前回ご紹介した第1弾に引き続き、回収に協力していただいているお店の紹介をします。 今回は居酒屋さんが中心の今津・居酒屋編! 串処九四三六(くしさぶろう) 約30種類の創作串揚げが楽しめる串処「九四三六(くしさぶろう)」さん。 中でも人気なのがアスパラを1本丸ごと揚げた串揚げやアボガドの串揚げ。 野菜の串揚げが人気みたいですね(゚ω゚) ちなみに、こちらの店長さんは前回紹介した酒屋さんの「リカーウェーブ タマキ」さんの息子さんなので、高島の地酒を中心にお酒も豊富に揃ってます! IZAKAYAからし 本格バル居酒屋「IZAKAYAからし」さん。 正月に同級生との新年会でお邪魔してその時にお声がけさせてもらったら快くOKしてくれて、おまけに次に紹介する同じテナントのお隣の串かつ古川亭さんにも声をかけてくれた優しい店長さん。 回収のための契約書を「1週間後に取りに来るのでそれまでに記入しといてください!」と言ってお渡しして、「どうせ書いてないんだろうな〜」と、あまり期待せずに取りに行ったらちゃんと3日前くらいに記入しててくれた案外真面目な店長さん(笑) おすすめメニューは店内にディスプレイされている本場スペイン産の生ハム。 その場でスライスしてくれるので目でも楽しめる一品です! 大阪串かつ古川亭 「からし」さんのお隣に今年1月にオープンしたばかりの「大阪串かつ古川亭」さん。 2度づけ禁止の本場大阪の串かつが楽しめるお店です。 シャイな店長さんは「写真は堪忍〜(>_<)」と顔出しNGだったので、残念ながらお店の外観だけ。。。 お持ち帰りもできるので、お気軽にご利用ください! 以上、協力店さんのご紹介第二弾は今津の居酒屋編でした〜!
先週木曜日の7日からバイオディーゼル燃料の第一回目の試作を行いました! 油藤商事の青山さんに2日間高島までお越しいただき、20年来のノウハウとそこから導き出された黄金比を伝授してもらいながら、作業を1つ1つ丁寧に説明してもらいました。 そこで、精製の様子を順を追って説明したいと思います。 以下、少し専門的な用語とかも出てくるので、化学苦手な人は読みにくいかもしれません(・_・; 超ざっくり説明すると、てんぷら油のちょっとトロッとしている成分を取り除いてサラッとした液体に変えて、それを水で洗って汚れや不純物を落として、さらに特殊な浄化装置を使ってよりキレイにしてあげて燃料が出来上がり、という感じです。 わかってもらえましたか? わかった!という人や専門用語苦手な方はここから先は読み飛ばしちゃってOKです!笑 ちょっとよくわからない(´・_・`)、もっと詳しく知りたい!という方は読み進めてください! では、説明していきます! 精製1日目:エステル交換反応 はじめに、バイオディーゼル精製の全体の工程はこんな感じ。 【参照:バイオディーゼル燃料ができるまで http://www.aburatou.co.jp/bdf/02_process.php】 遠心分離機とかはうちにはないですが、おおむねこのような工程になります。 まず1日目は、てんぷら油のトロッとした成分を取り除いてサラッとした液体に変える工程。 こちらの一次反応タンクでメタノールと水酸化カリウムの混合液を廃食油に加え、60℃程度(冬季は65℃)に温めながら1時間ほど混ぜ合わせ、一晩静置沈殿させます。 なぜ温めるのかというと、冷たいコーヒーよりあったかいコーヒーの方が砂糖が溶けやすいのと同じ理屈です! この工程を正式にはエステル交換反応と言い、トロッとした成分の正体はグリセリンです。 グリセリンというと、食品添加物とか化粧品の保湿剤とかにも使われているのでキレイな感じを想像されるかもしれませんが、バイオディーゼルの精製で出てくるのはそんなキレイなものじゃなくて、こんな感じの濃茶色のドロッドロの液体です。 一晩静置してこの廃グリセリンを取り出したら、次の工程の温水洗浄に移ります。 精製2日目:温水洗浄・脱水 2日目、エステル交換反応を終え、廃グリセリンの除去をした燃料を二次タンクで温水洗浄します。 廃グリセリンを取り出したとはいえ、まだまだ燃料中には不純物が含まれていて、これらが水に溶けやすい性質なので温水で洗い、水に溶け込ませて水と一緒に除去します。 合計2回洗浄と廃水の除去を行うのですが、1回目は大まかな汚れを落とすための予洗い、2回目にしっかりと汚れを落とすための本洗い、という形で行います。 