1. ご挨拶
皆さん、こんにちは!国際 NGO ViVIDです。当団体は今年2020年2月に創設された日本発アフリカ系非政府組織です。代表の蔵田が2011年より支援し続けてきた西アフリカ ガーナのセイチェレにおいて、現在「包摂的で持続可能な地域コミュニティ開発の実現」をミッションに掲げ、
「Inclusion」×「参加型開発」×「パートナーシップ」
で、より結果を重視した地域コミュニティ開発を目指しています。
現在ViVIDは、以下の7人で活動を行なっています!メンバーの個性や経験を最大限活かせるように、またメンバーの主体性を重視した運営方針で活動を行なっています。日本、米国、欧州で生活するメンバーを抱えており、普段からテレワークで活動しています!(下記、自己紹介を掲載しました。)
ところで、ガーナの医療は日本の皆さんによって支えられているという事実はご存知でしょうか?多くの日本人にあまり知られていませんが、ガーナの医療体制は、長年日本と深い関わりがあるのです。例えば、今回共同で当事業を行なっているセイチェレ診療所は1997年に日本のODAで建設され、それ以降コミュニティに唯一存在する医療機関としてセイチェレ全住民の健康を守っています。また、1979年にJICAの無償資金協力により設立された野口記念医学研究所では、現在ガーナでコロナウイルス感染と疑われた患者の90パーセント以上のPCR検査が行われ、当国で最も重要な検査機関としてガーナ医療に大きく貢献しています。日本人の税金で設立された医療機関がガーナの僻地から当国の医療システムの中枢まで支えているという事実は、日本人として非常に誇らしく思います。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大による世界的な危機により、当団体が支援しているコミュニティでも感染症の流行が懸念されています。また支援コミュニティは、貧困率も高い地域で住民のほとんどが感染症対策が取れないまま、日常生活を送らなくてはいけない状況が続いていました。当団体ViVIDもその状況を深く受け止め当初予定していたプロジェクトを一旦取り下げて、支援コミュニティにおける「新型コロナウイルス感染症対策事業: 'Fight COVID-19 with ViVID'」を立ち上げることにしました。セイチェレヘルスセンターの助産師・看護師とともにセイチェレからは「コロナ感染者ゼロ」を目標に掲げ、コミュニティメンバー全員を対象にしたコロナ対策を行うことにしました。
2. 背景
A. ガーナ政府のコロナ予防政策「国境封鎖→ロックダウン→アフリカ最速ロックダウン解除」.....この背景とは?
アジア、欧州と感染者が拡大していったコロナウイルスですが、ガーナ政府の初期対応はとても迅速なものがありました。国内で欧州旅行者から感染者が確認されるや否や国境封鎖し、感染の疑いがある外国籍の旅行者の入国制限したのです。残念なことに結果的に他国同様ガーナ国内でも感染者数が日に日に増加し、政府は3月30日に特に感染者の多かった二大都市アクラ、クマシでロックダウンを発令しました。このロックダウンはアジアや欧州各国で緊急感染症政策として一定効果をあげていたもので、ガーナ政府もそれに倣ったものでしたが、「アフリカ特有の社会背景」が存在し、感染者数が増加し感染者増加率も上昇する中、4月20日にはガーナ政府はアフリカ最速でロックダウンを解除することを発表することになります。ここでいう、「アフリカ特有の社会背景」とは....
ずばり「貧困」です。
ガーナ国民の大半が個人商店や運転手などのインフォーマルセクターで働いています。ガーナ政府は、ロックダウン政策を施行する一方で、国民に休業補償や手当てを十分に支給することができず、町は1日の生活費をその日の労働で賄っていた貧困で苦しむ日雇い労働者で溢れかえりました。アフリカ最速でロックダウン解除という決断は、新型コロナ感染症予防対策と貧困層救済の狭間でのガーナ政府の苦渋の決断だった言えるでしょう。
B. ガーナの支援コミュニティセイチェレってどんなところ?セイチェレ住民のコロナに対する反応は?
まずは、こちらの動画をご覧ください!
