2014/12/19 11:26
美味しいいちごは、一日にして成らず。 「生産期間中は、24時間片時もいちごが頭から 離れることはない。」 現場責任者星野はそう言います。 星野が良く使う表現で、 「いちごづくりは『雰囲気』だ」と。 『雰囲気』。その言葉の中身は、色々な事柄が 含まれています。 ・ハウス外の天候 ・ハウス内の温度、湿度 ・苗・葉の状態 ・土の状態 ・与える水量や肥料の量 ・加温するボイラーの管理 ・花やミツバチの管理 ・実の付き具合 ・虫や病気への対応 etc. 『雰囲気』と表現するのには、生産の一翼を担う パートスタッフの方にも分かり易く伝え、作業に 集中して貰う為です。 先に挙げた事柄を一度に全て説明し、理解して 頂くことは難しいです。 少しずつ作業に慣れ、美味しいいちごをつくれる ようになるまで、3年。 1人でハウスの運営を全て担えるようになるまで 10年は掛かります。 また、同じ一年はなく、毎年課題は変わります。 虫が多い年もあれば、病気が多い年もあります。 それらに対応し、美味しいいちごをお届けする為には、 経験とそれによって裏付けれられる知識が必要です。 そして、何よりも重要なのは、 「もっと美味しいいちごをつくりたい」 という気持ちを持ち続けることです。 <後編につづく> ~いちごづくりへの情熱(後編)~