国境を越えたプロジェクト "SAEKO" を復活させたい!
世界最大ヘヴィ・メタル音楽祭出演後、TOEFL世界最高峰のオランダで英語学修士を取得した音楽と英語のプロだからできる事
皆さん、はじめまして。私は大阪生まれ、大阪育ちのヘヴィ・メタル歌手・北前佐枝子と申します。国境や人種を越えて人々を結ぶ音楽の力に感銘を受け、10代の頃より英語で作詞作曲活動を始め、続いて国内で音楽活動を始めました。
2002年には単身で欧州へ渡り、路上でのビラ配りから現地レーベルと契約、ボイストレーナーとしてヘニング・バッセ(現 Firewind )に師事、海外有名ヘヴィ・メタル・バンドのアルバムにゲスト参加の後、ソロ・プロジェクト SAEKO を結成。世界的に有名なドイツのヘヴィ・メタル・ミュージシャン達(マイケル・エーレ、ハーマン・フランクなど)を演奏陣に迎え、アルバム(CD)を2枚世界リリースしました(日本盤はキングレコードより)。また、世界最大のヘヴィ・メタル音楽祭と言われるバッケン・オープン・エアーにも日本人女性として初出演、海外有名ミュージシャン達と欧州ツアーも行いました。
▲ 2004年、Doro Peschとの欧州ツアー時の映像
▲当時の海外雑誌記事:左からイタリア(Metal Hammer)、ドイツ(Maxi)、ブラジル(Rock Hard)、スペイン(Heavy Rock)
一見大成功だったように聞こえますが、言葉も文化も商慣習も違う欧州へたった一人で渡ったのです。日本人としての常識が一切通用しないドイツで、私は多くのトラブルに巻き込まれ、2006年、夢にまで見た某有名ヘヴィ・メタル・バンドの長期ツアーへの同行を目前に音楽活動から身を引くという苦渋の決断を迫られます。
非常に悔しく、無念だった私は、「まず言葉と文化の壁をぶち破る!」と心に決め、2008年に名門ライデン大学に留学、”英語言語と文化学”修士号を取得。帰国後、英語作詞家、音楽英語のプロとして、海外を目指す他の日本人アーティストを支える活動を始めました。「次は商慣習の壁だ!」と、その後も著作権法について学び、知的財産管理技能士の資格を取得、海外音楽ビジネスや契約書についは、米国バークリー音大のオンライン・コースで学びました。
こうして、音楽だけではなく、夢を叶える為に必要な『言葉、文化、商慣習の知識』を身につけた今、11年振りに自らの音楽活動の再開を目指したい、そして、もう一度、世界へ向けて音楽を発信したいのです!
音楽活動再開のステートメント:11年振りのオリジナル新音源2曲
以前の様に海外有名ヘヴィ・メタル・ミュージシャン達を演奏陣に迎えて、5人編成の国際ロック・プロジェクト SAEKO を復活させたいのですが、海を越えたプロジェクトとなると、各人がリハーサルに集まるだけで相当の費用がかかります。ですから、現実的には、それを目指して一歩ずつ進んでいくしかありません。
その第一歩として、まずは日本人ピアニストとのデュオで新音源を二曲リリースする事にしました(うち一曲はビデオも制作)。
11年ぶりとなるこの新音源は、私の”音楽活動再開のステートメント”。この音源で現在の私の声を多くの方に知って貰い、その後、いよいよ5人編成のバンド形態での復活に向けて、メンバー固めに動きたいと考えています。
この新音源制作の為に私がパートナーに選んだピアニストは枡田咲子さんです。米国バークリー音楽大学のジャズコンポジション専攻を首席で卒業、国際ジャズコンポジション・コンテスト等で優勝経験もあるジャズ・アレンジのプロです。その彼女が、今回、私の過去の曲をアレンジ、ピアノ伴奏して下さいます。ピアノの録音は、関西随一と言われる大阪の三和レコーディング・スタジオで行います。
そして、歌とドラムの録音は世界的に有名なイタリア人プロデューサーAlessandro Del Vecchio/アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ に依頼。(彼の素晴らしい経歴は http://www.alessandrodelvecchio.comをご覧下さい。)