セイチェレはガーナの第二都市クマシの郊外に位置する人口5,000人ほどの小さな村です。公共施設といえば、学校が5校、診療所、警察署、消防署などが一軒ずつあるだけの村です。代表の蔵田が2011年に訪問して以来関係が継続しており、2020年2月当団体設立時に提携コミュニティとなりました。同年3月には、当団体の運営事業部長、方(ばん)が提携コミュニティセイチェレ(Sekyere)を訪問しました。上の動画はその現地視察時に撮影したものです。また、英語ではありますが『現地視察報告書』を作成しました。興味がある方は合わせてご覧ください。
2011年、代表蔵田がガーナ滞在中に撮影した写真アルバムはこちらからご覧になれます。→(1/2)
ガーナ政府が「新型コロナウイルス感染症拡大予防対策 vs. 飢餓対策」と苦渋の決断でロックダウンを解除した一方で、支援コミュニティからは「医療体制が脆弱なガーナで感染がこれ以上拡大すれば医療崩壊に繋がりかねない、ロックダウンは感染者増加率が落ち着くまで続けるべきだった。」と心配する声も上がっています。
C.セイチェレコミュニティにおける感染症予防対策の状況
セイチェレには水道システムがありません。感染症対策には手洗いが必須ですが、セイチェレには井戸が3つしか設置されておらず、先進国では当たり前の蛇口をひねると綺麗な水で手洗いができる環境が整っていません。現在、幸運なことにセイチェレから感染者は出ていませんが、隣のコミュニティでは複数人感染者が確認されています。セイチェレコミュニティの全住民がコロナウイルスに感染することなく、この危機を乗り越えられるよう、全住民がアクセスできる簡易手洗い所の設置を目指したいのです。
3. 募金事業: Fight COVID-19 with ViVID
A. 簡易手洗い場の設置
住民は井戸から汲んできた水を使用し、調理や洗濯、手洗いをしています。食器を洗う水で手を洗うなど水を使い回すこともあるため、常に衛生的な水で手を洗えません。そこで、ベロニカバケツ(後述)という簡易手洗い場を村の人が多く利用する、
- タクシー乗り場
- マーケット
- 診療所
に1つずつ計3箇所に設置し、住民誰もがいつでもすぐに手を洗える環境を提供します。セイチェレは近隣のコミュニティから地理的に孤立したコミュニティです。近隣の町に移動する際はタクシーでの移動が必須で、タクシー乗り場での手洗いは非常に効果的な予防になると信じています。また、マーケットや診療所など公共のスペースに手洗い場を設けることで、住民の感染症対策の意識向上にもつながります。さらに、コロナウイルス収束後は公共施設へ寄付したり、学校に設置したりして、衛生教育等に活用してもらいます。
ベロニカバケツについて
ベロニカバケツは、大き目の蓋付きバケツに蛇口を付けた簡易手洗い設備です。アフリカの水道インフラ整備が不十分な地域では、普段から学校、病院、教会などの公共施設に設置されており、人々が流水で手を洗えるようになっています。しかし、セイチェレにはこのような設備が一つもなく、人々が流水で手を洗うことができないという現状です。
実は、このベロニカバケツ、Veronica(ベロニカ) Bekoeさんという地元ガーナ人によって発明された簡易手洗い設備なのです!ガーナでは水道のアクセスの悪いショッピングモール、病院、学校、政府機関などでよく見かけられます。ガーナ政府はCOVID-19のエンデミックに対応するため、ガーナ国民にベロニカバケツで良く手を洗うよう指導しています。
B. これまでの「募金事業: Fight COVID-19 with ViVID」における報告
セイチェレコミュニティにある唯一の医療機関であるセイチェレ診療所が適切に医療活動を行えるように募金支援を行いました。この診療所は日本のODAによって設立されたものであり、住民の一般的な病気の治療から定期健診、出産まで行っています。しかし、セイチェレ診療所は慢性的な運営資金難を抱えており、新型コロナウイルス感染症予防対策はおろか、通常の医療体制も整えられていないのが現状でした。そこで、コロナ対策として、まずはセイチェレ診療所の医療体制を整えました。およそ、20,000円程の募金をいただき、以下の医療用品を購入させていただきました。
- 血糖測定器
- 血糖測定テストストリップ
- ヘアーネット
- 消毒薬
- 医療用ティッシュ
