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コロナ負けずに 新潟の伝統農産物を守るプロジェクトを継続したい

江戸時代から続く新潟の梅 「藤五郎梅」を使用した新しい農産物加工品の取り組みを継続したい。

現在の支援総額

745,700

93%

目標金額は800,000円

支援者数

108

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/06/15に募集を開始し、 108人の支援により 745,700円の資金を集め、 2020/07/19に募集を終了しました

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コロナ負けずに 新潟の伝統農産物を守るプロジェクトを継続したい

現在の支援総額

745,700

93%達成

終了

目標金額800,000

支援者数108

このプロジェクトは、2020/06/15に募集を開始し、 108人の支援により 745,700円の資金を集め、 2020/07/19に募集を終了しました

江戸時代から続く新潟の梅 「藤五郎梅」を使用した新しい農産物加工品の取り組みを継続したい。

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はじめに

峰村醸造 代表の葉葺(はぶき)と申します。
この度はページをご覧になっていただきありがとうございます。
峰村醸造は明治38年に創業した味噌蔵です。
新潟駅から一番近い醸造蔵で、徒歩15分ほどのところにあります。
創業115年を迎える当蔵ですが、現在当主を継がせて頂いたいる私は創業家ではございません。

私は新潟出身ですがもともとは銀座のおむすび屋です。今から21年前に企業内起業でおむすび屋を立ち上げるべく新潟から東京へでて創業しました。おむすび屋は現在、銀座、築地、新宿(別業態)、恵比寿、横浜にお店を構えています。おむすび屋の具材選定で発酵食を学び、そのとき糀を知りました。
今から12年も前の話になります。
日本の発酵食の多くに使われながら、その存在を知られていなかった糀。
日本の素晴らしい素材に光を与えていきたいと糀甘酒の専門店 古町糀製造所を立ち上げました。
伝統をモダンデザインで表現したことで、当時は売れない商品といわれた甘酒を
広く世に打ち出し、醸造業界をはじめ糀ブームの一翼を担うお店となりました。


伝統を今のかたちにする取り組みがきっかけとなり新潟市の酒蔵 今代司酒造を引き継ぐこととなりました。古町糀製造所で培ったデザイン手法や商品企画で、世界各国でデザイン賞を受賞した清酒「KOI錦鯉」をはじめ商品や直売店を整えるなど、今代司酒造が飛躍する土台を作ってきました。


そんな酒蔵の取り組みを見ていた味噌蔵 峰村醸造の創業家よりお声がけいただき後継者不在のため事業承継をさせていただくことになりました。新潟の方ならご存知かと思いますが、酒蔵 今代司酒造と味噌蔵 峰村醸造は道を挟んだ斜向かいにある距離感にあり、酒と味噌、発酵でこの地を盛り上げていくこととなります。

日本酒と同様、味噌も食生活やライフスタイルの変化からずいぶん前から消費量を落としていました。そこにきて人口減少です。味噌をつくるだけではやっていけない。歴史の古い会社ですから問題が山積みで、試行錯誤、あの手この手で挑戦していくこととしました。酒蔵同様に味噌蔵でも工場に直売店を併設し、産業観光に取り組み始めました。事業を引き受ける際に、道路拡張で壊されるはずであった土蔵を曳家で動かし売店として活用することとしました。

土蔵を曳家

土蔵は売店として生まれ変わる


また、味噌仕込み体験、大豆を育てるところから始める味噌作りなどの食育の取り組み、今では、味噌盛り放題が名物になった2日間で2万人のご来場者がある、発酵・大醸し祭りなど様々な取り組みを行い、発酵の街と言われるこの地に賑わいをつくりだすことができました。これらの取り組みから、経済産業省 地域未来牽引企業にも認定していただきました(酒蔵の今代司酒造も同時認定でした)。

味噌盛りに並ぶ長蛇の列

味噌になる大豆を、お客様と一緒に栽培



商品が作られた背景

このような新しい取り組みの一貫として、醸造業の食品加工の技術を活かし、地元に貢献しようと新潟市の藤五郎梅の商品化に着手しました。

藤五郎梅:新潟市提供

新潟の梅、といわれてもピンとこないかたも多いと思います。藤五郎梅は、江戸時代から続く新潟の梅で、生産量は全国のなかでもごくわずかです。梅干しや、梅酒といった分野での加工が主だったのもので、他への広がりがないように私たちは感じました。その理由は、加工できる状態の原料が少ないことにあります。梅の搾汁をできる会社が新潟になかったためです。藤五郎梅を使用した様々な商品ができてきこそ文化が作られていくと考え、私たちは、梅の本場 和歌山県にある搾汁設備がある会社にお願いし梅果汁をつくることができました。そのことで、商品開発の分野が広まり、まずは梅あまざけ、梅サイダーへの飲料への用途を増やすことができました。小さな取り組みですがNIIGATAビジネスアイデアコンテストに入賞もいたしました。このような取り組みと梅果汁の原料化が実現したことで、藤五郎梅の梅果汁がJR東日本リテールネット様の企画に採用され、大手酒造メーカー製造のもと「焼酎職人」として商品化。東日本全域の駅売店で広く販売されました。生産者はもちろん、この梅のPRに努めた皆さん、地元の方々にも大変喜んでいただくことになりました。


