2020/11/25 22:39

前回の続きをもう少し。
今回は、大仏が映し出されている面(上の写真のような面)の反対側について書きます。

メス型の大仏を製造する上で、大仏が映し出されている裏側は何もしなければ平らな壁のような見た目になります。それでは何とも味気ないので、令和の大仏の裏側は共生の営みを描いていこうと思っています。
メインビジュアルでは、小山のような絵が描かれています。↓
簡単に言えば、裏側に動植物や昆虫が住み良い環境を構築していきます。木材等を加工して、鳥などの巣箱を設置したり、所々に穴を開け小動物が住みやすい場所を作ったり、土を据えて草花が育つ場所を作ったり、この大仏の体の表面に多くの生物の営みを作り出せたらなぁと考えています。

令和の大仏は新しい生き方を見つめる大仏でもあります。
この大仏の周囲で行われている営みを眺めながら、色々なものと共に生きる意味を見つけ出せたらなぁと思っています。

前田真治