2016/02/09 23:29

みなさまこんにちは!みなさまのおかげで無事に2月6日に島根の「おいしい」を東京に届けるオープニングイベントを開催することができました。
当日の様子をご報告させていただきます!

島根との関わり方はたくさん存在する

島根は東京からとても遠いイメージですが、島根との関わり方はたくさんあると思っています。例えば、東京で島根を感じたければ離島キッチンや島根にゆかりのある東京のお店に足を運ぶと、島根を味わうことができます。
そして島根への興味がさらに沸いたら、島根に観光してみたり、生産者さんと繋がることで、自分の食卓で島根の食材を食べることもできます。今回のイベントでは島根との関わり方を考える会になればと思い、開催させていただきました。 
神楽坂にある離島キッチンで開催させていただきました。

 

おにぎりワークショップ&トークイベント

12時〜は離島キッチン2Fでおにぎりワークショップとトークイベントを行いました。多くの方にご参加していただき、会場は賑わいました。

まず最初に津和野農家の三宅智子さんが作られたお米を使用しておにぎりワークショップを開催しました。


おにぎりをむすびながら参加者同士の交流が深まりました。

おにぎりの他に、津和野の柚味噌・葉わさびのしょうゆ漬け・メロンの粕漬けをいただきました。

隠岐諸島からは、寒シマメイカの沖漬け、あらめの煮付け、こじょうゆ味噌の焼きおにぎり、こしょ味噌、あご出汁のお吸い物をいただきました。

 

お食事をした後は、いよいよトークイベントです。離島キッチン代表の佐藤喬さんと津和野の三宅智子さんにゲストにお招きし、お話していただきました。

津和野の女性農家、三宅智子さんは農業を仕事にすることを中学生のときに決意。そのきっかけは、同級生に「農業はださい」と言われたことだそうです。
しかし、最近は農業への関心が高まってきており、農業はかっこいいというイメージになりつつあるとおっしゃっていました。
津和野という場所を選択した理由は、農業を継ぐことで生まれ育った地元の農地を守ることに貢献ができると思ったからだそうです。生産者が生産物を様々な売り方で売れるようになっただけでなく、消費者が生産者を選ぶ時代になったと感じていて、自らの口の中に入れるものに敏感になり、食への興味関心が強まっているのも一因だと語ってくださいました。
実践する農ある暮らしを発信することで、様々な人に農業に興味を持ってもらい、また、自分が食べるものがどのように作られているのかを知ってもらいたい。そのためには、畑が作物を生む場という役割だけではなく、人が訪れる場所になって欲しいし、畑から教育や福祉など様々な分野へアプローチしていきたいと語ってくださいました。
そして、農業に触れる機会としても、津和野へ是非訪れてみてくださいと話を締めくくりました。

 

秋田出身の佐藤喬さんは、海士町へ行ったことがなかったにも関わらず、行商人という言葉に惹かれて、海士町の行商人へ応募しました。海士町に面接へ行った際に岩牡蠣「春香」を食べてその美味しさに感激し、行商人になることを決意。行商人として実際に何をするかは決まっていなかったので、企画書を何十本も書き、その中で採用されたのが、全国の離島の食材を扱うキッチンカーだったそうです。最初は全く売れませんでしたが、徐々に行列ができ始めイベントなどにも呼んでいただけるように。いつも全国の離島の食材と触れ合える機会を提供したいと考え、現在の離島キッチンの形となりました。自分のお気に入りの離島を見つけてお守りのように持っていただき、東京での暮らしが辛くなったときでも安心できる場として離島キッチンを利用していただきたいとおっしゃっていました。

イベント終わった後には、お客から食を通じてますます島根の魅力を感じることができたとおっしゃっていただきました。

またその他にも、1Fは出入り自由で島根にゆかりのある東京のお店のご紹介や、津和野で農家をやっている三宅智子さんの暮らしや津和野の食べ物をご紹介しました。

試食コーナーでは、津和野のまめ茶、メロンの粕漬け、ふくぎ茶をご提供しました。   




2月いっぱい島根フェアを開催します

2月いっぱいは津和野女性農家さんの食材を使用して島根にゆかりのある東京のお店で、期間限定のお料理を提供しております。詳細はまたレポートでお伝えさせていただきます。是非足を運んでくださいませ!

島根の「おいしい」を届けるフェアは始まったばかりです!引き続き、頑張っていきますので応援よろしくお願いします。