2014/12/08 20:48
「Tanpopo」でカメラマンを務めた長澤です。
他のプロジェクトメンバーと同じように私も監督である田中幸城の熱意に押されて本プロジェクトに参加しました。
私は主にカメラマンとしての撮影現場での仕事がメインでしたがベトナム滞在期間は本当にいろいろありました。
言葉の通じぬ異国の地で迷子になるわ、撮影中にピストルを持った公安に目をつけられるわ、極めつけはバイクタクシーで怪しいお店に連れていかれて2万円ボったくられる。
ある意味、このプロジェクトメンバーの中で私が一番ベトナムという異国にもまれていたと思います。
しかしそういった経験を味わうたびに、カメラを握る私のこの映画に賭ける想いは大きくなっていきました。
とある昔の映像作家さんの言葉に「映画の持つ芸術性というのは撮影している過程そのものにある。」というような言葉があります。
「Tanpopo」は撮影期間中に様々な苦悩を味わいました(2月の日本編撮影の大雪による中止、キャストの入院ややむを得ない急な変更、等)。しかし別の面では多くのよき出会いやありがたい協力も味わいました。
「学生映画」という響きは一見安っぽく頼りのないもののように聞こえてしまうことに異論は唱えませんが、この映画は一味違います。「学生」という枠を超えた「なにか」が詰まっています。私が言葉でうまく表すことのできない「なにか」というのは何なのか。それはこのプロジェクトに興味を持ってくれた貴方が是非この作品を鑑賞してください。そして感じ取ってみてください。
レポートを読んでくださいましてありがとうございました。
応援よろしくお願いします。





