2016/09/17 13:19

機織り(ハタオリ)を手掛けるって事は、道具に通す前に「色と本数」を入念に打ち合わせするんです!

 

シルクの糸が、1cm四方に縦と緯を合わせて46本~50本交差する世界観を一緒に感じて頂きたい。

ベスト前身ごろで3,200本、蝶ネクタイでも同じ手わざの残る布。

 

首里織物(シュリ オリ)の花織(ハナオリ)と道屯織(ロートン)は、元々に美しく洗練されているんです。布をのぞき込むだけで、配列に無駄のない、整然とした印象を受けます。

私は設計の時点で、最小単位ミニマルな設計図に心惹かれます。

 

知花花織(チバナ  ハナオリ)は、ご存知ですか?

沖縄市の女性たちが百年の時を経て、手わざを引き継いでいます。元々の衣装は、紺地に赤や白の糸の紋様が織られてました。

昔は、それこそ琉球乗馬で「馬の美しい走りを競う」時の衣裳だったそうです。

 

100年を経てメンズの胸元に身に着けられれば良いです。ロマンを語って頂きたい。

 

 

 それぞれの地域に受け継がれる紋様を基本にレクチャー(左:知花花織の金城さん)