こんにちは、LIPの有澤孝治です。
私はシエラレオネという西アフリカの国の国連機関に勤務しており、本業では移民問題に取り組んでいます。
難民問題に直接関わりを持ったのは、南スーダンで仕事をしていた時で、一緒に働いたスタッフも難民キャンプで育った人だったりと難民問題が身近な環境で勤務しました。
その後日本に戻ってきて、日本の難民認定率を知った時には、あのアフリカの諸国があれだけの難民を受け入れているのに、これだけ豊かな日本が受け入れられないのは何故なのかと愕然としました。
私は、一人でも多くの日本にいる難民の人達に「日本に来てよかった」と思われる国にしたいと考えながら、難民プロジェクトを立ち上げました。 皆様のご支援よろしくお願いします。
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<「何もしない自分」にはならない>
こんにちは、難民プロジェクトのA.Iです。
私は学生時代、夏休みにヨルダンに短期留学し、ボランティアで難民キャンプ/都市難民の支援をしていました。ヨルダンでは、シリアから逃れた難民のほとんどが現地コミュニティと触れ合う機会がなく「居場所」がない日々を過ごしていました。 当時学生だった私には些細なことしかできず、虚しさを痛感しました。日本に帰国後はなかなか難民に関係した活動ができず、世界には悲しんでいる人がいると知っているのに何もしない自分に腹が立った時もありました。
(写真はヨルダンの都市難民の住居です。コミュニティから疎外された場所で生活しています)
でも、この日本語事業に関わってからは、あの頃の虚しさや無力感はありません。LIPのチームメンバー、協力してくださる他団体のおかげで、私は悲しんでいる人のために力になれるのです。
ヨルダンと違い言語の問題がある日本では、さらに「居場所」の問題は顕著になると思います。 パイロット事業で支援している難民の方々は、困難な状況下でも前向きに日本語の勉強を続けています。支援者選定のスクリーニングを行った時、様々なバックグラウンドを聞きました。不安もある中で日本を好きになり、日本で生きていく決意をした方々を心より応援したいと思いました。
メンバーの朴日豪にバトンをつなぎます!