2019年1月7日15:30から2月17日23:59までの期間で本プロジェクトが公開されることになりました。
クラウドファンディングに挑戦する理由
私たち研究者が今回のように「調査結果を出版したい」と思った場合、調査費用を研究費として獲得したり、出版費用を出版助成金として獲得するのが一般的です。
ところが、今回は敢えてクラウドファンディングに挑戦することにしました。また、成果となる書籍もいわゆる学術書ではなく一般書として、地域(滋賀県)の出版社から刊行します。
ファンディングなのでもちろんお金をいただいて事業に活用したいという気持ちはもっていますが、お金以上に期待していることがあります。
既に書いているように、支援が集まらなかった場合にも書籍の刊行自体はします。また、調査協力者(123自治会)の方への書籍のお届けは仮にクラウドファンディングがうまくいかなかった場合には私費でも行うつもりでいます。
私は准認定ファンドレイザーという資格を有しています。その勉強の過程で、クラウドファンディングは単に資金を広く集めるだけではなく、応援してくれる方との新しい繋がりを生むための方法でもあることを知りました。今回もまさにそれを望んでいます。
こうした地域社会に関する調査や成果物の刊行が、必要なだけではなく、実は楽しくてわくわくすることだという事実も、このプロジェクトを通じて少しでもお伝えしていきたいです。応援、よろしくお願いいたします。
FAAVOしが を選んだ理由
クラウドファンディングのプラットフォームはいろいろあります。その中でFAAVOしがにお願いしたのは、やはりこのプロジェクトが「地域」を大事にしたものだからです。
FAAVOしがを知ったのは2017年に栗東市の元気創造まちづくり事業の一環として開かれた、FAAVO滋賀エリアオーナー(当時)のWallaby・宮村利典さんによる講演を聞いたのがきっかけでした(現在、WallabyはFAAVOしがの連携パートナー)。
また、自身が指導するゼミ生の卒業研究ではFAAVO宮崎で公開されたプロジェクトを事例としてとりあげているものもあり「学生もクラウドファンディングに関心があるのだなあ」と感じさせられました。
このプロジェクトは書籍代が固定で掛かりますし比較的少額なので、プラットフォームを利用する際に掛かる手数料は小さな問題ではありません。また、今年からFAAVOが導入したシステム手数料(200円/件)も支援者にとって気になさることだと思っています。
それでも「地域×クラウドファンディング」を謳い実績を積んできたFAAVOにお願いしてよかったと最後には思えるように、プロジェクトの実施責任者としてもプロジェクト終了までしっかり取り組んで行きます。