- 手術用縫合糸
- バンドエイド
- 薬品を包む袋
- ハンドセンシタイザー
- マスク
- ウォッシングパウダー
プロジェクトの様子を当団体Facebookに掲載していますので、ご確認ください。
🌟セイチェレ診療所:日本人の税金によって建設されました!🌟
今回、共同事業を行うセイチェレ診療所は、日本のODAによって設立された、住民の定期検診や一般的な病気の治療から出産まで行うコミュニティに唯一存在する医療機関です。現在コロナ対策の中核を担っています。代表の蔵田が2011年にセイチェレに滞在した際はこの診療所でマラリア患者の看病、出産の補助を経験しました。実は、セイチェレには「Katsumi」と名付けられた男の子がいます。代表の蔵田が初めて赤ん坊の出産の補助をした際に生まれた子供で、母親が日本のODAで建てられた診療所で日本人の補助の元、生まれてきた男の子だから蔵田の名前を子供に名付けたいと申し出てくれたのです。蔵田は父親になった時、子供を連れてこの男の子に会いに行くのが密かな夢であったりします。
C.実施スケジュール
4月19日〜5月1日:セイチェレ診療所とのコロナ対策共同事業:Fight COVID-19 with ViVID募金活動開始
5月1日〜:Fight COVID-19 with ViVID 募金活動実施中
5月上旬:クラウドファンディング開始
5月中旬:ベロニカバケツ設置
6月14日:クラウドファンディング終了
7月上旬:現地報告、リターン送付
D. プロジェクト予算
① 簡易手洗い場 20箇所 (予定)
- ベロニカバケツ: 2000円 x 20個 = 40,000円
- 台:1500円 × 20個 = 30,000円
- 桶:1500円 × 20個 = 30,000円
- 輸送費: 1,000円
- 石鹸: 40円 × 2000個 = 80,000
----------------------------------------------------------------
計: 181,000円 (簡易手洗場1箇所:5,000円)
② 活動費+その他感染症予防対策に必要になってくる費用
- 活動費 = 24,000円
- 現地スタッフ人件費 = 50,000円
----------------------------------------------------------------
計: 74,000円
① + ② + 国際送金代(5,000円) = 260,000円
GoodMorning手数料 (9%) = 23,400円
決済手数料 (5%) = 13,000円
合計:296,400円
*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
*上記は、あくまでプロジェクト予算となります。現地より、コロナの影響でマーケット価格が著しく変動している報告も受けております、予算と決算に多少差異が生じる可能性がございます。予めご了承ください。尚、予算より多くの金額の支援を頂いた場合、当団体の地域コミュニティ開発の別事業で使用させていただきます。また、予算より支援が集まらなかった場合は、引き続き当団体のホームページで募金活動を行わせて頂きます。こちらも合わせてご了承ください。
E.リターンについて
a. 1,000円
- サンクスレター
b. 3,000円
- サンクスレター
- 活動報告メール
c. 5,000円 (例: 簡易手洗場1箇所設置可)
- サンクスレター
- 活動報告ビデオ
d. 10,000円 (例: 簡易手洗場2箇所設置可)
- サンクスレター
- 活動報告書
e. 30,000円 (例: 簡易手洗場6箇所設置可)
- サンクスレター
- 活動報告書
- ベロニカバケツ(1個)に団体名または個人名を記載
f. 50,000円 (例:簡易手洗場10箇所設置可)
- サンクスレター
- 活動報告書
- ベロニカバケツ(2個)に名前 & 一言メッセージを記載
g. 100,000円 (例:簡易手洗場20箇所設置可)
- サンクスレター
- 活動報告書
- ベロニカバケツ(3個)に名前 & 一言メッセージを記載
- 1年間ViVID公式サポーターとして公式HPにお名前掲載
4. そもそもガーナって?日本の野口記念医学研究所とは?実はこの医療機関も日本の税金で建設されました!
