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【学校を元気に!】 Edcamp都留で山梨の教育に新しい風を!!!

未来の教育に関心を持つ多様な人びとが出会い、語り合い、学び合う場として、「edcamp都留(つる)」を開催します。また、最先端の教育実践に取り組む教員を山梨に招き、地域の教育関係者や教職志望の若者が新しい教育の可能性を学ぶ場を創ります。

現在の支援総額

345,000

114%

目標金額は300,000円

支援者数

40

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/11/11に募集を開始し、 40人の支援により 345,000円の資金を集め、 2016/12/17に募集を終了しました

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【学校を元気に!】 Edcamp都留で山梨の教育に新しい風を!!!

現在の支援総額

345,000

114%達成

終了

目標金額300,000

支援者数40

このプロジェクトは、2016/11/11に募集を開始し、 40人の支援により 345,000円の資金を集め、 2016/12/17に募集を終了しました

未来の教育に関心を持つ多様な人びとが出会い、語り合い、学び合う場として、「edcamp都留(つる)」を開催します。また、最先端の教育実践に取り組む教員を山梨に招き、地域の教育関係者や教職志望の若者が新しい教育の可能性を学ぶ場を創ります。

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残暑お見舞い申し上げます。

プロジェクトの重要な柱である第1回講演の内容をお伝えすべく、遅ればせながら参加した学生のメモをとりまとめてレポートを作成しました。

中高6学年で約1500人の定員に対して500人程度まで生徒数が激減し、廃校の危機に立たされた順心女子中高が、共学化と校名変更に踏み切るとともに、教育ICTを大胆に導入して飛躍的な進化を遂げたという現実を踏まえ、これからの時代に必要な教師の戦略をわかりやすく、かつ挑発的に語って下さいました。

情報端末を中高生が文房具として使いこなすようになり、教員が知っていることを一方的に「教える」のではなく、生徒たちが自ら「学ぶ」ことができる環境をととのえることが、これからの学校教育を考える上で不可欠の課題であるということを再認識することができるご講演でした。

当日は、県内はもとより、東京、神奈川、埼玉、長野、静岡、愛知など、県外からの来場者もあり、ゼミ生をはじめとする参加者にとっては、きわめて貴重な経験となりました。

ありがとうございました。

 

金子暁先生講演会

戦略を持たない教師に未来は近づかない~広尾学園の挑戦~

 平成29年6月24日(土)13時開演

会場 都留文科大学 自然科学棟 S1教室

 

初めに「学校生存戦略」として

第一期 学校改革・生徒数回復期 進学校化

第二期 教育活動の高度化 学校組織の透明化、公平性、公明性を行う

第三期 学校文化の高度化

生き残るだけではなく成長し続ける学校でなくてはならない

 

【学校に必要な5つの要素】

1、経営=健全な組織+組織の永続化

2、ビジョン=時代・社会・意識の変化を感じる

3、戦略=その変化に学校はどう対応するかを考え抜く

4、パッション=誰にも止められない衝動

5、生徒数・志願者=社会的評価

 

・かつての広尾学園

2007年以前は倍率がつかないところからスタート。定員割れで偏差値表に学校名が書かれない状況。

→2013年から上位に食い込み始める。現在は広尾インターSGの偏差値は58、広尾医Sは偏差値56、広尾本科は偏差値53。進路は私立志向から国公立志向に変化し始めている。

一昨年東大に初合格。

 

「かつての衰退+今の成長の構図」

衰退したときも現在も、教員は変わらない。

 

過去:教師の「都合」>生徒の「未来」 

現在:教師の「都合」<生徒の「未来」 

 

生徒の未来のために何ができるかを考えることで初めて成長する。

 

〈現在までの広尾学園の学校改革ポイント〉

1、授業を変える 

2、説明会を変える 

3、すべてのものを武器にする 

4、なければ創ればいい 

5、教職員の成長分だけ学校は伸びる→その分生徒も伸びる

 

生徒達に評価させることで、先生を客観的に見てもらう。

一生懸命やっても伝わっていなければ価値は無い。伝わって初めて価値が生まれる。

 

第二期学校改革 

「価値の高い教育活動をゼロから創る」

「うちの学校には何も無い」それを言っていたら終わり。

キャリア教育に力を入れる大きな行事の間を埋める学校外教育活動

全校生のうち240人が東大キャンパスツアーに参加、4人に1人が参加している状況。

筑波サイエンスツアー他、宇宙天文合宿も行う。今までそういう行事が少なすぎた。

 

