2015/06/12 12:08

5月12日に、銀座三越で開催された地方創生セミナーに行ってきました!今回のゲストは、地域活性化というキーワードで、最も成功している事例のひとつとして紹介されることも多い「神山町」の仕掛け人。NPO法人グリーン・バレー理事長の大南信也さんです。
神山町といえば、アートインレジデンスとワークインレジデンスの取り組みが有名だと思います。前者は、世界各地からアーティストを神山町に招き、滞在。その間にアート作品を製作するというプロジェクト。後者は、大手IT企業をはじめ、東京を本社にもちながらサテライトオフィスを神山町に設けるという取り組みです。どちらも、地域活性化の取り組みとして全国から注目されています。
<h2>セミナーで驚いたこと</h2>セミナーの中で初めて知ったのですが、神山町の取り組みって25年も前から始まっていたのですね!これにはとても驚きました。そして、一朝一夕でいかないのがまちづくりなのだなと再確認しました。
<h2>印象的な言葉</h2>セミナーの中で、特に印象的だったものを掲載させていただきます。
<h3>創造的過疎</h3>神山町の人口は減っている。ここ数十年で21000人から6000人。その中で取り組んでいるのは「創造的過疎」の実施です。IUターンを通して、人口バランスを整え、持続可能な地域を目指しています。地域の世代循環を促しています。
<h3>仕事ごと人を連れてくる</h3>地域で新しい仕事を作っていくのは大変です。仕事もありません。だから発想の転換で、「仕事ごと人を連れてくる」ということをしました。それが、サテライトオフィスへの取り組みや、商店街にどのような職種の人が入れば良いかを考え、アプローチするという取り組みになりました。いわば、働き手を逆指名している状態です。
<h3>地域資源よりも目を向けるべきもの</h3>地域資源に目を向けると、農業をどうにかしないと、という発想になってしまう。それよりも、地域にどんな人が集まるかが大事だと考えています。そうやって移住者が増えて、多様性が生まれると、地域内循環が生まれます。その結果、農作物を販売することに比べて何倍もの価格を実現できたりしています。人の流れをつくると、サービス産業が活性化し、サービス雇用が生まれ、結果的に農業の活性化に結びついています。
最後に大南さんがおっしゃっていた、「好きな日本を素敵な日本に!」という言葉が印象的です。
大南さんにもGIFT Talksでのゲストできていただくことをお話中です。楽しみにしてください!