ガーナは西アフリカに位置し、東にトーゴ、西にコートジボワール、北にブルキナファソと国境を接している国です。首都はアクラです。カカオ豆の生産国として有名ですが、ダイアモンドや金も産出されます。また、原油・ガス生産も行われています。
出典:https://www.google.com/maps/
日本とガーナのの関係で有名な人物といえば、現在の1000円札に描かれている野口英世が有名です。3度もノーベル生理学・医学賞の授賞候補に挙がったほど当時最先端の研究を行なっていた野口も、1928年、現在のガーナの首都アクラで、黄熱病の研究中に自身も罹患し死去してしまった話はあまりにも有名です。
1979年、JICAの無償資金協力により野口記念医学研究所 (野口研) が設立されました。感染症分野の研究に特化した機関ですが、現在ではガーナのみならず西アフリカ地域を代表する医療研究機関として認知されています。現在、ガーナでコロナ感染と疑われた患者のPCR検査の90パーセント以上がこの日本の税金で建設で建てられた医療機関で行われており、ガーナの新型コロナウイルス感染症のに大いに貢献しているのです!アクラ市内コレブ病院内には当時、野口英世が研究を行っていた研究室がありその隣に野口英世記念資料館があります。当団体メンバーのアモアも2017年に野口英世資料館を訪問しています。資料展示室には、実際に使用していた顕微鏡や本人直筆の『忍耐』の文字が展示されています。
5. 国際NGO ViVIDについて
A.メンバー紹介
ViVIDは、現在7名の日本人メンバーで構成されています。メンバーの個性や経験を最大限活かせるように、またメンバーの主体性を重視した運営方針で活動を行なっています。日本、米国、欧州で生活するメンバーで構成されており、普段からテレワークで活動しています!
蔵田克己(代表)
とにかく旅好きで、これまでアフリカでは、西アフリカ、東アフリカ、南部アフリカの計7カ国訪問しました。ロンドン大学SOAS在学中はアフリカ学と国際開発学、スワヒリ語を勉強していました。国際NGO ViVIDでは、メンバーとともに「Inclusion」×「参加型開発」×「パートナーシップ」でより結果を求めた地域コミュニティ開発を行なっていきたいと考えております。
方しおん:(運営事業部長)
様々なバックグラウンドの人と一緒に学び、活動することが好きです。ニューヨークの模擬国連全米大会出場、カンボジアでボランティア、ガーナへの旅行など様々な活動に参加してきました。大学では国際関係メジャー、環境研究マイナーで持続可能は発展について学んでいます。コミュニティ開発の現場に携わりたいと思い、2019年12月よりViVIDに参画しました。
佐藤花菜(総務・国内渉外)
普段は大学の法学部生として学んでいます。現場経験は少なく国際開発学の知識に長けている訳ではありませんが、効きの大きい所にリソースを投下する、効果的かつ効率的な意思決定に基づいた支援という新しいアプローチをViVIDで実現していければと思っています。
アモア万里奈(国際渉外・グローバルパートナーシップ担当)
代表同様、無類の旅好き・語学好きです。ガーナの主要言語の1つであるTwi(チュイ)語も現在奮闘中です。JICA(国際協力機構)で国際協力推進員として地域の関係機関(産/学/民)とJICAを繋ぐ役割を担う一方、自身も思い入れの強いガーナに草の根で貢献したいという想いから、4月にViVID新メンバーとして活動を開始しました。
芦田遥陽(コミュニティ支援担当)
子どもが好きで、旅行も大好きです。大学では都市計画を選考しコミュニティに関心を持つ一方、子どもに関わるボランティア活動を国内外で行う。参加型のコミュニティ開発に関心を持ち、4月からViVID新メンバーとして活動を開始しました!