2曲ともデジタル方式でリリースする事により、日本だけではなく、一斉に世界発信する予定です。
リリース曲1:”Sa-Ku-Ra”
”復活”にふさわしい曲は何だろう?…そう考えて、私はふと、自分がかつて重い鬱病に倒れ、そこから復活した時のことを思い出しました。
あれは2001年の3月の事です。ハワイで転地療養中に、パールハーバーの戦艦ミズーリ記念館を訪れました。これは、第二次大戦末期に19歳の特攻隊員(イシノセツオさん)が突入して命を落とした戦艦で、突入時にできた凹みが今もそのまま艦体に残されています。その時の衝撃で特攻隊員の体は二分され、上半身だけがミズーリの甲板に残されました。それを見たキャプテンは、その日本兵に敬意を表し、戦艦ミズーリの乗組員たちに、彼の正式な水葬を命じたそうです。翌日の4月12日、日本兵の遺体は、敵国米国の乗組員に見送られて海へと消えてゆきました。
▲昭和20年4月12日 戦艦ミズーリで行われた水葬の様子(戦艦ミズーリ提供)
Photo credit: Battleship Missouri Memorial
今自分が立つまさにその場所でそんな事があったのか。
生きたくても生きたくても、生きる事を許されなかった19歳の若者。一方、生きられるのに、一度でも自ら生命を投げ出そうとした自分…。私はそんな自分を恥じました。そして気づいたのです。私の生命は私だけのものではない。生きることを許されている私たちは、彼らの分も精一杯生きるべきだ。だから、私は前を向いて生きてゆこう。そう決意しました。これは、私の病からの”復活”のきっかけとなった出来事でした。同時に思ったのです。二度とこのような悲しみが繰り返されないように、私たちには物語を語り継ぐ責任があると…。その後、欧州で音楽活動をしていた2005年に、”世界の人に歌を届けられる今こそ、第二次大戦で散った人々に捧げる鎮魂歌を書こう!”と思い、このエピソードを想いながら書き上げた曲が “Sa-Ku-Ra” でした。
これこそ、私の復活を象徴する曲だと感じ、今回、アレンジ曲に選んだのです。そして、戦艦ミズーリで水葬が行われた4月12日に、iTunesやAmazon mp3等、デジタル・ストアにリリースします。また、楽曲の最後では、別の機会に亡くなられた特攻隊員、穴澤大尉の遺書の一部(英訳)を朗読する事にしました。これをきっかけに、日本語圏以外の方達も、特攻隊員の遺書に興味を持ってくださればと思います。
リリース曲2:“No More Sins for the Gods”
元の曲 “Sins for the Gods(神々の為の罪)” は、私の代表曲で、2004年リリースの1stアルバムの一曲目に収録されています。書いたのは今から25年程前に遡ります。当時、高校生だった私は、パレスチナ紛争のニュースに深い悲しみを覚えていました。本来人々を救うはずの神の為に人々が争う…そのアイロニーについて書いたのです。
それから10年以上を経て、2004年にメジャー・リリースし、欧州ツアーでも披露しましたが(上記ライブ映像参照)、当時、曲を聴いた方達からは「まさに”今の世界の紛争”を表した曲ですね」と言われました。今回のアレンジでは、いつの日かこの歌が”今の紛争の歌”と言われなくなるよう願って、そして、少しずつ世界に変化が起こっていくよう願って、タイトルを ”No More Sins for the Gods(もう神々の為の罪はいらない)”に変更してリリースします。私達には、宗教の違いを超えて、相手を尊重する心があるはずなのですから…。(今回、ゲスト・ドラマーとして、Italo Graziana/イタロ・グラツィアナが楽曲に華を添えて下さいました。)
ミュージック・ビデオ・リリース
