決死の思いで臨んできたこのクラウドファンディングも、残り4日となりました。
実は昨日、残り5日の時点ではまだ目標金額の半分にも満たなくて、あと数日で達成するのは絶望的としか思えない状況でした。
なんとそれが、旧知の生徒様からの多額のご支援をはじめ、皆様からあたたかいご支援が集まり、たったの1日で13万1000円もの支援金を積み上げることができました。
赤字開催を覚悟したところに、救いの手でした。
このクラウドファンディングはAll in方式を採用しているため、元々目標金額に満たなくてもコンサートは開催する覚悟でした。
(All or Nothing方式で実施すると、目標金額に到達しなければ支援金を返金し、プロジェクト自体の実施が白紙になります。)
目標金額の半分、30万円でも赤字開催するつもりで、私たちとしてはそれでもこのプロジェクトは大成功だと思っていました。
なぜならこのクラウドファンディングの目的は「まず、この業界の窮地を知ってもらうこと」だからです。
中日新聞に大きく取り上げていただくという奇跡に恵まれたことで、私たちだけの力では到底及ばないほど広く、沢山の方にこのプロジェクトを知っていただくことができました。
その時点で私たちの目標は既に達成し、大成功していたのです。
また、お金よりも大切なことを、皆様から沢山沢山 いただいていました。
心のこもった応援や激励、皆様からのあたたかいお気持ちは、何にも代えがたい、価値のつけられないものです。
旧知の方々からの久々の嬉しいご連絡、全くはじめましての方からのご支援、ファンの皆様が自分ごとのように一喜一憂してくださるお気持ち。
全て形のないものですが、音楽という目に見えないものを扱う私たちにはお金よりも嬉しく尊いものです。
クラウドファンディングを通して感じた皆様との‘‘思いやり‘‘の触れ合いは、お金とサービスのやり取りとは一線を画していました。
クラウドファンディングは、私たちにとっては単なる資金集めではありませんでしたし、結果やはり、そうはなりませんでした。
だからこそ昨日まで、支援額という数字には遠く到達できていませんでしたが、本当にやってよかったと全く後悔していませんでした。
それがここにきて驚くことに、唯一諦めかけていた目標金額までもが到達成功に近づいてきました。
人々の‘‘想い‘‘が集まるとこんな奇跡が起こるのかと、ただただ感動しています。
このプロジェクトをここまで投げ出さずにやってこれたのは、今日までにいただいた皆様からのご支援が私たちを支えてくださったからです。
心から感謝申し上げます。
期限一杯、頑張らねばという思いです。
これから皆様に、感謝をお返ししていきます。