私たちの田んぼ活動
私たちは次世代を担う子供たちにつなげる環境や安心安全な食のために農薬・化学肥料を使わないお米作りをしています。
私たちの田んぼ活動では、田んぼをフィールドとして米づくりだけにとどまらず、人と人、人と生きものがつながり、生きもの観察会などを通じての環境教育、食育や地域づくりにも力を入れています。
農薬や化学肥料を一切使わない生きものを育む有機稲作農法(抑草技術)は、田んぼの水位を一定期間(30日間)、一定水位(7cm)以上を保つ必要があり、このため「井戸掘りプロジェクト」で井戸を掘り水を安定的に確保したいのです。
まず、私たちの活動の様子を紹介して井戸掘りプロジェクトの説明をします。
田んぼの生きもの調査(動物編)
生きものに優しい田んぼでは、様々な動植物の賑わいが戻り、子ども達の格好の遊びと学びの場になります。
生きものいっぱいの田んぼで生きもの観察会
田んぼの生きもの調査(植物編):野草料理を食べよう!
私たちの田んぼや畦の野草を調べ、採取しみんなで野草パーティー。このようなことが安心して出来るのも農薬・化学肥料を使わない田んぼならではのことです。
田んぼの食べる生きもの調査(植物編):みんなで楽しく共食
出来上がった野草料理の数々
連携農家の高梨農園
~メダカやドジョウやミツバチにやさしい米づくり~
このように私たちが楽しく安心なお米作りができるのは、髙梨農園との連携があります。
髙梨農園では無農薬・無化学肥料によるお米作り、水を汚さない自然に優しい農法・美しい村の景観を守る事を信条にしています。高梨耕治さんがレンゲを肥料に耕福米と名付けたお米づくりをしています。
今年はレンゲの代わりにストロベリーキャンドルという真っ赤な花の咲く種を蒔きました。4月半ばには、田んぼ一面にロウソクの灯るような景観が見られることでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/koufuku_mai
メダカやドジョウやミツバチにやさしい米づくりをする耕福米耕作人、高梨耕治さん
環境のバロメータ:ミツバチの巣箱設置
ストロベリーキャンドルの花にミツバチが集まってくれることを願って巣箱を作り、設置しました。ミツバチは、環境のバロメータで、ミツバチの暮らしやすい環境をつくることは美しい自然や環境を守ることにもなります。
ミツバチの巣箱づくり
環境のバロメータとしてのミツバチの巣箱設置
水生動物のすみかのビオトープ
今年の1月は水生動物のすみかとなるビオトープを作りました。
ビオトープは水生動物のかっこうの生息空間で沢山の生きものが暮らしていけることになります。特に、微生物やイトミミズが田んぼの土壌に欠かせない土を作ります。
また、ここに水が入ると田んぼに水がないときでにヤゴやメダカ、ドジョウの避難場所にもなります。
今年の1月に畦とビオトープ(後方左)作りを行いました。
私たちの想い「初雁の里」ロゴと看板
このように人と生きものが共生する豊かな田んぼ、そして人が集う里山コミュニティーにしたいという想いで「初雁の里」というロゴを作りました。
初雁の里のロゴ
初雁の里に想いを託してこんな看板も作っちゃいました!