4月上旬に桜の下で “Sa-Ku-Ra” のビデオ映像を撮影し、Youtube に動画をアップ(先述の穴澤大尉の遺書の英訳朗読を含みます)。そのビデオ映像の最後では、戦艦ミズーリでの水葬の写真画像と、その時、戦艦ミズーリ上で語られた言葉を紹介する予定です。
戦艦ミズーリのエピソードからは、戦争の傷みや悲しみだけではなく、人の心の尊厳、温かさ、憐れみなどが伝わってきます。この話を聞くと、私たちは皆、優しい心を持っているのだと気づきます。そして、そんな美しい心を持った私たちが争い、憎み合い、殺し合うのが「戦争」なのだと…。このビデオをきっかけに、このエピソードをもっと多くの方に知って欲しい。そして、日本と米国の架け橋の一助になれたらと願っています。
▲ビデオ制作を担当してくださる株式会社フィルマーの方々と…
音楽の力:日本と世界を結ぶ架け橋を目指して…
世界的に保護主義的な風潮が高まる中、これまで以上に国境や文化の壁を超えた相互理解が求められています。そして、音楽には”相互理解”を促す大きな力があります。政治的に対立する国の人々も、コンサートでは声を合わせて一つになり、歌詞を通してメッセージを共有することが出来るのです。だからこそ、昨年、ノーベル文学賞が米歌手のボブ・ディランに授与されたのでしょう。
誰もが世界に情報発信できるネット環境が整った今、今後は日本人が作った楽曲が世界的にブレイクする事も増えてくるでしょう(例:ピコ太郎)。つまり、日本人でもしっかりした英語で想いを歌に乗せられれば、世界のリスナーにメッセージを届けられるようになったのです。
しかし、それには、音楽力だけでなく、意図を”文学的に”伝えられるだけの英語力が必要です。この点、残念ながら日本人の英語力は低く、TOEFL平均スコアは世界172カ国中で142位です(米国・教育試験サービス調べ 2015年度版)。実際、ここ数年間、英語作詞の仕事を通して日本人ミュージシャンの作品に関わってきましたが、しっかりした英語で歌い、観衆に語りかけられるミュージシャンは稀有と言っていい程です。
私は、2006年の音楽活動停止以降、TOEFLスコアで例年世界で一位をマークするオランダに留学し、英語言語と文化学の修士を取得、米国バークリー音大で、作詞作曲法のマスター証書も取得しています。それだけの英語力を持つからこそ、今、もう一度、自分で歌い、英語の歌詞で世界へ音楽発信したいのです。
異なった文化背景を持つミュージシャン達が一つになり、自身の経験をブレンドして音楽を制作すれば、きっと多様性の美しさが体現されると思うのです。私は、人種も性別も超えて、ありのままの命の美しさを伝える音楽を作りたいのです…。
応援コメント
Alessandro Del Vecchio / アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Hardline、Voodoo Circle, Revolution Saints)
Michael Ehre / マイケル・エーレ(Metalium、Firewind、Uli Jon Roth、Gamma Ray、Unity などのドラマー)
I worked with Saeko from 2003 to 2006 and know her to be a great singer and performer so it was a real shame when she flew back to Japan and took a break from her music career. Now I’m happy to hear that she’ll try to form a new band with an international line-up. To make this happen, let’s all support her and wish her the best of luck. I, for one, look forward to hearing Saeko’s powerful voice again very soon.
