さていよいよ今回は「5000円ご支援コース・ミニA+Bセット・桐箱入り」の、桐箱をオーダーしに水上まで行って参りました。
小)みなかみ町の「桐匠 根津」さんにお願いしに行きました。以前、桐箱を作ってもらえるところを探している時に、県内にもあると知って、お世話になったことがあります。
「桐匠 根津」さんの、風情あるたたずまい。この正面に茂左衛門屋敷跡がある。
乙)それにしても寒かったですね、あの日…。
小)マジで寒かった。なのに、敷地内に積まれた、切り倒した桐の木を見ながら、木の善し悪しの話に夢中になってました。
桐の原木に、箱の打ち合わせより夢中に
それで、桐が素材として実に優秀であることを知りましたよ。
調湿機能や、あの軽さ、加工のしやすさ。一方で柔らかいのでキズが付きやすいという話もありましたね。
乙)木というより、何か別の先端的な素材のように思えてきます。
そういえばこちらの根津さんのところでは「砥粉(とのこ)」を使って、木を擦り減らさぬまま新品同様に蘇らせる技術を生み出したんですよね。
左側の古い表面が、右側のように再生される!
小)桐の機能を維持しつつ、劣化がほとんどないという仕上げ方法です。
そして、工房にあった桐たんすの肌触りの良さ!
左:引き出しを閉めるのにコツが要るのは、密閉性が高い証拠。右:肌触りにノックアウト
乙)別次元の肌触りでした。超伝導で手が桐の上をすべっていくような…。
小)うわぁ、なんかライターっぽい表現だ!羨ましい…。
手にしっとりと馴染む、柔肌のようn…(自粛)。ダメだ、違う方にいく。
叱られるパターンだ。
乙)「このレポートは夜、読んでください」と入れときます。
小)え、このやり取り、活かすの!
乙)活かします。
それにしても、自前の桐林をお持ちとは驚きました。
小)あれは私も初耳でした。結構、作りもしっかりしていたのにイメージよりリーズナブルだったのですが、その謎が解明されました。
乙)新潟の桐林で、育成も伐採も自分でやる。だから価格を抑えられる、と。
小)ちなみに、桐たんすも思っていたよりもリーズナブルでした。あと、デザインがモダンだった。いっそ北欧テイストのチェストとか作ってもらいたいと思いました。
乙)それいいですね!北群馬、北欧化計画。実際、谷川岳を望む彼の地は、そんな趣。街の雰囲気も最高でした。
小)“お土産プロジェクト”なのに、お土産のスケール超えちゃって桐材のチェストとか、いいかもしれない。
で、ようやく桐箱のサンプルにたどり着きます。フタの形状、サイズ、いろいろと見せて頂きました。
工房でお持ちの箱サンプルをとっかえひっかえ
乙)あーでもないこーでもない、とミニサイズ風呂敷をいろいろな形に畳んでみて検討しました。
小)正目の方向を揃えて箱を作るとか、言われてみて気付いたこともありました。
正方形に見えても正面がある、とか、そういうポイントもたまらないです。
乙)そうそう。たまらないといえば湿度調整の話に戻りますが、常に湿度30%に保ってくれるんですってね、桐は。だから茶筒とか最適。
小)外気に関係なく、ですよね。
昔から着物を収納するのに使われていたのも納得です。除湿なんて電気仕掛けでするものだと思ってましたよ。
乙幡さんも、桐で工作しませんか?桐から生み出しましょうよ。
乙)いいですね、やりたいです。と思ってあの場所で「アイスモナカ入れ」提案したら却下されましたがな。だいたいアイスの水分でふにゃふにゃになるだろって。そらそうだ。
小)まあ、こうなったら桐生の名物を入れたいですね。
乙)花ぱん入れ、とか!
小)桐から生まれた工作に桐生の名物を入れる。マトリョーシカみたいだ。
さて今回のミニセット、新潟産の桐を元に水上の工房「桐匠 根津」さんが桐箱を作ってくれて、ギフトとしてなかなか良い感じに仕上がる予感がしてます。
乙)あとはどう飾るか、考えていきたいと思います。群馬の焼き印、もしくはハンコで?
小)そうですね、届いた時にきっとご満足頂ける品になっているはずです。
乙)私も非常に楽しみにしています。桐箱、定番にしたいですね。
小)お土産プロジェクトに参加してもらいましょうか。新メンバーだ!
乙)いろいろな方を巻き込んでいきたいですね。
小)そうですねー。しかもスカウト形式が良いですね。時々、ふられたりしたい。そこを食い下がってみたい。
乙)逆にたくさん志願して来たらどうしましょう。
小)あ、全然ウェルカムですよ。もちろん。ただ、基本、追いかける方が燃えるので。
男ですから。
乙)また夜の話になりそうなのでこの辺で!
というわけで、プロジェクト達成も無事成し遂げまして、順調に生産に入っております!皆様、お届け時期は2月頃と、今しばらくお待たせすることとなりますが、何卒楽しみにお待ちいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします!