学校法人昌平黌 東日本国際大学柔道部助監督の佐藤と申します。
この度、多くの高校柔道家をいわき市に集め新年より熱い戦いを繰り広げたいという思いからクラウドファンディングを立ち上げさせていただきました。
本学柔道は、ご案内にもありますように強さだけを求める集団ではなく【人間力の育成】にも力を注いでいます。
”強い”だけでは、社会に出た際、絶対に成長できません。
弱くてもコツコツ地道に努力し目標を達成した喜びを知っている学生ほど社会に出たとき、大きく成長できます。
本学のある福島県いわき市は今回の台風19号で多くの被害を受けました。
長期間における断水、家屋の浸水、高齢者施設や保育施設の機能が停止し、街中が混乱している中、本学の柔道部員は被害の翌日から現在まで目の前にある現実を受け止め必死に復興作業に取り組んできました。
台風の翌週には、東北代表として全日本学生も控えていましたが、勝つことだけが全てではないと理解し、復興活動を優先にしてきました。
日頃、鍛えている精神力・体力は並大抵のものではありません。
大型冷蔵庫を一人で運ぶ学生、浸水して重みが増している畳を軽々運び出す学生、被災者に寄り添い話をしながら心を落ち着かせている学生……
この災害に本学柔道部員が一肌も二肌も脱がなければ、大学という教育の場所で『柔の道』を究めている意味がないと私は考えています。
一人でも多くの方の心からの笑顔を見れるよう引き続き活動します。
クラウドファンでイングの目的は世界、全国規模の大会を盛大に開催したい。
いわき市から柔道の力で世界へ向けて復興創生をPRしたい。
数日間という期間で、数千人がいわき市に来ることで、街の活性化を図りたい…
いろいろな思いがあります。
趣旨とは異なるかもしれませんが、当然多くの高校柔道家が参加すれば大会の運営も大変になります。
大会運営、宿泊先の手配、高校生のお世話、練習…この過密な内容を学生たちが自ら考え行動することでさらに『人間力』の成長へと繋がります。
人間力を身に着けた学生たちを、社会に送り出し、たくさんの方の役に立ってもらいたい。
困っている人がいれば、躊躇なく助けてもらいたい。
このクラウドファンディングを通じた経験を末永く活かしていきたいと思っています。
引き続き変わらぬご指導ご支援の程お願いいたします。