2003年〜2006年に一緒に仕事をした僕は、彼女がシンガー、パフォーマーとしていかに素晴らしいか知っています。その彼女が日本へ帰国し、音楽活動を停止した時は非常に残念でした。今、彼女が国際的なラインナップによるバンド結成に再挑戦しようとしていると知り、とても嬉しく思います。実現へ向けて、彼女をサポートし、共に成功を祈りましょう。近い将来、彼女のパワフルな歌声を再び聴ける事を僕も楽しみにしています。
吉川聡 OBPアカデミア代表
大阪から世界へ果敢に挑戦し、傷ついて戻ってきた女性シンガーが、再び大阪から起ち上がり復活を遂げる。こんな物語に身近でかかわる事ができるとは。
彼女が会員として入会された頃は、「ヘヴィメタ」「ドイツで活躍」「英語学修士」、そんな経歴に気圧されていましたが、日々復活に向けて謙虚に努力している北前さんを知るにつれ、施設としてもできる限りの応援をしたいと考え、Faavo大阪さんに紹介させていただきました。「人生は何度もチャレンジができる」ことを彼女は証明してくれるはずです。
京極真理子(Fairy Mirror 、SAEKOなどのベーシスト、新音源のグラフィック・デザイン担当)
Saekoの歌を初めて聴いたのは20年程前、まだお互いに音楽活動の経験も浅い頃でした。彼女の歌から感じた強いエネルギーやメッセージに私は一瞬で共感し…バンドに加入。当時から「音楽で世界を、人々を救いたい‥‥」と言っていた彼女ですが、言葉だけでなく、本気でそれを実現しようとするのは並大抵の事ではなく、理解もされにくい。そんな境遇の中で苦しみ、倒れ、その度に立ち上がり、更に海外へも活動の場を拡げて理想を実現していく彼女の姿を、私は常に間近で見てきました。だからこそ、今回の復活に向けての活動も、彼女なら確実にやり遂げると確信しています。Saekoの熱いメッセージが再び世界に届けられますように!
今後のスケジュール
2017年2月6日 SAEKO 復活サポーターズ 結成
2017年3月11日 Facebook『SAEKO 復活サポート・ページ』を立ち上げ
2017年3月15日 クラウドファンディング開始
2017年3月中旬~4月上旬 グラフィック画像制作
2017年3月下旬~4月中旬 ミュージック・ビデオ “Sa-Ku-Ra” 制作
2017年4月7日 クラウドファンディング説明会
2017年4月12日 音源二曲 iTunes、Amazon MP3等でデジタルリリース
2017年5月19日 クラウドファンディング終了
2017年7月上旬~中旬 ミュージック・ビデオ ”Sa-Ku-Ra” FAAVO 限定DVD発送
2017年7月下旬~8月上旬 ミュージック・ビデオ ”Sa-Ku-Ra” Youtube 公開
*ご注意:商品のお渡しは本プロジェクト終了後となります。
キャンペーン終了前に新音源2曲がデジタル・リリースされてしまいますが、商品発送前に音源を聴きたいという方の為に、4月12日のリリースから1ヶ月間はインターネット・ラジオ http://www.jango.com/music/Saeko でストリーム再生できるように致します。どうぞご理解くださいませ。
集まった支援の用途とその内訳
頂いたご支援は、下記必要経費の一部にあてます。
新曲二曲およびビデオ、グラフィック制作費、デジタルリリース、それに伴う国内外リーガル諸経費などで、総額約170万円程度が必要と見込んでいます(デジタルリリースによる収益は、ダウンロード一回あたり90円前後です)。クラウドファンドで頂いたご支援は、この必要経費の一部に使わせて頂きます。ご支援、どうぞ宜しくお願い致します!!!
