こんにちは。
本日は、私たちが4月より開始したオンラインでの学習支援の様子を紹介させていただきます。
新型コロナの影響により、居場所拠点(子どもたちに安心安全空間を提供する”学童”のような支援拠点)もオンラインでの支援が続いております。
「どうしたら子どもたちにオンラインでも楽しんでもらえるか」「タブレットを通してみんなで遊ぶことが出来るか」など、日々試行錯誤をしながら職員たちは子どもたちとの時間を過ごしております。
今日は「オンライン(タブレット)での遊び」、そしてLearning for All (以下、LFA)のオンライン支援を通して保護者の方からいただいたメッセージをご紹介します。
トップ画像は、居場所拠点のオンライン支援での一コマです。タブレットのカメラ機能を使い、お気に入りの人形やぬいぐるみ撮り、その写真に写っている場面や人形のセリフを考えるなど、物語をぎゅっと詰め込んだオリジナリティ溢れる1枚です。
そして撮った写真を画面共有機能で他の参加者にも見せ、「この子(写真に写っている人形)、なんて言っているでしょうか?」とみんなで人形の言葉を想像するゲームもしました。
写真はスタッフが撮って共有した写真と、子どもの回答です。
居場所拠点のムードメーカー、小学校3年生のカナちゃん(仮名)は、少し不安定な場所に置いてある人形の写真を見て、飴のCMで有名な「なめたらあかん〜」という台詞を真似て、「落ちたらいかん〜」と歌いながら回答してくれました。(画像2枚目の右上がカナちゃんの回答)
発想豊かな子どもの回答に、参加者みんな大笑い。カナちゃんのギャグセンスがきらりと輝く、午後の一コマでした。
カナちゃんは、小学校では集中力が続かず、よく注意をされたり、大家族の家庭内ではそのギャグセンスのために「うるさい」と言われたりすることも多いようです。そんな中、オンラインで繋がれたことで、彼女の強みがより発揮される場ができたこと、家庭での生活にも余裕が生まれ、休校中の自宅での生活も楽しめているようです。
ご家族からも、「カナはとても楽しんでいます。そして勉強もわかり易く教えて下さり、父母大変喜んでいます。皆さんの言う事は聞いてくれるので^^またよろしくお願い致します。」と温かいコメントをいただきました。
LFAでは「オンライン支援だからこそ、今の私たちに出来ること」を日々考えながら活動しております。今回紹介したような取り組みの他にも、オンラインでみんな自宅にいながら同じお菓子を作ったり、必要に応じて子どもとスタッフが1対1で話す機会を設けたりもしております。
このような活動を進めていく中で、保護者の方々からも温かいコメントをいただけるのは本当に嬉しいことです。
引き続き子どもたちのことを一番に考え、この状況でも彼らが安心して毎日を送れるよう職員一同引き続き力を尽くして支援に取り組んでまいります。