顔を青くさせられた横田です。
本日でこのクラウドファンディングも最終日となりましたので、こちらに私の想いを書かせてもらいます。
公開前には支援が本当に集まるのか不安な状態でしたが、開始2日目に目標達成した際には、心が揺さぶられる思いでした。
これまでご支援を頂きました皆さま、応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
記事にもあるように、4月から休業状態に入り、5月から研究開発を進めてまいりました。約3か月間、加藤と私の二人で、工場に籠っておりました。加藤は外に出る機会も多いので、一人で作業するときも多かったです。
今までは会社の仲間がいるのが普通で、ありがたみを感じることができませんでしたが、1人でひたすら先の見えない仕事をする孤独感、辛さにへこたれそうなときが何度もありました。
そもそも花火の存在自体が必要とされているのか、この研究には意味があるのか
研究を続けて家族を養っていくことが出来るのか
なんとか持ちこたえながらやっていました。
7月、8月に入ると例年よりは少ないけど、花火の注文をしてくれるお客さんがいたりして、無観客ですが花火を打ち上げると、色々な方向から「ありがとー!!」と聞こえてきたり、帰りにコンビニに寄り道したら、たまたま花火を見ていたお客さんに「ありがとう」と言ってもらえたり、やはりこの仕事は必要とされているのだと感じることが出来た瞬間でした。
私たちの仕事は、我々花火職人、打上げを手伝ってくれる従事者さん、主催者さん、そしてお客さんがすべて揃わないと成り立ちません。
勿論わかっていたことだけど、当たり前なことが当たり前でなくなったときに痛感するのですね。
今回の研究はまだまだ目標としている成果までは達成できていませんが、この研究は妥協してはいけない私の使命だと思っています。
少なくとも私自身が自信を持つことができるまでは、研究をやり続けたいと思っています。
そしてこの状況が解消された際には、会社の皆と共に皆さんを感動させるパワーアップした花火をお届けすると誓います。
まだまだめげてしまうときがあるかとは思いますが、花火を愛し、会社を支え続けていきたいと思いますので、皆さま、今後とも加藤煙火をどうぞよろしくお願い致します。
加藤煙火 横田栄一