今年はじめの田んぼの現地説明会で看板を囲みパチリ(#^.^#)
初雁の里で「生きもの育む有機稲作」
この初雁の里での「生きもの育む有機稲作」は、民間稲作研究所の稲葉光國氏の指導を受けています。科学的に証明された稲作方法でお米の種の消毒においても温湯消毒を用いて稲の病気の発生を押さえており、化学薬品を使いません。
耕福米髙梨農園での有機稲作ポイント研修
除草剤を使わない抑草方法
この農法では、田んぼの水位を7cm保つことで抑草します。
2016、2017年と水の安定確保できたモデル田んぼでは大成功しました。
ところが入間川の渇水により水位が保てなかった田んぼではコナギやヒエなどを抑えることができませんでした。
そのため連日暑い最中、みんなで熱中症を覚悟で昔ながらの除草器(おかめちゃん)や素手での除草を試みましたが草だらけに(*_*)涙。
昔ながらの除草器(おかめちゃん)による必死の除草作業
必死の除草にもかかわらずヒエだらけになった田んぼ
そこで、今後の田んぼの拡大や活動存続にあたり水の安定した確保が緊急の必須課題となり「井戸掘りプロジェクト」を立ち上げました。
<井戸設置によるメリット>
①水位の安定確保による抑草
②井戸水をビオトープに入れ、稲の生育に適した水温確保
③生きものの生活空間の確保(ビオトープ)
このような井戸のメリットにより無農薬によるお米作りが安定して続けられます。
井戸掘りと設備工事には、150万円ほどの経費がかかります。
この費用の3分の1程度を皆様の支援でまかないたいのです。
<井戸掘り工事経費の見積もり>
・100mm 井戸掘り工事 50m: 1,000,000円
・エバラ水空ポンプ 50BHS152.2B 一式: 265,000円
・50A 白パイプ 4m 5本: 26,500円
・電気工事 一式: 150,000円
・消費税 115,320円
合計金額: 1,556,820円
クラウドファンディングで70万円を予定しています。
下記のように経費として20万円を差し引き、50万円を充当させていただきたいと考えております。
<クラウドファンディングの使途内訳>
70万円の使途内訳は
・FAAVO手数料(15%): 105,000円
・お返し品(送料含む): 95,000円
・井戸掘りプロジェクト:500,000円
合計金額 700,000円
また、農業大型機械の整備や維持には多額の経費がかかります。機械が壊れたら、この活動は縮小せざるを得ないので目標額以上の額は、井戸の運用経費の他、農業機械の整備費用に使わせていただきたいのです。
<経費や田んぼの見える化>
その経費の使徒内容については、ホームページに掲載し見える化を図ります。
<直接支援について>
支援したいけれど、クレジットカードで決済したくない方、方法が分かりにくいので直接支援したい方は、以下の口座で支援金を受け付けております。
(頂いた支援金に関しましては、プロジェクト未達の場合、代表理事が責任を持って返金いたします。お気軽にご連絡ください。)
☆振込:ゆうちょ銀行の場合
記号:10310
番号:21655411
名義:カワゴエサトヤマ
☆他金融機関から入金の場合
店名:〇三八(ゼロサンハチ)
店番:038
普通:2165541
名義:カワゴエサトヤマ
【問い合わせ先】
振込をされた場合、以下に必ずお知らせ下さい。
かわごえ里山イニシアチブ 代表理事 増田純一
TEL 049-234-5269/070-5599-2623
Mail kawagoesatoyama@gmail.com
HP http://kawagoesatoyama.ciao.jp
FB https://www.facebook.com/kawagoesatoyama/
http://kawagoesatoyama.ciao.jp
田んぼの状況については皆様にほぼリアルタイム(午前6時から午後7時まで1時間おき)にご覧いただけるように、田んぼの見える化を図ります。
5月連休終わり頃までストロベリーキャンドルが咲き乱れる美しい田園風景を見ることが出来ました!
