INN-SECTのカフェは、夕方から岡山県北のお酒も楽しめるバーに変わります。
本日はこちらのバーでも飲める、エスニックとも相性抜群な日本酒「9 -NINE-」を製造されている御前酒蔵元 辻本店の辻 総一郎さんより応援コメントをいただきました!
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御前酒蔵元㈱辻本店の辻総一郎と申します。
INN-SECT 新たな津山エリア、県北エリアの集いの場として、OPENをとても楽しみにしております。
丸尾さんとの出会いは「いーなかえーる」の取材のご依頼をいただいた時でした。
UターンやIターンで真庭県北に帰って来られ、ご活躍されている方々の紹介をされているのですが、それぞれの地域への想いや取り組み等を掲載を通して知ることができ、刺激をいただいたことを思い出します。
またレプタイルのスタッフの皆様の生き生きとした仕事ぶりも印象的でした。
さてINN-SECTですが、銀行をリノベーションし、飲食・宿泊・仕事という3つのセクションで構成される新たな拠点ということで、何か面白いことが始まる気が満ちています。
個人的には宿泊に注目しています。
というのも私が住み暮らす真庭市勝山でも空き家を利用した宿泊のプロジェクトを行っています。一つの例を挙げますと、その昔物資を運ぶ高瀬舟が発着していた「舟宿」が川沿いに今も残っており、建物の痛みも激しく今にも朽ちてしまいそうな状況でした。地元の有志で(一社)を立ち上げ、この度FUNAYADO-CreationBase-として生まれ変わりました。
FUNAYADOの役割は「レンタルスペース」。
2019年5月のOPEN以来、竹細工や革細工等のクラフトのワークショップを行ったり、音楽イベント、お庭でのBBQ、子供達の学習の場所として利用されています。また、まだ試験段階ではありますが室内にテントを立てて宿泊する「室内テント式のゲストハウス」としての利活用を検討しています。
役割としてはどこか似た雰囲気のあるINN-SECTとFUNAYADO。
今後何かで連携出来ると嬉しいですね。
さてINN-SECT1Fのカフェ・バーにて当蔵のGOZENSHU9(NINE)が提供されることに!ありがとうございます。
宣伝がてらご紹介させていただきますと、9(NINE)シリーズは私の姉である辻麻衣子が杜氏(製造の親方)に就任した際に、蔵人達も一気に世代交代し、新たな9人の若手蔵人で醸したお酒です。使用米は岡山が誇る最古の酒米である「雄町」を使用し、最古の製造方法「菩提もとづくり」を復刻させ醸したお酒です。この文章だけ読むと、昔ながらの伝統的な味わいをイメージされるかもしれませんが、味わいは現代にフィットさせるべく、通常のお酒よりは少し酸度の高い味わいとなっており、チーズやスパイシーなお料理とも相性が良く、カフェで提供されるエスニックとのペアリングもお楽しみいただけると思います。
仕事も出来て、お酒も飲めて、宿泊もできる。
大人たちにとって何とも嬉しい場所になるでしょう。
INN-SECTが岡山県北のみならず、世界の人々が集う場所になることをご期待申し上げます。
御前酒蔵元㈱辻本店
七代目 辻 総一郎