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上毛かるた44枚の地周遊スタンプラリーアプリを作って群馬観光の活性化を!

群馬県民なら誰もが知る上毛かるた。群馬の名所や偉人で構成されるこのかるたゆかりの地を周遊し、44枚コンプを目指そう!という『位置情報ゲーム』を開発します。県内観光を促進させると共に群馬県民にかるた文化に対して誇りを持ってもらう事が目的です。

現在の支援総額

1,298,000

103%

目標金額は1,250,000円

支援者数

62

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/05/02に募集を開始し、 62人の支援により 1,298,000円の資金を集め、 2016/07/21に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,298,000

103%達成

終了

目標金額1,250,000

支援者数62

このプロジェクトは、2016/05/02に募集を開始し、 62人の支援により 1,298,000円の資金を集め、 2016/07/21に募集を終了しました

群馬県民なら誰もが知る上毛かるた。群馬の名所や偉人で構成されるこのかるたゆかりの地を周遊し、44枚コンプを目指そう!という『位置情報ゲーム』を開発します。県内観光を促進させると共に群馬県民にかるた文化に対して誇りを持ってもらう事が目的です。

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上毛かるた全44札の中で唯一群馬の「食」をテーマにした「ね」の札、

 

「ね:ねぎとこんにゃく 下仁田名産」

 

どちらも言わずと知れた古くからの下仁田名物であり、群馬県内だけでなく県外の方々にもよく知られています。

しかし、実際に「ね」の札を改めて見てみると、何か違和感を覚えませんか?

 

 そうです。「・・・描かれているこのねぎ。これって下仁田ねぎ?」というところです。

 

 実際に下仁田ねぎそのものをご覧になった事がある方はわかると思いますが、通常のねぎよりも太く、ズングリとした独特の形をしているのが特徴なのです。しかしながら絵に描かれているねぎは細く、巷のスーパーで見かける普通のねぎとそれほど変わらないような。

 

実は、

 

『ねの絵札に描かれているねぎは下仁田ねぎではない』

 

というのが正解なのです。

 

財団法人群馬文化協会の元理事長であり、上毛かるたの生みの親である故浦野匡彦先生の長女:西方恭子さんが書いた『上毛かるたのこころ 浦野匡彦の半生』にはこのように記されています。

 

以下、引用。

『父は計画当初から、歴史教育家の恩師丸山清康先生に解説文を書いて戴くことに決めていた。これによって他に類をみない〝郷土いろはかるた〟を意識し、先生の従弟にあたる県立前橋工業高校美術教師の小見辰男先生に絵を依頼した。

 

 ~ 中略 ~

 

  ただ、初版の絵は、当時の情況では、各地を訪ね歩くも儘ならず写真などに頼った所もあり、また、例えば下仁田葱などは庶民には見ることも口にすることもない〝殿様ねぎ〟といわれて高級料亭にのみ行く品であっただけに、昭和43年描き直された現在の絵も同じく深谷ねぎの形といわれるが、これは当時の庶民生活を語る良い例になったといえる。私も下仁田葱をこの目と口で確かめたのは昭和50年代に入ってからと記憶し、日本に飽食の時代が到来した頃であったと思う。』

 

下仁田ねぎは別名『殿様ねぎ』と言われます。今でこそ容易に手に入れられる下仁田ねぎですが、上毛かるたが製作された1947年(昭和22年)当時、庶民にはまだ高嶺の花の存在であり、ねぎの描写として一般的な深谷ねぎの形で描かれたのです。

 

ちなみに1947年当時、上毛かるた制作公募に寄せられた札のうち、「食」に関するものは下仁田ねぎとこんきゃくの他に利根鮎、磯部煎餅、新田米、わらび、ぜんまいの5品があったと言われています。その中でかるたに採用されたのは下仁田ねぎとこんにゃくのみ。それ以外のものも立派な群馬の名産品であるのは言うまでもないのですが、その一方で作る札には限りがあるので選定には悩みに悩んだことと思います。

しかしながら、その中からまだ見たこともない下仁田ねぎを上毛かるたに採用した。それだけこの高級ねぎは当時の県民にとっての誇りであった事が窺えます。

 

そんな高級食材を生産している下仁田町。現在高齢化が進み、2年前に発表された『消滅可能性都市』ランキングでは全国1800市町村の中で第12位に入っており、深刻な過疎化が進んでいます。近い将来、下仁田ねぎも町と一緒に消滅してしまうのではないか・・・と危惧しています。

 

我々の作成しているアプリによってたくさんの方々が下仁田に訪れ、町の観光が活性化することを願っている次第です。そのアプリ製作実現の為、クラウドファンディングに皆様からのご支援宜しくお願い致します。

 

 

出典:『上毛かるたのこころ 浦野匡彦の半生』 西片恭子 著

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