ご支援してくださった皆さま&ご支援を検討してくださってる皆さまへ 今日も応援ありがとうございます!クラウドファンディング 終了まであと30日となりました。ひとりでも多くの方に参鍋養鶏場のこと、平飼い養鶏のこと、切山集落のことを知っていただけるようにこの機会を活かして最後までがんばりたいと思いますので、SNSでの拡散等ご協力いただければうれしいです! 今日は卵の話です。卵を割った時に卵黄が2つ入っている、いわゆる双子卵に出会った事はありますか?出会えると得した気分になれる卵ですが、普段は中々見つけられないと思います。 卵黄が2つ入っているので、二黄卵(におうらん)とも呼ばれ、産卵を開始してから間もない若鶏が産む事が多いです。産卵初期の若鶏達は排卵のリズムがまだ不安定で、複数の卵黄が続けて排卵される事があり、これが二黄卵となります。 実はこの二黄卵、養鶏場では簡単に見つける方法があります。 卵の大きさは鶏の年齢によって変わり、若いウチは小さく、年を取るにつれて大きくなっていきます。そして二黄卵はとても大きなサイズの卵であることが多いです。なので「若鶏が産んだとても大きなサイズの卵」があれば、ほとんどが二黄卵です。 毎日必ずというワケではないですが、1日1~2個ぐらいはこの条件の卵を見つけます。 しかし、スーパー等に並ぶ卵はMサイズやLサイズがほとんどで、極端に大きな卵はほとんど出回りません。また、人によっては二黄卵を嫌がる方もいる為、機械で卵を選別している所ではパック詰めされないように除外され、お菓子やマヨネーズなどの加工品用にされています。 もちろん二黄卵は病気などではなく、鶏達には普通の生理現象なので、食べても問題はありません。 こういった理由から中々出会う事がないのですが、今回は実際に二黄卵を探してみました。写真の3つの卵は全て若鶏達のものですが、サイズが全然違う事がわかると思います。 それぞれSサイズ、Mサイズ、LLサイズ相当になります。ちなみに、卵のサイズは大きさではなく重さで分類されるものなのですが、今回はわかりやすく大きさのみで話をしています。 LLサイズの卵を割ってみると、予想通り二黄卵でした! 濃厚卵白がちゃんと2つの黄身を守っているのに驚きました。 味はもちろん美味しかったです!そしてやっぱり得した気分になりました。 こういった嬉しい出会いがあるのも、養鶏の楽しさの一つだと思います。(阿部)
平飼い の付いた活動報告
ご支援してくださったみなさまへ クラウドファンディングがスタートして5日目。たくさんの応援ありがとうございます!全国の「いなか」のみなさんやいつも卵を購入してくださっている方もご支援いただき本当に心強いです。 前回に引き続き、鶏舎内の設備のご紹介をします。 今日は、鶏達が卵を産む場所、巣箱についてお話しします。 鶏にはより安全な場所で産卵しようとする本能があります。野生の鳥が、木の上に小枝を集めて作った巣を想像してもらえればわかりやすいと思いますが、具体的には、外敵に襲われにくい高い場所、狭くてうす暗い場所、卵が割れにくい場所といった場所を好みます。 こうした条件を満たした場所を作り、鶏達に安心して産卵してもらおうと設置しているのが巣箱です。産卵箱と呼んだりもしますが、各養鶏場で特色があり、形が違ったり機能が違ったりと面白いです。 参鍋養鶏場では写真の通り、家のような形をした巣箱を手作りして設置しています。 斜めの屋根の部分は開閉でき、普段は閉めて鶏達が産卵しやすい狭くて薄暗い環境を作り、卵を採る際には開いて私たちが作業しやすくなる構造になっています。 巣箱の中にはもみ殻を敷き詰めてあり、卵が割れたり汚れがついたりしないように工夫しています。 産卵が終わると巣箱の外に出る鶏も多いですが、産卵後も中に留まる鶏や、ただ単に安全な場所で休みたい鶏も中に入っているので、開けた際、多い時には7~8羽もの鶏がお出迎えしてくれる事もあります。 そんな時は鶏達を避けたり移動させたりしながら卵を回収しなければならないので大変ですが、採れたての綺麗な卵が箱いっぱいに並ぶのを見るのは気持ちが良いです。 写真の巣箱は今年に入って、一から作り直したものなのでまだ新品同様ですが、老朽化したものを何度も何度も修理して30年以上使い続けている巣箱もあります。 こうした設備を新しいものへと変えていくのも今後の課題なので、一つ一つ解決してこれからも頑張っていこうと思います。(阿部)