明石優花(財務担当)
貧困地域の教育の改善に興味を持ち、ViVIDや学生の国際協力グループを通して様々な方面から包括的に取り組み始めています。現在はアメリカに留学中ですが、世界のどこにいてもできる支援から現地でのコミュニケーションまで、時間の合間を縫って行なっていきたいと思います!
椎葉万智(開発調査分析担当)
多様な人々との環境で生活、活動することが好きです。現在は大学で国際課題、特に公衆衛生を多角的な視点から学んでいます。コミュニティ開発には以前から興味があり、4月よりViVID新メンバーとして活動を開始しました。
B. 当団体の5つの哲学
突然ですが、当団体のロゴを見てください。なぜ青・黄・赤・緑・オレンジの5色を使っているかお分かりでしょうか?実は、当団体が大切にしている哲学がこの5色には込められています!
透明性:当団体は常に透明性を高めながら活動を行います。当団体が考える透明性を高めるためには...
a. 寄付金や援助金が、途上国政府やコミュニティの権力者の汚職・賄賂などに貢献することなく、適切な事業の中で適切なタイミングでオープンに使用されて、最終的に問題を抱えるターゲットのコミュニティや地域住民に届き、効果を上げているかどうか随時公表していきます。
b. 当団体内における意思決定、事業目的・内容を見やすく、分かりやすく公表していきます。
c. 第三者が検証可能な形で記録を残しながら、情報を随時公開しながら活動をしていきます。
以上3点、透明性を高めながら活動することで、地域住民やステークホルダーに当団体の活動を理解してもらい、より効率的で効果的な開発事業が行えると信じています。
独立・公平性:当団体はいかなる宗教・政治団体と関連性の無い独立した非営利組織です。いかなる意思決定も外からの圧力に屈することなく、当団体のビジョンと基本理念に沿って運営を行なっていきます。また、当団体はいかなる地域住民に対しても、年齢、性別、国籍、人種、社会的・経済的地位、障害の有無、宗教観・政治観に関係なく、平等かつ公平に接します。
地域密着:当団体はいかなる活動を行う際も、地域住民の意見に耳を傾け、コミュニティに敬意をもって接します。また、コミュニティに元来から存在する社会構造・価値観を尊重し、地域住民の目線でコミュニティに合った事業を計画し実行します。当団体は地域住民にどれだけ信頼を置いてもらい、地域住民と共に地域開発を行なっていくことが最も重要なことだと考え、多くの地域住民に愛してもらえる団体になっていきたいと思っています。
持続可能性:当団体は、現在コミュニティが抱える 幅広い様々な課題(飢餓・貧困、水・栄養、教育、衛生、医療・福祉、ジェンダー、農業、環境、エネルギー) を解決し、現在の世代の欲求を満たしコミュニティの豊かさを追求しながらも、将来のコミュニティのために環境を守り、将来の世代の欲求をも満足させられるような持続可能な開発を行っていきます。
説明責任:当団体が考える説明責任とは、会計における財務関連の説明だけでなく、当団体の事業に直接的・間接的に関わる全てのコミュニティメンバー、ステークホルダー、助成金を提供して下さる団体・組織、またViVIDをいつも応援してくださっている皆さんに対して、事業活動予定、内容、結果等の詳細報告を行うことだと考えています。また、行動・選択・決定の基となった考え方も公表し、当団体の活動の趣旨を、当団体と関わる全ての人に理解をしてもらえるように努力します。
C. スローガン Colorful life for All
当団体は、 乳幼児、子供、女性、高齢者、身体・精神障害者、非雇用者等、脆弱な立場にある人々を含む、全てのコミュニティメンバーのQOL (Quality Of Life: 生活の質) の向上を目指し、ViVIDの活動に携わる全ての人々がvividで色鮮やかな生活を送られるように、スローガンとして「Colorful life for All」を掲げることにしました。
