用意いたします。レモンチェッロのアテにピッタリの産品です。
「里山資本主義のふるさと」「起業の島」
と言われる周防大島
2014年の新書大賞を受賞した書籍、「里山資本主義」(藻谷浩介著)をご存じでしょうか?
マネー資本主義のアンチテーゼとして、「地域の価値」を見つめなおし、日本の里山的資産を活用した地域とコミュニティの再生、経済循環を生み出す6次産業化など、独自の日本再生論は多くのメディアでも取り上げられ、大変話題となりました。
周防大島の取り組みと、その中心的存在である瀬戸内ジャムズガーデンが、この書籍の中でも多くのページを割いて紹介されました。
それは、私たち瀬戸内ジャムズガーデンや、千鳥グループ・Kasahara Honey・オイシーフーズなど起業者たちが、まさに瀬戸内の海と山の価値を再発見し、オーガニックにこだわった商品を生み出す価値が認められたということ。
また、この書籍の発売と同時に「周防大島」は「里山資本主義」のふるさととして有名になりました。
この書籍の発売以降も、若者たちが続々と流入し、起業も多くなった結果、「起業の島」とも言われるようになりました。
常に新しいことに挑戦し続けることによって切り拓いてきた島の未来を、今まさに全国の皆様と新しい周防大島の物語として、紡ぎ続けたいと思います。
リターンのご紹介
今回は、レモンチェッロに加え、周防大島とジャムズガーデンの畑を楽しんで頂くため、様々な産品/体験をリターンに設定いたしました。組み合わせで20通りあります。ページ下部に早見表もご用意いたしました。
【リターン1】瀬戸内ジャムズガーデンの特命農業部員の証
瀬戸内ジャムズガーデンの自家農園では、レモンをはじめとする様々な柑橘に加え、10種類以上の果物を育てています。今回、ご支援頂く皆様に、「ともにレモンを育てお酒を造る」仲間として「特命農業部員の証」を発行いたします。皆様のご支援が周防大島の畑を守ることにもつながる証となります。
【特命農業部員のリターン】
■月1回のプロジェクト進捗メール
■瀬戸内ジャムズガーデンの自家農園での農作業への体験参加。
概ね1か月~2か月に1回、瀬戸内ジャムズガーデンの農業部の作業へ参加するイベントを実施。
オンライン配信での農作業参加(生中継)も実施いたします。(中止の場合あり)
なお、イベントは一回の作業参加人数には定員がある為、抽選の上、それまでに参加されてない方から優先的に参加割り振りを行う事があります
■レモンチェッロ開発プロジェクトのイベントへの参加
・オープニングセレモニー
・プロジェクト納会
【リターン2】レモンチェッロ
今回のプロジェクトで挑戦する「レモンチェッロ(レモンのお酒)」のリターンです。
■提供:オリジナルレモンチェッロ、マリアージュレモンチェッロ(200ml機械栓ボトル)
■提供時期:
・オリジナルレモンチェッロ:2021年2月以降
・マリアージュレモンチェッロ:2022年2月以降
■特徴①:島の厳選素材を使用。
自家農園と連携農家が栽培するこだわり減農薬栽培レモン・かんきつを使用
贅沢に果実を漬け込んだ香りいっぱいのチェッロに仕上げます。
■特徴②:天然水仕込み
水は島の自社工房にある80メートルの深層井戸から湧き出る天然水を使用します。
■特徴③:他の果実とマリアージュさせる多彩なレモンチェッロ
「ライムチェッロ」「かぼすチェッロ」「小夏チェッロ」など果実ごとの違いのほか、収穫時期による違い「秋収穫のグリーンレモンチェッロ」や他の果実とブレンドした「南高うめと瀬戸内レモンのチェッロ」「ジンジャー&レモンチェッロ」など多彩な商品ラインナップを用意します。
※現在、酒造免許申請中のため、本リターンは酒造免許取得後製造予定の品物をお引渡しする権利となります。
【リターン3】レモンの樹のオーナー権(20年11月-25年3月まで)
今回のプロジェクトでのみ提供する、特別なリターンです。
周防大島の段々畑で栽培されるレモンの樹の「オーナー」になって頂きます。
(期間:20年11月~22年3月)
あなたのお名前やレストランの名称、法人名などの看板をレモンの樹の前に設置します。
