みなさん、こんにちは。Living in Peaceにて広報を担当している大沼楽と申します。
かねてご報告させていただいている通り、Living in Peaceは現在、日本国内に暮らす難民の方々を支援するためにクラウドファンディングを実施しております。
今回は、残り僅かな日数となった本クラウドファンディングへの支援をお願いしたく、この文章を書いています。
とはいえ、おそらく「難民支援」と聞いても、どこか遠い他人の話のように感じ、「自分とは関係ない」と考える方が多いのではないでしょうか?
実際に僕自身も、友人や知人に難民の方がいるわけでもなく、いわゆる「難民問題」に対して強い当事者意識を持っているわけではありません。
では一方で、多くの難民の方が暮らす、この「日本社会」についてはどうでしょうか?
現在、日本に逃れてきた難民の方々は、日本社会のあらゆる部分で困難を強いられています。
言葉が通じない、仕事がない、必要な保障を受けることができない、など。しかしこうした困難は、彼ら、彼女ら自身に非があり生じているわけではありません。
実際のところ、日本の「社会の仕組み」がそうなっているが故に生じている困難が大半です(海外には、こうした困難を生じさせないために様々な制度を設けている国が少なくありません)。
そして、そうした困難が生まれる社会を作っているのは、他ならぬ私たち日本人です。
自分は、どんな社会で暮らしていきたいか。どんな社会を作っていきたいか。
そう考えた時、「難民問題」は「私たちの問題」になります。
僕は「弱い立場にある人が、更に追い詰められてしまう社会」よりも、「弱い立場にある人であっても、必要なサポートのもとで安心して暮らせる社会」で暮らしていきたいと感じていますし、そうした社会を作っていきたいと考えています。
みなさんは、いかがでしょうか。どんな社会を作っていきたいですか?
もちろん、今回のクラウドファンディングだけで社会を変えることはできません。
クラウドファンディングはあくまで、理想の社会への「小さな一歩」にすぎないでしょう。
しかし「社会」が人々が集まることによって成り立っているものである以上、多くの人数が集まれば、わたしたちの「小さな一歩」も、社会にとっての「大きな一歩」に変わっていく可能性を秘めています。
もしみなさんに、この「大きな一歩」を作るための仲間に加わっていただければ、それ以上に嬉しいことはありません。
みなさまからのあたたかなご支援を、心よりお待ち申し上げております。
明日は、難民プロジェクトのメンバーで弁護士のT.Tにバトンをつなぎます!
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メディア掲載:2020.08.07
日本語情報バンクに、難民プロジェクトのクラウドファンディングが取り上げられました!
https://japanese-bank.com/crowdfunding-lip/
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