2015/11/23 16:13

ある日、青年農業者団体の研修にお誘いいただき同行させていただくことになりました。そこで出会ったのがタオルを巻いたメガネの男性、宮城県蔵王町で蔵王連峰を背負い広大な土地で農業を営む関口さん。彼の農場での取り組みはこれまでみた農業のどれよりも創意工夫がなされていると感じました。

なかでも、国内ではほとんど生産されていないハーブの類やスパイスを出荷可能までに育て上げる技術は群を抜いている印象です。また主観ですが親分気質な関口さん。見た目通り?の豪快な漢です。仲間農家からの信頼も厚く県全域での活動も行っています。

そんな関口さんが作っていたハーブの「レモングラス」*写真は束ね、乾かしている様子。実際に栽培という形で作っているのを初めて見ました。香りもいいのはさることがら何よりデカい(笑)私と同じくらいの丈のレモングラスがもっさりでした(^-^;これをハーブティにしておいしいと聞き、私はすぐさま長期保存も可能な乾燥加工ができないかと思い立ちました。以来、このレモングラスはブレンドを作る際のベースハーブとなっています。

宮城県南の蔵王町のレモングラスを宮城県北の大崎市の温泉熱で加工。素材も加工もエネルギーも宮城県内でできてしまうことになんか変な気持ちよさを覚えてしまいました(笑)また関口さんの人柄にも引き寄せられます。常にばかばかしくとも面白いことに首を突っ込み本気で考えるその精神は本当に農業界のパイオニアなのだと思います。彼の農業はビジネスとしても先鋭的で今後の挙動も要チェックです。この先、プロジェクト内外で関口さんとのタッグは私の心強い後ろ盾でもあり、何かをともに企むときのワクワク感はモノづくりの醍醐味、0から1を生み出すイノベーション感を感じてなりません。

*写真左はウラバタケCaféでキッチンを担当する私の弟です。(笑)