お返しについて
送料について
送料は支援額の中に含まれております。別途請求することはございませんのでご安心ください。ただし、国内発送のみと表記されている商品は、海外発送できませんのでご了承ください。それ以外のコースは、送料などの追加料金なく、海外からもご支援頂けます。
発送時期について
クラウドファンド終了後に発送致します。詳細は、各支援コースの配送予定日をご確認ください。
2,200円コース OBPアカデミアについて
OBPアカデミアとは
2015年10月に大阪ビジネスパーク活性化の一環でTWIN21 MIDタワー9階に誕生。合計155坪の空間にライブラリー(書斎)、カフェラウンジ、交流サロン、4つの会議室を持ちます。
自宅と職場以外のもう1つの居場所「サードプレイス」がコンセプト。現在約260名の会員様に読書、勉強、仕事(コワーキング)リラックスなどの目的でご利用頂いています。
2016年2月末までに550回以上のセミナー・交流会を開催!イベントを通して新たな学びや交流作りもお手伝いしております。
3,500円コース SAEKO 講演会について
“自己表現:無意識の力”(100分)
日時:2017年6月4日(日)15:00開場、15:15開演
場所:OBP アカデミア(大阪)
寝屋川市民大学、府立寝屋川高等学校(定時制)、甲洋音楽学院(神戸校)、海外大学(イタリア ROMA TRE大学)などで大好評を博した講演を再講します。
( http://www.shinpuh.com/lecture/koyo/ や http://www.shinpuh.com/lecture/neyagawa/ から受講感想がご覧頂けます。)
人生は芸術作品。この作品を最高のものにしませんか。
表現には”外側からの表現”と”内側からの表現”があります。無意識に潜む心の声に従い、真の自分を内側から表現して生きれば人生はより色鮮やかに輝きます。
禅の思想や西洋哲学、既成概念に捕らわれないロックの美学、更にリアルな実体験の話も交え、人生そのものを”内側からの表現”として生きる方法を熱く語ります!
人生に新たなインスピレーションを…。
1. テーマを内側から表現:"意識される自分"とテーマの関係、禅にみる芸術論
2. ⾃己を内側から表現:"意識される自分"と”無意識中に潜む真の自分”
3. 比較:"内側からの表現"と"外側からの表現”
4. "内側からの⾃己表現"を生きる:プラトン、ベルグソン、ユング等
5. 実例紹介--⼈生体験:単独渡欧前〜渡欧後CDリリース迄の数年間、楽曲メッセージ
講演者としての経歴は https://www.kouenirai.com/profile/7799 をご覧下さい。
3,500円コース Seventh Son について
アルバム”Arc of Infinity”
実力派ヘヴィ・メタル・バンドとして定評のある Seventh Son ですが、昨年8月にリリースされた彼らのアルバム “Arc of Inifinity” には、ゲストとして SAEKO が3曲デュエットで参加しています。そのうちの1曲"In Your Heart"は、日本を代表するヘヴィ・メタル雑誌 BURRN! にてライターJUN KAWAIさんの2016年ベスト10曲(6位)にも選ばれました。
『圧倒的なヴォーカリゼイションと、鉄壁の構築美!キャッチーかつ深遠な楽曲が、新たなる”無限の世界”を彩る・・・。』 クリエイティヴで先進的な精神性、ヘヴィなサウンドと鉄壁のアンサンブル、キャッチーかつカラフルな楽曲…そしてVo:Yamaの堂々たる歌唱とカリズマティックなパフォーマンスが融合した、「バンドのケミストリー」を体感せよ!