D. One Team Projectとは?
One Team Projectでは、ViVID Villageと支援コミュニティにおいて、多様なスキルや経験で社会課題に取り組んでいたステークホルダーを結び付け、地域開発のために「One Team」を作り、社会課題を包摂的、戦略的に解決していきます。
団体活動・詳細については当団体ウェブサイト及びSNSをご確認ください。
- ウェブサイト:国際 NGO ViVID
- Facebook:International NGO ViVID
- Twitter:@ViVIDVillageJPN
- Instagram:@vividvillagejp
6. 最後に
世界保健機関(WHO)は先日(5/7)、「効果的な対策がなされなければこの1年でアフリカにおいて最大44万人が新型コロナウイルスに感染し、最大19万人が新型コロナウイルスによって死亡する可能性がある」と警告しました。
ガーナでは経済的な理由から効果的な感染症対策がなされていないのが現状です。WHOの警告のようにこのままでは新型コロナウイルスはガーナにおいて猛威を振るう可能性が非常に高いということです。新型コロナウイルス対策として最も有効だと言われている「水と石鹸で手を洗うこと」、日本では日常的な行為かもしれません。しかし、このような当たり前のことが当たり前にできる設備が整っていないのが現状です。簡易手洗い場を設置することによってセイチェレコミュニティのコロナウイルス対策を強化し、住民の健康を守っていきます。
困難な時だからこそ日本、ガーナという枠組みにとらわれず共に今を乗り越えていきたいと思っております。セイチェレコミュニティを新型コロナウイルスの脅威から守るため皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
ViVID一同
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング終了と成功のお知らせ
2020/06/16 21:556/14(日)23:59をもちまして、国際NGO ViVIDの「新型コロナウイルス感染症対策支援事業」のクラウドファンディングを終了させて頂きました。当初予定していた目標支援金額を無事上回ることができ、安堵感を抱いております。支援者の皆様方、心より感謝御礼申し上げます。ありがとうございました。皆様の温かいお言葉やお気持ちを現場に伝え、事業をより効果的なものにしていく責務があると再認識致しているところでございます。支援者へのリターンの発送に関して、クラウドファンディングの広告で公表させていただいた日程通り発送予定でございます。もう暫くお待ちください。改めまして、皆様、これまで我々ViVIDの活動を応援してくだり感謝の気持ちで一杯です!我々ViVIDは、これからも地域に密着した草の根の活動を続け、アフリカの地域コミュニティ開発に貢献して参りたいと思います。引き続きご支援のほど宜しくお願い致します!ViVID一同 もっと見る
クラファン終了まであと少し。最後まで我々ViVID頑張ります!
