こんにちは、浅野です。
クラウドファンディングをはじめて3週間が経ちました。
リゼロについて、デカフェについて、ローゼルについて質問を頂く機会が増えています。
少しずつ認知度が高くなってきたことを実感する毎日です。
プランターの中で大きく育つのを待つローゼルの苗
質問が多いことのひとつ、それはローゼルについて。
世界的に見てもタイやブラジルといった熱帯地域で育てられており、実は日本でも60年以上に食用研究がなされています。
東南アジアの農業研究に取り組まれていた桜井芳次郎さんは、1958年に琉球大学農家政学部の紀要論文でローゼルを紹介しているのです。
ローゼルの栽培及び加工について: University of the Ryukyus Repository
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12000/19809
当時、沖縄でもまだ試作段階だったローゼルの特徴、栽培方法、さらには用途を紹介しているこの論文に驚くことが書いてあります。
種子はコーヒー豆のようにほう焦して 粉末にすればコーヒー代用になる。
ローゼルの種子は利尿強壮剤として利用される。(P.3)
杉山さんがタイで見聞きしたものが、すでに日本国内の論文で食用品として紹介されていたのです。
加工技術や食に対する意識があまり高いとは言えなかった当時から60年の時を経て、今こうして私たちの食卓に並んでいるのはとても不思議ですね。
さらに、東南アジアで農学研究を牽引するマレーシアプトラ大学のアミン・イスマイルさんたちが、ローゼルの種子に含まれた栄養成分、たんぱく質の品質、さらには健康上の利点をまとめた論文を発表しています。
Roselle (Hibiscus sabdariffa L.) Seeds - Nutritional Composition, protein Quality and Health Benefit
http://www.globalsciencebooks.info/Online/GSBOnline/images/0806/FOOD_2(1)/Food_2(1)1-16o.pdf
この論文から、ローゼルの種子には次のような効果のある成分があることが解明されています。
〈体内合成されない必須アミノ酸〉
リシン|疲労回復効果や肝機能サポート効果などが期待されている
ロイシン|筋肉のエネルギー代謝や合成に効果などが期待されている
フェニルアラニン|記憶力の改善といった神経伝達物質に影響があるとされている
〈体内でもつくることができる〉
アルギニン|成長ホルモンの分泌や疲労回復、免疫力向上への働きがある
グルタミン酸|疲労回復や二日酔い防止に効果が来さ入れている。
さらに先行研究から、大きな悪影響とがなかったことも明らかにしています。
ローゼルはハーブにつかうガクホウだけでなく、種子にも健康に作用する栄養が豊富だということがわかりました。
リゼロで使用しているローゼルの種は、無農薬で飼育されたタイの福祉農園から仕入れています。
身体に安心安全なローゼルシードを使ったデカフェ、リゼロをぜひ応援してください!