泥だらけのユニフォームを予洗いなしで洗濯機に放り込んでも、泥水の中でずっと洗うことになるので意味ないですよね?それと同じ感じです。 そうして2回の洗浄と廃水の除去を終えた後、最後に燃料中に残った水分を完全に除去するために100℃以上まで熱して蒸発させてしまいます。 そして、次の工程のエリオンドライの許容温度が40℃以下なので、100℃から40℃まで冷めるのに大体一晩くらいかかるので、静置しておきます。 ちなみにここまでの工程を終えた時点の燃料を“粗バイオディーゼル”と呼びます。 精製最終日:エリオンドライ&エリオンクリーナー〜完成 最終工程、エリオンドライとエリオンクリーナーの二大浄化装置を通して、いよいよバイオディーゼル燃料の完成です! まず、一晩静置して常温にまで冷めた燃料をエリオンドライに通していきます。 ろ過装置なのでできるだけゆっくりと燃料を流していきます。 目安は0.5L/分〜1L/分くらい。 一回100Lずつ精製しているので、約2時間で全量が流れるくらいのスピードですね。 そうしてエリオンドライを通った後、完成品タンクに入った燃料をエリオンクリーナー内を常に循環させながら、高電圧の静電気の力でエリオンドライでも除去しきれなかった超微細な不純物まで除去していきます。 静電気で不純物を除去するっていうのは、つまり、小学校の時よくやった下敷きで髪の毛こすったら髪がくっつくってゆー、あれです。 あんな感じでゴミをくっつけて除去するってゆー寸法ですね! そうして、3日がかりで完成した燃料がこちら!! この写真をワクワクドキドキしながら青山さんに送って感想を聞くと、、、 「まずまずやけど、もうちょっと透明感出そうやね。もう一回温水洗浄してみよう!」 ガーンΣ(゚д゚lll) まぁ確かに青山さんとこで見せてもらったのやネットで検索して出てくる画像とかでも、もう少し黄色くて透明感のある感じなので、自分でもイマイチかな?と思ってました。 なので青山さんのアドバイス通り、もう一度温水洗浄からの工程をやり直してみました。 が、あまり状態は変わらず。。。 青山さんに聞くと、「おそらく廃食油の品質と最初のエステル交換反応の関係で、今回はこのレベルの燃料にしかならなかったのだろう。」とのこと。 でも、「問題なく使用できるだろう。」とのことだったので、今回、実証実験用に購入したヤンマーのディーゼル発電機に給油して、エンジンかけてみました! <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/cwEfsQDfiAw?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> かかりましたーーー!!!!!! 無事動いてひとまず安堵しました。 そして、排気ガスのあの独特の天ぷら油臭を嗅いでいると、ふつふつと感動が湧いてきました。 自分でつくったバイオディーゼルでエンジンが動いているのを実際に見ると、やっぱり感動しますね! まとめ 廃食油からバイオディーゼル燃料を精製するまでの工程を、実際の作業を一通り紹介しながら説明させてもらいました。 ちょっと化学的な説明だったので苦手な人にはわかりにくかったかもしれません。 とりあえず、てんぷら油のトロッとしている成分を取り除いてサラッとした液体に変えて、それを水で洗って汚れを落として、浄化装置でよりキレイにしてあげるとバイオディーゼル燃料が出来上がる、と覚えておいてください!←これでもわかりにくい!笑 今回が初めての試作で出来栄えはイマイチでしたが、とりあえずエンジンがかかるレベルのものは出来上がったので合格点とします!←自分に甘いです。 ですが、まだまだ改善の余地はあるので、とにかく回数こなして経験を積んで、安定した品質の燃料を作れるように努めたいと思います。 回数こなすためにも、廃食油の回収と出来たバイオディーゼルを使ってくださる方、絶賛募集中です!! よろしくお願いします! おまけ ちょうど最初に試作品が完成した2月10日の日曜日に、バイオディーゼルカーで地球を一周した山田周生さんがうちのプラントに立ち寄ってくれました!
本日、記念すべき初のBDFの試作を行いました! とりあえず報告のために Facebookの投稿を載せておきます。 詳しいレポートはまた後日改めて書きたいと思います!
