2020/06/10 22:26

【ペペロッソオリジナル焙煎のコーヒー豆とイタリア感を前面に出した2種類のコーヒー豆の飲み比べセット】

イタリアではカプチーノは朝に飲むものと言われています。だいたい11時くらいまではカプチーノのテンションですね。

クリームたっぷりの甘いパンと一緒にバールにて立ちながら店主とおしゃべりしながら飲んでいる姿が一般的。

中にはエスプレッソを一杯クッと飲んで足早に仕事に向かう人。

新聞と、タバコを楽しみながらカプチーノを飲む人。

イタリアの朝は、コーヒーと共に始まると言っても過言ではございません。

イタリアに行った時の朝の楽しみとして、イタリア各地のバール巡りはかかせません。

地方によってその土地の合わせる食べ物が違ったり、立ち飲みなのか、着席なのかが違ったりします。イタリアのコーヒー文化と言っても南北に長いイタリアは様々なコーヒー文化を持っています。

その中から私がイタリア全土のバールを巡った中で『北』、『中央』『南』の3つのエリアに私の感じた分け方で絞った飲み比べセットをご用意させていただきました。

①Avanti Negro

ブラジル、グァテマラ、コロンビア (ロブスタ)

(ナポリの真っ黒な深煎りをイメージしたブレンド。しっかりとした苦味とコク、ロブスタ種独特のクセも感じます。ペペロッソオリジナル商品です。)

②Avanti Antonio

ブラジル、グァテマラ、エチオピア

『ミラノ』を始めとする北イタリアのエスプレッソをイメージしたブレンド。

IIACが定義する焙煎方法に沿って焙煎しています。

浅煎りで、酸味と甘味のバランスが取れていて、ナッツ感とフルーツ感が程よく感じます。

ミラノのコーヒー文化には、必ずと言っていいほどお菓子を一緒に楽しむ事が多いです。

美味しいお菓子と共にミラネーゼになりきって飲んでいただきたいコーヒーです。

ちなみにミラノでは、コーヒーの値段は立ち飲みだと安くなり、着席に座ると少し高くなります。

ミラノはコーヒーにアレンジをしたオリジナルのアレンジコーヒーを出すお店を多く見かけます。

かつてミラノで人気であった『カフェ・マロッキーノ』のようにグラスにエスプレッソ、チョコレートソース、フォームドミルク、生クリーム、カカオパウダーを乗せたりして自分だけのオリジナルの一杯を作るためのコーヒーのベースとしてもオススメです。

この『カフェ・マロッキーノ』はお店によって使われる食材が違うのも楽しみの一つ。

自身の想像力と向き合ってみてはいかがでしょうか?

ミラノには、かつてはコーヒー豆の焙煎所が100カ所以上あったそうです。

オリジナルの個性豊かに焙煎を楽しめる街として有名でした。

しかし、今やミラノでの焙煎所は減少の傾向に。ミラノの自家焙煎バールの文化の味を日本にて繋ぎます。

③Soleil

ブラジル、グァテマラ、コロンビア

レストランのコース料理の〆をイメージしたブレンド。

マイルドビターでチョコレート感があり、飲みやすいコーヒー豆。

2019年度IIAC主催のテイスティング競技会金賞受賞作品です。

『フィレンツェ』の新たなコーヒー文化の予感としてのエスプレッソだけではないサードウェーブコーヒーの流れ。

コーヒーといえばエスプレッソがメインのイタリアコーヒー文化ですが、まだまだ少ないですが、新たな流れでハンドドリップのコーヒーというものを感じます。

フィレンツェでは少しずつではありますが、シングルオリジンと呼ばれる単一品種を出す流れもできています。

『一杯のコーヒーをじっくりと楽しむ』

というコーヒーのスタイルを感じさせるフィレンツェの新たなコーヒー文化の芽を育みたい。

コーヒーの文化の流れは19世紀後半から、1960年代までのファーストウェーブから始まり、大量生産・大量消費のコーヒーの時代がありました。

物流の発展によりコーヒーの値段が安くなり皆の手が届きやすい飲み物になりました。

第2の波:セカンドウェーブ

続いて、第2の波「セカンドウェーブ」。

1060年代、シアトル系コーヒーチェーンなどの台頭により広がった、深煎り高品質の豆を使ったコーヒーの時代。

カフェオレやアレンジコーヒーがポピュラーになり、ロゴ付きの紙コップを片手に颯爽と歩くのがクールだというファッションアイコンが登場したのもこの時代の象徴です。

そして、サードウェーブが到来

今注目の第3の波「サードウェーブ」。

新しいビジネスとカルチャーがひとつになって確立している時代。

コーヒーの生産地への配慮や価値などが注目されるようになり、コーヒーがカップに運ばれるまでのトレーサビリティ、豆の素材や淹れ方など、各々の工程にこだわるスペシャルティコーヒーが注目されています。

そして世界中でハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるスタイルがトレンドに。

・ブレンドは個性を補い高めあうのが基本

・ブラジル、コロンビアは南米のコーヒーで甘味と酸味のバランスがとれた味わい。その中でも酸味のほしい場合はコロンビアを

・グアテマラは中米。中米は総じて、世界のコーヒーの産地の中では標高が高く、酸味や風味のよい地域が多い。キレや、スッキリ感。エレガントな味わいや、柑橘系のような酸味が特徴の一つ。酸味を伴うフルーティーさを味わえるエリア。

・エチオピアはアフリカを代表する二大産地のうちの一つ

【ブラジル】

日本で最もなじみの深い生産国

生産量世界一

まさにコーヒーの国

ブレンドの基本として最もポピュラーな豆の一つ

甘味、酸味、苦味のバランスがよい

全体的に個性は弱め

【コロンビア】

エレガントな酸味と甘味のバランスがよい

スペシャリティコーヒーの取り組みが盛ん

豊かな気候による多様な味わいが魅力

【グアテマラ】

国土が日本の三分の一

香り豊で、ブレンドのベース豆にも最適

【エチオピア】

アラビカ種発祥の地

ベリー系のフルーティーな甘味と香りが特徴的

苦味は優しい

世界初のブレンドモカジャバにも使用されている

『コーヒーが生まれた地』

花のような美しい香りと、フルーティーさがある

ボディは軽やか

酸味も定評あり

芳醇で濃厚な香り