2017/12/04 07:21

 

ジビエとは、狩猟して獲られた野生鳥獣のことです。

捕らえたらまず、止め刺し(とどめを刺すこと)をします。

命の火が少しずつ小さくなり、目から光が抜けていく様子に、私は目が離せず吸い寄せられていきます。

そしてついに消える瞬間、相手は私に全てをゆだねてくれることを感じます。

とても不思議な感覚で、説明が難しいのですが。相手が命を渡して私が受け取る。

この矛盾。

この事業は、命を尊ぶという向きもあるのです。

「害獣」「駆除」という表現はにがてです。

生きてく上で、命のやり取りは不可欠、避けては通れないことはわかっってます。 

だからでしょう、猟師はこの命を無駄にしたくないんです。

でも手間がかかります、割に合わないんです。

必要なのは、一連の働きに見合う報酬、秩序立てた全体のまとまりです。