コロナの影響で原料の廃棄の危機および農産物の収穫と買取困難

しかし、取り組み2年目で、新型コロナウィルスで社会の状況は一変しました。観光的な要素のあった直売店をはじめ、お取引先様も取引数量が激減。自力で販売するにしても、大掛かりなイベントを開催することも難しい状況となりました。今年使用分の原料の廃棄、そして次年度の梅の収穫の買取が危ぶまれてきました。梅は収穫後冷凍保管し、晩秋に搾汁し翌年に使用します。つまり、今年収穫しないと、来年の原料がなくなってしまうのです。収穫が間近にせまり、ある程度の廃棄も覚悟していますが、様々な関係者と取り組んできたことを簡単にやめてしまうのは心苦しい。損害を極力少なく抑えるため他用途での開発をすすめてはおりますが、そもそも当店や新潟の藤五郎梅関連商品を知らないかたも多くいらっしゃいるだとうと、知人の薦めもありクラウドファンディングを立ち上げた次第です。


リターンのご紹介 

この度ご支援をいただきたい藤五郎梅を使った各種商品やその他のリターンにご用意させていただきました。

■梅あまざけ 500ml
発売依頼ご好評をいただいています峰村醸造の糀の甘酒に、藤五郎梅果汁を加えています。
飲む点滴と呼ばれる甘酒ですが、まだまだ甘酒そのものが苦手なお客様も少なからずいらっしゃいます。
藤五郎梅果汁の酸味が加わり、いっそう飲みやすくなっています。食が細くなる夏こそぜひお飲みいただきたいものです。

■梅サイダー 250ml
梅あまざけ同様、ほどよい梅の酸味が心地よい味に仕上がっております。
私どもが予想していた以上にご好評をいただき、地域性を表現できる商品となりました。

■梅味噌かつお 120g
これは収穫した梅を峰村醸造で氷砂糖と漬け込み梅シロップとしたものを、味噌とかつおで味付けしました。梅とかつおの相性がとてもよい、ご飯のお供の一品です。

■藤五郎梅果汁 一斗缶
藤五郎梅果汁100%です。和歌山県の専門業者に搾汁していただき、昨年は大手酒造メーカーも採用していただきましたので、食品衛生の規格も問題ございません。農産物のため毎年価格の変動が若干がございます。次年度に向けての商品開発にご活用ください。

■新しい生活様式 味噌盛り
春と秋に開催される蔵祭り「発酵・大醸し祭り」で人気の「30秒 味噌盛り放題」の特別参加券です。
コロナで祭りが中止となっておりましたが、次はいつ行うのかと多くのお客様の声をいただいております。二日間で6000名の方が行列し参加されるものでしたが、今回は30分間隔で10名づつの参加とし、手洗いとアルコール消毒、手袋・マスク・ヘアキャップ着用など徹底した衛生面のもと、1トンの味噌桶を20kgの容器に変更し、参加者のソーシャルディスタンスを保ちながら複数配置します。新しい生活様式を随所に取り入れて実施します。味噌盛りの体験者には、少し窮屈に感じるかもしれませんが、ご支援いただける皆様、スタッフの安全と安心を確保しご用意させていただきます。

■ためになるかはわかりませんが店主の取り組みのお話 6時間 + 味噌盛りファストパス付
銀座のおむすび屋から伝統食材の糀の事業化、酒蔵、味噌蔵の事業承継など店主の取り組みは著名な経済報道番組でも取り上げられました。ヒット商品清酒「錦鯉」をはじめ「感性価値」「情報デザイン」を取り入れた商品開発や事業の組み立て、メーカー直販の仕組みづくりなど、全国の行政、金融機関、業界団体など多数の講演実績がございます。セミナー活用だけでなく、親しい会社数社でお声がけいただいても結構です。自社の商品開発のヒント、仕組みづくり、ブランディングなどを構築する際にもお役立てください。内容によっては後日フォローもさせていただきます。国内限定で、交通費・宿泊費込のご負担は必要ございません。
+ 発酵・大醸し祭り味噌盛りファストパス付
最長で2時間待ちの行列になる発酵・大醸し祭りで人気の味噌盛り放題。祭りが実施された際には行列に並ぶことなく、味噌盛り最前列に誘導させていただきます。


プロジェクトで実現したいこと

1.今季の原料の廃棄を極力減らし、次年度へ続く取り組みを行いたい

2.新しいメイド・イン新潟を広める企画に賛同し、一緒に商品開発する食品メーカーの仲間を集いたい 

3.藤五郎梅プロジェクトを継続し、新しいメイド・イン新潟をつくっていきたい


資金の使い道・スケジュール

本年度の藤五郎梅の仕入れ、梅果汁の加工代に使用いたします。


最後に

本来なら自助努力で皆様に喜んでいただけるような商品を開発し、このような状況を突破していかなくてはならないのは重々承知しておりますが、多少なりとも原料の廃棄を食い止め、農産物の収穫でまったなしの状況ですが次年度へ続く取り組みにしていきたいと思っています。大変心苦しいのですが、みなさまにご支援をお願いできればと思っております。

またご支援いただけない場合も、事業活動そのもので社会の再生、伝統や地域の魅力を掘り起こし、発信する私どもの取り組みを知っていただければと思います。


株式会社峰村商店(峰村醸造) 
代表 葉葺正幸




最新の活動報告

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  • この度は大変ありがとうございます。味噌盛り放題での複数口の支援についてのお問い合わせがきておりましてその方法についてご説明させていただきます。まず、キャンプファイアのシステムの設定上、上限設定しているコースの場合、複数口の支援ができなません。代替案を教えていただきました。味噌盛りコースで、支援のお支払いをすすめていきますと「上乗せ支援」というものがでてきます。こちらで、追加人数分 例えば1名追加でしたら、2000円と追加支援にいれていただきますと、合計4000円になります。そうしますと、最終的にこちらのほうで把握できますので、2名様分ご用意できます。少しお手間をかけさせてしまいますが、上記の方法で複数人数分の申し込みとさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 もっと見る

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