引き続き犬飼です。
ジュエルっ子プロジェクトの対話型展覧会の中の、パフォーマンスアートって何?
というのが、一般的な謎だと思います。
現代美術の分野の身体表現なのですが、難しい話は置いておいて、
2日間のワークの中で一番心に残っていることと、表現する事で私の体験したことを書きます。
「心と体の結びつきって、実はすごく危ういもので、こうやって話を聞いていると、みんな誰しも、そのアンバランスさを持っているのではないかと思う」と私が言った時、講師でもあり、世界的なパフォーマンスアーティストの霜田誠二さんが言った言葉は、
「心と体が一致することの方が奇跡で、その奇跡の瞬間をパフォーマンスの中で見つければいいんじゃないか。」
また、「心と体が一致していないくらいの状態の方が日常を生きられる。」という言葉は、私にとってセンセーショナルでした。
だって、だって、ずっと、一致させなきゃ普通になれないと思って苦しんできたんだもん。
そういう、みんなの対話の時間と、演習の時間が、交互にありつつ、思いや思考、身体感覚が、一つに統合されていきます。
私の作品は、主にセクシャリティの問題を扱うことが多いです。女性であるけど、女性でしかないわけではないのに、あたかも女性でしかないかのように扱われる窮屈さ。
最も愛するべきものが最も憎むべきものと重なる時の恐怖と心地よさ。
快感の残酷さと絶望することの中で生まれる優しさ。
上記の写真はそんな感じ。
そして、突然の雨の中、みんなで入ったミスドの中で行われたテーブルパフォーマンスは、
一滴一滴順番に、何回も、腕に落としたカフェオレの滴が、
3周目くらいから溢れて流れる様子は、私ではなく、身体が流す涙のようで、そんな身体を静観してみている自分は、一致していない身体も愛せるような気さえしてくる。
その身体の涙が描いた形はこちら。
全ては即興で行われます。そして、自然にそこから言葉が生まれてくるのです。
こんなような行為とそこから生まれてくる言葉で、新たに自分を見つめ直してみるような、
そんな時間を、ジュエルっ子プロジェクトの中でももてたらいいなと思っています。
今回は、自分の作品しか載せられませんが、
気になる方は、Facebookの犬飼美也妃をフォローしてください。
友達にならなくても、世界中のいろんなパフォーマンスアートが公開設定で見れるようにしてあります。
こういう活動に、少しでも、興味を持っていただけたらと思って、掲載させていただきました!
よろしくお願いします!!!!