釣るのが難しいヤマメの生態
3月1日は宮崎県のヤマメ解禁日。毎年この日になると太公望が渓流に集います。
私は朝から過密スケジュールで18年ぶりに初日に竿を振ることが出来ず、少々ストレスな日になってしまいました(笑)
2年前の解禁日での釣り
ヤマメは臆病な魚なので釣るのが難しいと言われています。それは自然界の厳しさからくるものなのです。ヤマメが棲むのは渓流で、澄みきった流れ、天敵は水鳥です。
しゃくなげの森付近では、カワセミ、ヤマセミ、カワガラス、ゴイサギ、シラサギなどの鳥がいつも魚を狙っています。澄みきった流れなので鳥からまる見えです。
平成29年6月に釣り上げたヤマメ
ですから、ヤマメはなにかが動くと素早く岩かげなどに隠れる習性を持っています。というより、そういう動くものに敏感で俊敏なものだけが生き延びてそれが習性になったと言えます。
ですから、ヤマメ釣りをするときは、頭を低くして動きがなるべく見えないように、息をひそめて釣るのです。この緊張の駆け引きがたまらずヤマメ釣りにのめり込みます。
渓流竿
また、習性を知ると釣りも一段とワクワクします。ヤマメは通常流れてくる水生昆虫や落下昆虫を食べています。
ですから、釣りのときは、遠くから見て、あの岩の下にいそうだから、エサをあの流れにのせて、あの辺りまで流せば、きっとあそこで捕食する。というようなイメージを掴んで竿を振ります。
思い通りに釣れた時の喜びは格別なのです。
地元テレビの取材依頼での釣り。確実に釣り上げなければならないため、かなりの緊張です。
また、ヤマメ釣りの取材も受けることがあります。取材では確実に釣り上げなければならないのと、カメラアングルがあるため、遠くからカメラマンに指示を出します。あの岩に入っていると思うので、あそこに振り込んで、あそこあたりで釣り上げますと宣言しての釣りです。しかも、立ってもヤマメからは岩かげになる場所から釣るという、ヤマメ習性を知っているからできる技なのです。
ヤマメ釣り解禁の新聞記事
このレポートうちながら、釣りに行きたくてたまらない気持ちになりました。
後日、釣りに行けたら釣果レポートします。笑笑