50,000円コース SAEKO サポーター・カードについて
シリアル番号について
今回のクラウドファンド・キャンペーンに、無報酬で協力してくださった”SAEKO復活サポーターズ”の皆さんに最初の8枚をお送りしようと思いますので、番号は9番からとなります。
特典について
国際ヘヴィ・メタル・プロジェクト SAEKO 復活の暁には、カードをお持ちの方々へのスペシャル特典(バックステージ、限定イベントへのご招待など)を考えていきたいと思っております。
起案者情報
【代表者】 北前佐枝子(英詞事務所 Office Shinpuh 代表)
【facebook】https://www.facebook.com/SaekoIronEmpress/
【Twitter】https://twitter.com/InfoSaeko
【Spotify】https://open.spotify.com/artist/3L3Dr4YouDN33ciAiboQJj
【Office Shinpuh HP】www.shinpuh.com
最新の活動報告
もっと見る公式ブログ開設
2017/11/10 18:35皆さま、お元気ですか。 少しご無沙汰してしまいましたが、私、実は今、ドイツにおります。 (私が日本をたつ前に、サポーターの皆さまが Elan Uni Verse: Music Beyond Borders という団体を立ち上げ、地元大阪で壮行会まで開いて下さいました。心から感謝しています。) 日々の生活を日本の皆さまにお伝えしようと…先日、公式ブログを立ち上げました。コメントもできますので、感想をお聞かせくださいね!(ブログができたので、今後はこちらのレポートはお休みします。) ちなみに、ドイツへは、国際へヴィメタル・プロジェクトを立ち上げる為のメンバー探しにやって参りました。たいした当てもないので (^^;) すぐにメンバーが固まるかわかりませんが、応援してやってくださいませ。 出発の日、チェックイン・カウンターで もっと見る卓話「SAEKO復活:英語の歌詞に想いをのせて」
2017/10/04 21:58先日、寝屋川ロータリークラブにて卓話の機会を頂き、サマリーが Weekly Report に掲載されました。ご支援くださった方など、ロータリークラブ会員以外の方にもお読み頂きたいので、こちらにも原稿を投稿致します。クラウドファンディング・キャンペーン・ページに書かせて頂いた内容と被る部分もございますが、そこはお許しください。 ==================================三回目の卓話ですが、まず、軽く自己紹介致します。 私は元々ヘヴィメタル歌手でして(笑)、2002年にヘヴィメタルのメッカ、ドイツへ単身で渡り、世界的に有名なヘヴィメタル・ミュージシャン達を演奏陣に迎えてアルバム(CD)を2枚世界リリース(日本盤はキングレコード)し、世界最大と言われるヘヴィメタル音楽祭(ドイツ開催)にもアジア人女性として初出演しました。 ですが、言葉も文化も商慣習も違う国で、日本人としての常識は一切通用せず…結果、多くのトラブルに巻き込まれ…2006年、某有名ヘヴィメタル・バンドの長期ツアー同行を目前に音楽活動から身を引きました。 その後は表舞台より制作側、具体的には英語作詞や翻訳に携わってまいりました。英語作詞で特に話題になったのは、ブータン国王ご結婚祝賀曲。それから、世界40数カ国の方々と一緒に制作した東日本大震災チャリティーソング https://youtu.be/uHjrml71zC0 です。楽曲ダウンロードで100万円弱が集まり、その全額を東北三県に寄付致しました。御賛同、ご協力くださった皆様に大変感謝しております。 そうした経験を踏まえ、第一回目は「『日本の常識は世界の非常識』は本当だった!海外音楽活動を通して見えてきたこと」、第二回目は「欧州ロック市場体験(非英語圏から世界市場へ)」というテーマでお話させて頂きました。本日は「SAEKO復活:英語の歌詞に想いを乗せて~音楽の力で国境を越えて一つに!~」です。寝屋川ロータリークラブ定款第4条の“国際理解・親善・平和を促進”に通じるテーマかと思いますので、宜しくお願い致します。 まず、SAEKO 復活について。 先程、音楽活動から身を引いたとお話しましたが、実は、11年ぶりに再び表舞台を目指してみようと思っています。