沖水川上流、10キロにも及ぶ渓谷“長田峡”には、様々なカッパ伝承が残っています。
今日はその1つ、【御崎猿とカッパどん】をご紹介させていただきます。
現在の御崎神社がコチラ
(長田字牧にあります。)
この御崎神社、昔は長田地区の仮屋という所にありました。
(コチラ。仮屋農村広場の左隣に今も残っています)
そのころ、ここの樹木はうっそうと茂っていました。
その林の中に人懐こい老猿が住んでいて、村人から“御崎猿(みさきざる)”と呼ばれていました。
一方、仮屋川や牧野川には沢山のカッパが住んでいて、人目を盗んではイタズラをしていました。
御崎猿とカッパたちは仲が悪く、事あるごとにケンカし、その度に半死半生の状態になっていました。
カッパが12時間川に潜ると言えば、御崎猿は24時間潜ると言って、その勝負はなかなかつかなかったといいます。
(御崎神社近く。ここが決戦の場だったのか!?)
村人が御崎原を通って牧野に行くと、人懐こい猿は木から下りて付いてきます。
村人は、カッパとケンカしないように、御崎猿を背中に背負い、手ぬぐいを被せて、川の上の一本橋を渡っていたそうです。
イタズラ好きで 喧嘩っ早いカッパたち!
おや?
喧嘩っ早い?!
けんカッパやい?!
そうか、喧嘩っ早いの語源はカッパからきてたのかぁー(^o^)
ってそんなわけあるかっ!!
最近 一日中カッパの事を考えているもので、思考回路がカッパ中心です