先日完成した飲食店さん向けポスターを、廃食油の回収に協力してもらっているお店に絶賛配布中です! そこで今回は簡単にですが、協力してもらっている飲食店さんのご紹介をさせてもらいます! リカーウェーブ タマキ&喫茶30番 まずは、今回廃食油回収の記念すべき第一号だった「リカーウェーブ タマキ」さんと、そのタマキさんが運営されている「喫茶30番」さん。 リカーウェーブ タマキさんは夏祭りや市内のイベントなどにいつも露店を出店していて、高島のイベントごとには欠かせない存在! 喫茶30番さんは竹生島観光船の汽船乗り場の2階にお店があり、琵琶湖、竹生島、伊吹山などを眺めながらお食事ができる最高のロケーションです! オススメは540円というリーズナブルなお値段の日替わりランチ! “滋賀咲く”でブログも書いておられて、そこで毎日の日替わりランチのメニューがチェックできますよ! 竹生島観光と合わせてぜひお立ち寄りください! 手打ちそば ひょうたん亭 こちらも汽船乗り場のすぐお向かいにありますお蕎麦屋「ひょうたん亭」さん 名物は竹生島などの琵琶湖の風景をどんぶりに写した「周航そば」 店長さんのイチオシメニューは、「辛味大根のおろしそば」 以下、店長さんからの紹介文です。 『安曇川の畑で採れた、かぶらの形の辛味大根! すごく辛いですが、これがおいしいんです! 身体の免疫力アップにもなります。』 こちらも竹生島観光の際の定番ルートですので、ぜひ! 割鮮屋 西庵 続いて、近江今津駅東口のすぐ目の前にある「新和食・割鮮屋 西庵」さん 昔から高島市とは鯖街道でつながっていた福井の小浜港から仕入れる海の幸をはじめとした新鮮食材を使った新しい “和食” を提供されています。 お魚も美味しいですが、お肉料理も人気でお昼はステーキランチやきまぐれランチがオススメ! また、豊富な種類のお酒も揃っているので、夜はお酒好きの方にも人気です。 和食Kitchenしみず お次は、近江今津駅西口から歩いてすぐの「和食kitchenしみず」さん。 お昼の日替わり「本日のランチ」はその日のメインとサラダに副菜3品、コーヒーが付いて850円という良心的なお値段。 ↑仕出し弁当もやっておられます。 お米やお野菜も地元の有機無農薬・減農薬のこだわりの食材を使っており、、、 まあ、私の下手な紹介文よりもたかしまじかんのこちらの記事で素敵に紹介されているのでご参照ください。(←ただの丸投げ) てゆーか上の写真の店長、いかつすぎるやろ!笑 とゆーわけで撮り直しましたよ。 ちょうどタイミングよく常連さんも居合わせ、本来の気さくな店長の表情ゲットしました! 地元の方に愛されるみんなの台所(kitchen)しみずさんでした! 丸喜食堂 地元今津で4代続く老舗のうどん屋「丸喜食堂」さん。 シャイな店長は顔出しNGだったので写真は女将さんと。 現在の店舗に移動される前は、江若鉄道の近江今津駅舎で営業されていました。 その頃にお店の前にあった“動くうどんのどんぶり”の形の置物?みたいなのが記憶に残ってます。 人気メニューは“ちゃんぽんうどん”と“から揚げ定食”。 皆さん、じゃんじゃん唐揚げ食べて、油いっぱい使ってもらいましょう!笑 以上、協力店さんのご紹介第1弾でした! 第2弾は居酒屋編になりそうかなぁ。
廃食油の回収に協力してくれている飲食店さん向けのポスターが完成しました! この素敵なポスターのデザインをしてくれたのは、地元の2つ上の先輩でもある、園田悦子さん(旧姓:八坂)です。 そこで今回、ポスターデザインをしてくれた悦子さんのご紹介とデザインを依頼することとなった経緯を書きたいと思います。 絵本作家やさかえつこ 見出しでいきなり核心部分の“絵本作家”と書いちゃいましたが、なんと悦子さんはこの2月にデビューする新進気鋭の絵本作家なのです! ↑こちらがその絵本「さいごのおねがい」 と言っても、本業が絵本作家ではなく、理学療法士として働きながら、“ホロソフィー”(医学や代替療法などの様々な療法の理論を独自の視点や科学的につなぎ合わせた総合的な施術哲学)*という施術を行うサロンを自宅で開いておられます。 *ホロソフィーについて、詳しくはこちらをご参照ください。 ご自身でも、 「最近、何が本業かわからなくなってきた。笑」 と、おっしゃられていたように、マルチな才能を活かして活躍されており、その中の1つが絵本だった、ということのようです。 そして、この絵本出版までのエピソードがまた涙無くしては語れない感動のエピソードなんです。 絵本出版までの道のり〜バセドウ病で自分の人生を見つめ直す〜 専門学校を卒業後、理学療法士として種子島に就職。 そこで、現在の旦那さんと出会い23歳で結婚。 