2015/12/19 20:48

はいたい、橋本です。

人と話していて、脳みそを通らず口が勝手に返答していたとき、「あれっ? 今 答えたのは私?」って思うことありませんか?
私、たまにあるんです。それが今日のタイトル「諦めていたんです。」

離島で陶器をつくっている、沖縄移住大先輩のさん。前職で沖縄離島の商品を販売する仕事をして以来、もともとさんの陶器ファンだった私は、仕事を変わった今でも年に一度の離島フェアに足を運ぶ。
今年の離島フェアで報告。「手織りの布で服をつくることにしたんです!」いつもヘラヘラと笑い、2年ごとに?仕事を変えている私と会話したさんは、「難しいな…」 そしてちょっと目つきの変わった私の口からは今日のタイトルが出てきました。
「そうです。だから諦めていたんです。」
言った瞬間 自分で「あれっ?」

改めて「私、諦めてたんだ」と自分に気付かされる。
思えば久米島から那覇に出てきたのは手織り布で服をつくりたいと願ったからで、手織のお店に勤めていた。そこの新たな取り組みが、色々な事とリーマンショックで終了、次の仕事もなかなかみつからず、生活するのが精一杯の数年が過ぎるうちに、夢を闇に隠していたのだ。その夢は再び芽吹いたが、諦めたことを認めない自分がいた。そいつが出てきた。

取引開始のお願いをするためさんに初めて会ったとき、「自分がつくっているのは雑器だよ」と言う。耳慣れない単語に私の頭は??? まだ面識浅かった私は「どういう意味ですか?」と聞けずにその場を去った。
また「この島でつくっているんだから、ここの人に使って欲しいんだけどなぁ… 買ってくれるのは本島のナイチャー(本土の人)なんだよ」とチョコッと寂しげに(みえた)話していた。
取引が始まり、その器が並んだ店舗にさんはやって来た。粉引きの器にはシブが付く。器の経年変化を見せようと私が4年間使ったタンブラー(彼に会う前から使っていた商品)をディスプレーしていたのを見せると、彼は「きったなく使ってるなぁ~」と嬉しそう。
『あ、もしかして 雑器 ってそういうこと? 生活の中で使われているから雑器?』

日常で使われるものをつくりたい人、後世に残るような作品をつくりたい人、今までにないアッと驚くものをつくりたい人、自分を表現するためのものをつくる人、『ものづくり』と一言で表しても内容は様々。

私も、日常で使われるものを諦めずにつくり続けたい。


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