広尾学園の特別活動(キャリア教育)の5つのポイント

1、「生徒の未来」に「何が不足しているか」の追求

2、「ない」なら創れば良い

3、「ゼロ」からのほうがやりやすい

4、どうせ作るなら時代に高評価されるものを

5、教育活動は戦略的に、かつ最大限に広報する

 

テックキャンプ〈東大本郷キャンパスにて〉

Webデザイン、ゲーム制作、iPhoneアプリ開発を行うキャンプ

 

生徒が安心できる相手ばかりに教わっていては、化学反応は起きない

「教員や保護者とか周りの大人の言うことを間に受けちゃいけない。だいぶズレてるから。」

「英語で講義をしない大学に行ったら終わり」「英語を運用しない人は終わり」

教員にとって耳の痛い話ばかりしてくれる人を外部から呼んで、生徒に話してもらう。耳を塞がせる必要はない。話してもらうときには中1にも子ども扱いせずに難しい話をしてもらって点を作る、何年後かにその点と新たな点が繋がってその子の発展になることが大事。

Googleの会長の来校時には、通訳無しの全て英語で、質問も英語で行っていた

 

ICT活用について

コースによって必要な電子機器を生徒(家庭)が各自で用意する。

学校は無料のWi-Fi環境を強化する事を重視。

媒体を揃えることではなく、生徒一人ひとりが最も成果をあげやすいように自分に合ったものを使って勉強することが大事。

 

〈ICT活用の原則〉

・教員だけでできるとは思わない

・生徒達の力を借りる

・生徒達に任せる

・教員自らの限界を知る

・教員は相談相手、サポートする役割

 

ICT委員会:美化委員会等の委員会と同じように生徒が役割を持つ組織。

トラブル発生時の原因究明は、先生方が働くよりも自分達が率先して動いたほうが早い

「モデ1GP」を企画・交渉・開催などすべて生徒のみで成功させた。

 

企業とのコネクションを作り、結果3Dプリンターを無償で確保。

 

どこかの学校を参考にするのではなく、萩原伸郎氏(コルベカトリックカレッジ)、

山口飛氏(沖縄県特別支援学校教員)から影響を受け、参考にした。

 

インターナショナルコース:

AG→英語での理解が早い生徒(英語ネイティブ) SG→一般入試で入ってきた生徒。

2つは初めから一緒に勉強する。AGSGに英語を教える、SGAGに日本語の知識を教える、お互いに教えることができる。

 

MIT映像公開 MITK12Videosの翻訳ボランティアを高校生が行う

すべてのコースの生徒がすべてのコースの勉強を受けることができる。

「なんのためにその大学に進むのか、それを生徒全員が理解している。」

生徒達は普通の中高生で、部活も行っている。その上に研究があるから、いちいち集まって先生に質問する時間なんてない。さらに、その研究はすでに研究されているテーマではいけないので、一年目から先行研究を探さなければならない。

→生徒からICTを取ったら研究はできなくなる。

 

勉強ができるから、頭が良いから医学部に進めなんて指導は間違っている!

 

「企業の調子が悪い=大学の調子が悪い=中高が悪いのではないか?」

 

過去の教育 勉強と部活の両立=文武両道を目指す

現在の教育 勉強と部活と研究活動・インターンシップと社会貢献などを

 

自分で選んで自分で進んでいくことが求められる

過去の教育の環境しか提供しなかったら、中学では顔が暗くなり、高校では目が死んでいく状態になってしまうのではないか。

 

勉強をするモチベーションは、学校の「豊かな教育活動」から生まれる。「豊かな教育活動」のベースに「ICT」は不可欠。

 

土台となる価値観や考え方→教育システム→教育活動・手法 の流れがあるべき姿。

広尾学園には広尾学園の学校運営の仕方がある。それは学校それぞれにあるはず。

 

「生徒の可能性の広がり」=「学校の役割の進化」(生徒発信の発言)

 

これからの学校と教師の最も重要な仕事は、生徒と一緒に「進化」「成長」していくこと。

 

教員側が「自分が育ててやる」ではなく、生徒本人に挑戦させる。

自らの戦略を持とうとしない教員に未来はない。

その前に「戦略なき生徒・学生」に未来は近づかない。

 

以上です。

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