2020/06/14 18:36いよいよクラファン最終日になりました!現在(17:00)までの総額は235,500円、達成率78%です。これまでの皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。本日はViVID側プロジェクトリーダーよりプロジェクトへの想いをお伝えしたいと思います。今回のプロジェクトFight COVID-19 with ViVIDを始めてから早二か月が経ちました。本プロジェクトはコロナウイルス対策としてSekyereの医療環境を整えるための緊急募金から始まりました。メンバーそれぞれが学業や仕事で忙しい中、広報活動、現地との連絡など全力を尽くしてプロジェクトを行えたことは私たちViVIDにとって大変貴重な経験になりました。クラウドファンディングを始めた当初はメンバーにとって初めてのことだったので分からないことも多く、色々と悩んだ時もありました。しかし、皆様の温かいメッセージ、ご支援に励まされ、たくさんの新しいことを学ぶことができました。私自身、現地とのコミュニケーションの取り方、広報の仕方などプロジェクトを行わなければ分からなかったであろうことを実際に学ぶことができ、とても刺激的でした。そして実際に現地で手洗い場の設置やマスクの配布が進められていく様子は感慨深かったです。また、このプロジェクトを通して現地メンバーやご支援いただいた方との交流が増えたことは、今後の事業に役立てていきたいと思っています。クラウドファンディングの終了まで7時間となりましたが、メンバー一丸となって最後まで全力で取り組んでいきます。最後に皆様のご支援を頂けたら幸いです。宜しくお願いします。クラウドファンディングは本日をもって終了いたしますが、コロナウイルスが収束するまで引き続き啓発活動や消耗品の供給等を行っていく予定です。プロジェクトの活動状況はこれからも随時Facebookに投稿していきますので、是非チェックしてみてください! もっと見る
広報企画『おうちでガーナ』ー 皆さん、見逃した投稿ありませんか!?
2020/06/13 20:26団体立ち上げ後間もなかった国際NGO ViVIDはコロナウイルス感染から支援コミュニティの住民を守るため4月からコロナ対策事業を始めました。広報もまだまだ発展途上。今回は、手探りで進めてきた広報活動の内容を振り返ります。まずは、Facebookでコロナ対策事業中、連載企画として行ってきた「おうちでガーナ」について。過去の投稿は以下のようなものでした。読んでいなかったもの、興味があるものがあれば是非読んでみてください!↓↓↓ViVID Facebookページ広報企画「おうちでガーナ」第1回 (5/6): ガーナのコロナ感染症対策と現状について第2回 (5/8): 提携コミュニティSekyere紹介動画第3回 (5/11): ガーナの地方診療所が資金難に陥っている理由第4回 (5/11): 野口英世とガーナの野口記念医学研究所第5回 (5/14):ガーナと日本政府のコロナ対策比較第6回 (5/16):ガーナ渡航時のコロナに纏わるエピソード第7回 (5/18): 代表蔵田が2011年にセイチェレを訪問した際の動画第8回 (5/19):セイチェレの基本情報-人口と産業第9回 (5/22):アフリカ諸国の新型コロナウイルス対策第10回 (5/25): 在アクラ野口博物館・記念庭園第11回 (5/29): ガーナで開発された手洗い場「ベロニカバケツ」の紹介第12回 (6/4): ガーナの環境問題と長坂真護さんの活動第13回 (6/9): 住民にインタビュー!第14回 (6/10):アシャンティー州における新型コロナ感染状況このクラウドファンディングの期間でのFacebook投稿数は42件でした。Facebookでは、詳しくViVIDの活動状況を伝えてきました。ViVIDやガーナ、セイチェレに興味を持ってくれた人が継続して面白い!と思ってもらえるような投稿を心掛けました。一方でもっと気楽にViVIDやガーナに興味をもってもらうきっかけをつくることを目的にTwitterやInstagramでの広報も行っています。これらの広報はクラウドファンディング開始後により多くの人に知って欲しいと始めたのですが、今回の期間、Twitterでは34件、Instagramでは12件を投稿しています。Twitterでは、ガーナのコロナウイルス感染者数の報告を行ったり、Facebook投稿の広報を行っています。また、Instagramではビジュアル重視の投稿で、よりセイチェレのことを知ってもらいたいと思っています。白黒写真で投稿しており、ここには「これからセイチェレの人たちと色付けをしていきたい」という想いを込めています。日本からは遠く離れたガーナについて、日本のニュースで取り上げられることは、ほとんどありません。まだまだ手探り状態ではありますが、1人でも多くの人にViVIDを、ガーナを、セイチェレを知って欲しい、興味を持って欲しい、そんな想いで広報を行っています。 もっと見る
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