何故、今、復活か…語り出すと30分で足りなさそうなので、そこはご想像にお任せしますが、かつて世界的に有名なミュージシャン達と活動した私ですから、やはり海外ミュージシャン達と復活したい。それに、私は元々、音楽の”国境や人種を越えて人々を結ぶ力”に感銘を受けて音楽活動を始めたんです。英語で歌うのも、日本語圏外にもメッセージを届けたいから…”国境を越えて”は私の長年のテーマな訳です。だから余計に様々な国のメンバーでバンドを結成したい。それで、既に、ドイツ、スウェーデン、イタリア、アメリカの有名ミュージシャン達とバンド結成について交渉中です。 ですが、海を越えたプロジェクトとなると、各人がリハーサルに集まるだけで相当の費用がかかります。だから、現実的には、それを目指しつつ、一歩ずつ進むしかない。「出来る事から始めよう。まずは、”音楽活動再開のステートメント”として、日本人ピアニストと新音源を二曲(うち一曲はビデオも制作)リリースしよう」と思いました。デュオ(二人)で二曲なら製作費用も抑えられますし。…と言っても、ビデオ制作費を入れると200万円超え…音楽ってお金がかかるんです。 制作費はクラウドファンディング・プラットフォーム FAAVO 大阪を利用して集めました。皆さん、クラウドファンドってご存知ですか?インターネット経由で多くの人から少額の出資を集める方法です。プロジェクト達成後にお礼の商品が貰える場合が多いので、イメージ的には”予約購入”に近いでしょうか。私のプロジェクトの詳細は FAAVO 大阪の https://faavo.jp/osaka/project/1880 にあります。楽曲 SA-KU-RA の音楽ビデオを製作し、YouTube で世界発信を目指す。結果、趣旨に賛同した皆様から約90万円のご支援を受け、無事に映像作品を作る事ができました。 そうして出来上がった映像を今からご紹介するのですが、その前に楽曲の背景にも触れさせてください。 SA-KU-RA は、2001年3月にパールハーバーの戦艦ミズーリ記念館を訪れたのがきっかけで出来た曲です。当時、私は重い病気で入院し、退院したばかりでした。仕事も音楽活動も全部やめて治療に専念せねばならない。完治しなければ二度と音楽活動はできない。そんな状況で、生きる気力を失っていて…少しでも気分が明るくなるようにと、ハワイで転地療養していました。 さて、ミズーリは、第二次大戦末期に19歳の特攻隊員(イシノセツオさん)が突入して命を落とした戦艦です。その時の凹みが今もそのまま艦体に残っています。聞くと、突入の衝撃で特攻隊員の体は二分され、上半身だけが戦艦ミズーリの甲板に残されたのですが、それを見たキャプテンは「敵国ではあるが、一兵士として、勇敢に戦った仲間に敬意を表したい」と、日本兵の正式な水葬を乗組員達に命じました。翌日、日章旗に包まれた彼の遺体は、敵国米国の乗組員に見送られ、海へと消えていったそうです。 「今自分が立つまさにその場所でそんな事があったのか。」 生きたくても生きたくても、生きる事を許されなかった19歳の若者。一方、生きられるのに、一度でも自ら生命を投げ出そうとした自分…。私はそんな自分を恥じました。そして気づいたのです。私の生命は私だけのものではない。生きることを許されている私たちは、彼らの分も精一杯生きなくては。だから、前を向いて生きてゆこう。そう決意しました。 同時に、戦争の傷みや悲しみだけではなく、人の心の尊厳、温かさ、憐れみ…ヒューマニズムを伝えるこのエピソードを、いつか世界の人に届けたいと思いました。私たちは皆、優しく、美しい心を持っている。そんな私たちが争い、憎み合い、殺し合うのが”戦争”だと。この話を知れば、誰もが「二度とこんな悲しみが繰り返されないように」と願うだろうと。 私は、音楽ビデオ制作にあたり、ミズーリ記念館の許可を得て、水葬の写真画像とその時に戦艦ミズーリ上で語られた言葉をビデオの最後に挿入しました。また、日本語圏外の方達も、特攻隊員の遺書に興味を持ってくださればと思い、別の機会に亡くなられた特攻隊員、穴澤大尉の遺書の一部を英語で朗読しました。 完成した音楽ビデオは8月8日に公開。その後、世界各地から連絡がありました。英国からは「戦艦ミズーリのエピソードについて調べた」と、フィリピンから「穴沢大尉について調べたよ。