また、2020年の11月~25年の3月まで、ギフトセットなどをご提供いたします。
法人様には、地域貢献やSDG'sの取り組みとしてPRにご利用ください。
看板とレモンの樹の写真など必要な素材をこちらからご提供させて頂きます。プレスリリースなどにご利用頂くと効果的です。
また、レストランやバーなどの飲食店様であれば、自店の「レモンの樹」を冠にお食事やドリンクを提供頂くなど、販促ツールとしてもご利用頂けます。
※詳細はお問合せ下さい。
【リターン4】ジャムズガーデンと周防大島の産品セット
周防大島では、ご紹介したように多くの若い事業者が、地域の価値を再発見し、新たなビジネスに挑戦しています。オイルサーディンや蜂蜜、蜜柑胡椒やお餅・・・。この機会に、周防大島の産品をぜひお楽しみください。
※写真はイメージです。
【リターン早見表】
集めた資金の使い道
集めた資金は以下の用途に活用させて頂きます。
・石積み段々畑のレモンの樹の植樹/拡張や周防大島の農業資産(既存の畑など)の維持整備など
・酒造設備の導入と製品作業などレモンのお酒の開発に関わる事項
・リターンの用意/発送作業などリターンの提供に関わる事項
・各種体験プログラムの企画/運営など、現地体験型/オンライン参加型リワードの提供に関わる事項
最後に今、
この物語(プロジェクト)にかける想い
僕たちが全力でやるべきこと
それはこんな最悪だと思われる時代に
夢と希望を創ること
こんな最悪だと思われる時代 だから
だからこそ 僕たちは新たなことにチャレンジをする
それが良いことか悪いことか、
正しいか正しくないか、
そんなことは100年後の僕たちの子供たちが
考えればよいこと
僕たちはあるべき姿だと思う未来を求め、
あるべき姿だと思う未来を創る
ただそれだけにまい進する
人を、社会を、
そして僕たちの大切ななかまたちを
少しでも勇気づけることができるなら
悩む必要はないのではないかと気づいたから
僕たちは始めます
新たな希望と夢を創るプロジェクトを
100年後、この時、この瞬間があったことを
知る人はいないかもしれない、
それでも、今、この瞬間に
未来に花咲く想いが芽吹いたことを
今ここにいる方々には知っておいていただきたい
会うことのできない未来の子供たちが
歴史の教科書を読みつつ
「2020年疫病が流行ったときに、
希望ある未来を創るために造り始めたのが
このお酒らしいよ」と言ってもらえたら
楽しいですよね。
僕たちの夢はこんなちっぽけなものです。
100年後の僕たちの子供たちが
昔話しとして聞くようになる物語を、
共に創りませんか
そしてまずは2年後、コロナを克服し、
みんなで笑いながらこのレモンチェッロで
乾杯しましょう!
最新の活動報告
もっと見る祝!酒造免許交付されました!参加者150名突破!!
2020/10/31 09:23〜レモンチェッロで未来を拓くプロジェクト〜2月ごろから何かと動き始めていたので、ここ迄に8ヶ月。ここから試作に入り技術を磨いて商品化するのでまだまだ先の長い話しではありますが、まずは今日、酒造免許取得というマイルストーンに到達出来ました!!!クラウドファンディング等でエールをいただきありがとうございます。こんな時代だからこそ私たちはこの島に夢と希望のある100年続く産業を新たに造りたいと考えています。かんきつの島、周防大島の特産レモンを原料としたリキュール"レモンチェッロ"造りプロジェクト。その目的は、地域内経済循環、地元農産物の魅力の向上や地域農業の再興、コロナ時代の観光のあり方の提案、新規移住者支援、などなどいっぱいありますが、1番の想いは100年後の孫やひ孫に誇れる仕事がしたいという事。今の時代に本当に必要とされているのは夢のチカラだと思うのです。目指すは100年続く地域産業造り。一歩一歩、小さくとも日々前進。やっとスタートラインに立つ事が出来ました!引き続きどうぞよろしくお願いします!!クラウドファンディングも参加者150名突破!!レモンのお酒協働開発プロジェクトの参加申し込みも、いよいよ11月3日まで。是非ともにレモンチェッロで乾杯しましょう! もっと見る
コメント
もっと見る