開始24時間で目標の25%を達成しました
本プロジェクトは1/7の15:30に公開しましたが、それから1日が経ち14件41,000円のご支援をいただいています。初日からの心強い支援に心から感謝申し上げます。
クラウドファンディングに親しんでいる方にとっては、件数・金額ともに少なく思われるかもしれません。しかし、私(笠井)は支援がお一人だけでもいただけるならありがたいという気持ちでこのプロジェクトを始めたので、とても喜んでいます。
書籍の頒価は1,800円だとプロジェクトの説明に明記してあります。その中で、書籍をリターンに含む支援は2,500円から、含まない支援は1,000円からです。つまり、たとえばAmazonプライムで購入すればその翌日に送料無料で手に入る本を、敢えて著者自らのクラウドファンディングで「応援代」を含んで購入してくださっているわけです。しかも、まだ刊行されていないのでレビューもついていない書籍です。
地域を支える無償の働き
かたや、このプロジェクトの対象である左義長(どんど)を主催されている方たち、竹や藁を集めている方たち、火の始末のために出動してくださっている方たち、会場でお酒やおつまみを振舞っている方たち、こうした人たちには一般にお金は支払われません。つまり、無償のボランティアをしてくれています。
私はこうして地域を支える重要な役割を担っている方たちを「コミュニティ・ボランティア」と呼んでいます。自治会活動のほか、民生委員・児童委員、保護司、そのほかにも子どもの通学見守りなど「委員」になっていなくても多くのコミュニティ・ボランティアが私たちの日々の生活を支えています。
地域によっては左義長が失われつつありますが、同じように、コミュニティ・ボランティアの担い手が不足し始めています。この二つのことは、実はとても関係が深いのではないかと私は考えています。地域とかかわりを持ち、地域からいろいろなことを学び、いつか自分もその地域に暮らすことが前提だった世代と、そうではない若い世代(私自身も。)との間の差ともいえます。
書籍では左義長の変化だけではなく、それをもたらした地域の変化についても1章を割いて書く予定でいます。「左義長から地域社会を見る」というのがこの本のテーマでもあります。