土曜の昼下がり。
日毎に大きくなるお腹。
これからどんな生活が待っているのだろうか。
妊娠をきっかけにはじめたルイボスティーを飲み干した。
生まれてくる子どもの準備が進む部屋を眺めていると、付き合っていた頃に2人で買ったマグカップに目が止まった。
「しばらくカフェインは控えて下さいね。生まれてくるお子さんもがんばってますから」と主治医に言われてから、夫も家ではコーヒーを飲むことを控えてくれている。
でも、コーヒーが飲みたい!
今まで1日2-3杯は飲んでいたものを急に妊娠しました。2年間はやめて下さい、はいそうですかなんてなるわけない。理屈はわかっていても身体が、脳があの刺激を欲してる!
カフェインが問題だっていうけれど、昔から日本茶には入ってるわけだし、イギリス人は紅茶飲んでたたろうし、ブラジル人もコーヒー飲んでたはず!!なんで現代人だけそんなに我慢しないといけないのー!!!?
チョコレートみたいな甘くて茶色でドロドロしてるやつだって、たまには食べてもいいじゃない!旦那だって、家から一歩外に出たらカフェだって居酒屋だって行ってるわけだし、私ばかり我慢してる!どうかしてる!!
「ただいま、郵便届いていたよ。ローゼル…シードデカフェ、リゼロだって」
なにやら、夫が小包を開けている。
我慢しすぎて自我を失いかけていたので聞き逃しそうだった。
デカフェ…そうだ!
産婦人科で出会ったママ友に聞き、その場で注文していたことをすっかり忘れていた。
「明日は休みだし、久しぶりにあのマグカップでローゼルシードデカフェ飲んでみよう。ケーキでも買いに行ってさ。」
あれだけ溜まっていたストレスから開放され、少し気持ちが和らいだようだ。
このローゼルシードデカフェは、私たちの背中をそっと押してくれる存在なのかもしれない。
これは物語の一部です。
授乳期のママ、コーヒーの摂りすぎが気になる方、美容健康に気を使ったあなたも。
ローゼルシードデカフェが編む物語の主人公は私たちひとりひとりなのです。