以下これまでの活動についての参考資料です。
国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)の認定連携事業
尚、私たちのこの農薬を使わない生物多様性豊かな活動を「生きものを育む田んぼプロジェクト」と呼び、この活動が平成28年度に国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)の連携事業として認定されました。
https://undb.jp/authorization/3515/
国連生物多様性の10年日本委員会の認定連携事業ぼ授賞式
第15回かわごえ環境フォーラム「かわごえ里山イニシアチブ」 - YouTube
第15回かわごえ環境フォーラム「かわごえ里山イニシアチブ」
最新の活動報告
もっと見る50m下の地下水脈から待望の水が出ました
2018/02/05 15:26皆さま、報告2件です。 市民団体「かわごえ里山イニシアチブ」は、1月末に特定非営利活動(NPO)法人「 かわごえ里山イニシアチブ 」として承認され,登記されました。 2月4日(日)午後:クラウドファンディンで経費を募った「井戸掘りプロジェクト」で待望の水が出ました。これまでの皆さまのご協力の対し感謝申し上げます。 ここに来るまでは紆余曲折がありました。 詳細は、下記に掲載しています。 また、耕福米耕作人のブログも詳細を掲載していますので、ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/koufuku_mai/e/3c8a842a38d428bf2009c1d75efbee5b 2月4日(日)井戸掘りDAY12午前:こうしてパイプが地下深くに埋められました&井戸掘り親方の出初式? (マワゴエ・マスメディア白井氏撮影) 午前、パイプはこうして地下深くに埋められていきました。 パイプを接着しながら、1本1本慎重に継ぎ足していきます。 親方と80代井戸掘り職人3人衆の息の合った作業です。 パイプを支える縄がねじれたのか、82歳親方の出初式と 思われる身のこなしでやぐらをスルスルと登っていきます。 パイプの設置が終わった後は、パイプの周りに砂利をひきつめます。 その後、パイプの径より細い鉄パイプを通し、何度も何度も パイプの中を洗浄していきます。 パイプによる洗浄が終わると、いよいよ午後から、水中ポンプ による水の給水を待ちます。 50年前から続く職人芸による伝統的な?井戸掘りに注目ください。 2月4日(日)井戸掘りDAY12午後:とうとう水が出ました。 本日、午後から給水ポンプに掘削したパイプがつながれ、 とうとう水が出ました。 最初は、工事に使った粘土質の土のために、濁っていましたが 徐々にきれいになってきました。 木箱に層ごとにいれてある石や砂利に注目ください。 一番右の砂砂利のところが50m層。この50m層以下で 岩盤層にぶち当たり1本目のパイプが破損しました。 パイプが破損後、2本目のパイプが、アクシデントで ロープから切れて地下深くに落下して引き揚げ不可能になったそうです。 給水用の井戸パイプが設置され周りに砂利を敷き詰め、何はともあれ、 午後からのテスト給水となりました。 勢いよく水が出てきました。 丸く石になっているのは、45mの地層から出てきた石です。 地下深くに秩父水系の水脈があり、この水脈の流れで石がお互いにこすれ合い 丸くなったものです。 驚くべき地下水脈の力です。 今後は、給水モーターが設置され、 電源の引き込み、 小屋の設置と進みます。 もっと見る
とうとう待望の井戸掘りのやぐらが立ちました。
2018/01/25 20:061月25日(木) その模様は写真でご覧ください。特質すべきことは、井戸掘りの社長を含め、3人の方全員がなんと80歳以上で、きびきびした動きでとても80歳以上とは思えません。 やぐらのてっぺんに立つ人は、御年81歳の社長です。命綱も付けず、まるで出初式を見ているようでした。 井戸掘りの無事を祈り、土地に感謝して、お神酒や無農薬の耕福米を土地の神様にふるまいました。 村人総出で、このやぐら立ての模様を見守りました。 もっと見る
入金となりました。支援者の皆さまありがとうございました。
2017/08/06 00:19支援者の皆さま、ご支援ありがとうございました。 8月4日(金)に井戸掘りプロジェクトの支援金が入金となりました。今後、工事に向け準備を加速して参りますので引き続きよろしくお願いします。 田んぼの近況をお伝えします。 7月30日:CO江戸初雁の里田んぼのビオトープにトンボの止まり木を何本か立てました。これは、以前生きもの調査の林鷹央講師から、止まり木を立ててやるとトンボが集まってきて卵を産んでくれるという事を教えてもらっていたからです。 8月5日:丹精込めて育てた稲の出穂がところどころ始まりました。 また、田んぼの上空にたくさんのとんばが乱舞していました。昔の田園風景の再現です。写真にはトンボがうまく映っていませんが、左側にかろうじて映っています(撮影に夢中でトンボの種類を確認するのを怠りました)。 もっと見る