
大学中退を決意し、農家の道へ
日南市北郷町で生きていこう!
そう決意したのは、大学4年の前期。
ちょうど進路に悩み、人生に迷っていました。
私の出した選択肢は3つ。
(1)大学を辞めて宮崎に移住して農家になる
(2)大学卒業まで頑張ってから、宮崎に移住して農家になる
(3)大学卒業まで頑張ってから、就職して経験を積んでから、宮崎に移住して農家になる
もう、宮崎に移住することは心の中で決まっていた。
悩みに悩み、誰に相談しても(3)を勧められました。「少なくとも卒業はしろ」と。
でも、私は(1)を選択したかった。
1年でも早く農業がしたかった。
熱が冷めないうちにやりたかった。
ここで諦めたら、自分は農業を一生やらないと思った。
もしここで移住して農家にならなかったら、あこがれた夢と、未来を諦めた自分と、一生向き合うことになる。
そして、攻めるべき時に攻められなかった自分を責め続けながら、いわゆる普通に定年退職まで働くのだろう。
私はそれがイヤでした。
そう思うと、卒業を待っていられなかった。
親に頭を下げ、祖母に頭を下げ、なんとか納得してもらった。親が出した条件は「金銭的な援助はしない。ダメになったら帰ってくること。」
そして私は大学4年の前期で大学を辞めました。
フリーターになり、再び全国を回った。
その後は半年はフリーターとして全国の農家を回り直し、アイデアを蓄えた。
他県のいちご農家さんところで勉強し、
そして2015年の2月。日南市北郷町に移住した。
そして、そこから一年間をいちごの勉強に使った。
中退して移住してよかったこと
(1)振り切れた
冒頭に書いたように、圧倒的に人生を振り切れました。メトロノームでいうところの、おもりを一番上ぎりぎりにつけた状態。
(2)経歴が面白くなった
「え!?大学中退?!なんで?」というように、初対面の人との会話のフックになって、人に覚えてもらえるようになりました。
そして、今。
不思議にも、この選択をまったく後悔してない。(親には今でも申し訳ない気持ちでいっぱいですが・・・)
未だに、大学中退の話をすると「もったいない」と、よくいわれます。
でも、もったいないかどうかは私が決めることで、この1年半を充実して過ごせたので振り切ってよかったです。