その後、24歳で第一子、25歳で第二子、27歳で第三子を出産。 この怒涛の出産&子育てで体力的に限界が来ていたようですが、根っからの頑張り屋さんな性格で、家事も育児も仕事も手を抜くことなく全力でこなしていたため、29歳の時に“バセドウ病”*を発症してしまいます。 *バセドウ病については私が個人的に好きで読んでいるブロガーのヨスさんも発症され、こちらの記事にわかりやすく書いてあるので参照してください。 超簡単に説明すると、“首にある「甲状腺(こうじょうせん)」という部分が腫れて、甲状腺で作られる甲状腺ホルモンが通常の何倍も出る病気”で、主な症状は激しい動悸や頻脈(心拍数がめちゃくちゃ上がること)だそうです。 そのため、強制的に仕事量も減らさざるを得なくなり、家事や育児もそれまでは 「自分が全てやらなきゃ!」 と思っていたのを旦那さんにも任せるようになったそう。 今まで無理に自分だけで背負ってきたものを手放して、相手を信頼してゆだねることでだいぶ楽に生きれるようになったとおっしゃってました。 そうして余った時間を使って「何かできないかな?」 と考えたときに「絵本を描こう!」と思い立ったそうです。 とはいえ、私も含め普通の人はそんな簡単に絵本なんて書けないですよね? 仮に絵が描けたとしてもストーリーをつくるのが大変だと思うんですが、悦子さんはお子さんの寝かしつけの時にいつも部屋を真っ暗にして即興のお話を作って聞かせていたそうで、そのお話をもとに絵本を書いたのだそう。 これ、育児あるあるだと思うんですが、私たちも夜の寝かしつけでよく絵本を読み聞かせるんですが、絵本を読むとなると電気をつけてないと読めなくて、その灯りのせいでなかなか寝付いてくれないんですよね。 ただ、自分もちょっとやってみようとしたことあるんですが、即興で物語を作るってかなり難しいので、悦子さんさすがっす!(_;) しかも、毎回お子さんに好きなお題を言ってもらって、それをもとにお話を作っていたというから驚きです! なので、この絵本を書こうと思った理由の1つに、 「子供たちと一緒に作ったこの物語を絵本という形で残してあげたい。」 という思いもあったそう。 「なんてええ話なんや!(T ^ T)」 と、私はこの部分でいたく感動したのであります。 そうして書いた絵本を、文芸社の主催する“えほん大賞”に応募したそう。 これが昨年3月のことで、結果、入選はしなかったそうなのですが、賞の選考とは別で出版用の選考に選ばれ、出版のお誘いが来たそう。 1度目は断ったそうなのですが、再度お誘いが来た時に旦那さんの強い勧めもあって、出版することを決めたそうです。(←旦那さん、ナイスアシスト!) このように悦子さんの今までの人生とお子さんへの愛が詰まった素敵な絵本なのです。 ホロソフィーを通じてご縁がつながる そして、絵本の出版が決まったあとの、昨年10月頃に私の妻がホロソフィーの施術を申し込み、ついでだからと私も施術してもらったのがご縁でお会いすることになりました。 この時はまだ私たちは絵本のことは知らなかったのですが、施術中の雑談の中で絵本を出版するという話を聞き、そこで初めて絵を見せてもらいました。 その頃、ちょうど廃食油の回収に協力してくれている飲食店さん向けのポスターを作りたいと思っていて、できれば子どもウケするようなかわいらしいイラストの方がいいなぁと考えていたので、絵を見た瞬間に一目惚れして、その場で依頼しました。 そこから、私のイメージとかをヒアリングしてもらいながらデザインを描いていただき、この度、晴れてポスターとして完成いたしました!! ポスターを持ってインタビューに行った時に絵本も購入させてもらいました! しかも、サイン入り!! 今後、回収に協力してくれている飲食店さんを回って、このポスターを貼ってもらいたいと思います。 どこかの飲食店でこのポスターを見かけたら、 「あぁ、今食べてるこの揚げ物を揚げた油は地球にちょっとイイコトに使われてるんだなぁ。」 と、自分もイイコトしてる気分に浸ってください! Special Thanks 最後になりましたが、悦子さんへ。 お忙しい中、仕事と子育ての合間をぬって描いてくださり、ありがとうございました! 本業でもないデザインの仕事を快く引き受けていただき、何よりも、こんなに素敵なポスターを作っていただいて、本当にありがとうございました!! 今後、また何かお願いするかもしれませんが、(←まだなんか頼むんかい!) その時はよろしくお願いします。 以上、ポスターデザインをしてくれた絵本作家やさかえつこさんのご紹介でした! 2月に発売される絵本「さいごのおねがい」も、ぜひ買って読んでください!!