この人のこと?」と、知覧特攻平和会館の英語ページのリンクが送られてきました。フランスからも「何故か涙が止まりません。SNSでシェアして良いですか?」と…。更に、アメリカ人Tony Marano氏(夕刊フジで”テキサス親父”として連載中)は、ご自分のYouTubeチャンネルで私の楽曲と共に戦艦ミズーリや特攻隊員の遺書について紹介してくださいました。 Tony氏の紹介映像のコメント欄に海外の方が英語で感想を寄せています。訳して一部を紹介しますと、「敵として戦った人々でさえ、互いを思いやり、深い友情を築けるのですね。日本とアメリカに神のご加護がありますように!」、「深く感動しました。日本万歳」、「詰まる所、兵士は戦地に送られた一般人なのです。別の時、別の場所なら友達になったかもしれない人が、敵になってしまう。それが、戦争の悲劇だと思います。我々は違いを乗り越え、皆で平和の実現に向けて努力しなければなりませんね。」 感想を読み、自分で言うのは恥ずかしいですが、国際親善にちょっぴり貢献できたかなと感じます。インターネットの時代、英語で歌えば、国境を越えて想いを届けられると信じています。この音楽ビデオをきっかけに、もっと多くの方にエピソードを知って欲しい。二度と、生命が悲しく散ることのないよう、世界中で生命が輝けるように…。 皆様にも口コミでビデオの拡散にご協力頂けたら幸いです。本日は有難うございました。 音楽ビデオ・リンク:https://youtu.be/4re7GdYKN1E もっと見るSA-KU-RA(2017 ver.) : YouTube 公開
2017/08/08 01:16さて、DVD/CDは皆様のお手元に届いたでしょうか。 そして、DVDに収録のSA-KU-RA (2017 ver.) PVは気に入って頂けたでしょうか。映像の最後に、米戦艦ミズーリ所蔵の特攻隊員水葬写真(Battleship Missouri Museum了承済み)や、知覧特攻平和会館所蔵の遺書の英訳朗読も収録しましたが、それはやはり日本人ミュージシャンが世界に届けるべき平和のメッセージ(特攻隊への鎮魂歌)をはっきりと世界に発信したかったからです。 私は、遺書の一部から、残った者たちに「前を向いてしっかり生命を生きてほしい」というメッセージを、また、 戦艦ミズーリのエピソードからは、戦争の痛みや悲しみだけではなく、人の心の尊厳、温かさ、哀れみなどを感じました。だからこそ、このエピソードを世界へ発信するのは、私の長年の願いでした(…ここ15年ほどずっと思い続けていたと思います)。「戦争」では、こんな美しい心を持った私たちが敵・味方に分かれて争い、憎み合い、殺し合う…。だから、日本人である私たちには、二度とこのような悲しみが繰り返されないように物語を記憶して、語り継ぐ責任があるような気がしたのです。 この長年の想いを実現できたのは、クラウドファンドにご支援くださった一人一人の存在があったからこそです。改めて、皆様にもう一度、感謝の気持ちを述べさせてください。皆さま、本当に本当に有難うございます!! そんな皆様にもう一つご報告ですが……本日、8月8日(地球歌の日:"平和を願い世界中が歌い合い、地球に感謝する日")、このビデオを YouTube 配信しました。 この日を選んだのは、勿論、音楽を通じて世界に平和への願いを発信したかったからです。 そう、"楽曲を制作して発表すれば終わり"ではないのです。私は、世界の人にこの曲を通して物語を知って欲しい。そして、私たちが今ここに生かされている事に感謝し、力を合わせて、共により良い時代を築いていけるように…。きっと、それが、悲しい時代に散っていった方々の願いではないかと思うのです。 だから、その為に、もう一度皆さんのお力をお貸しください。YouTube 映像 https://youtu.be/4re7GdYKN1E を口コミで少しでも広げて頂けたら嬉しいのです。お願いばかりして本当に申し訳ありません。でも、私は、音楽を通して生命の輝きを伝えたい!!!この願いの実現に、どうかお力をお貸しください。 世界中の人々が、その生命を輝かせて生きられる世界でありますように… Let us walk on to our glorious days ... Saeko もっと見る