皆さま、報告2件です。 市民団体「かわごえ里山イニシアチブ」は、1月末に特定非営利活動(NPO)法人「 かわごえ里山イニシアチブ 」として承認され,登記されました。 2月4日(日)午後:クラウドファンディンで経費を募った「井戸掘りプロジェクト」で待望の水が出ました。これまでの皆さまのご協力の対し感謝申し上げます。 ここに来るまでは紆余曲折がありました。 詳細は、下記に掲載しています。 また、耕福米耕作人のブログも詳細を掲載していますので、ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/koufuku_mai/e/3c8a842a38d428bf2009c1d75efbee5b 2月4日(日)井戸掘りDAY12午前:こうしてパイプが地下深くに埋められました&井戸掘り親方の出初式? (マワゴエ・マスメディア白井氏撮影) 午前、パイプはこうして地下深くに埋められていきました。 パイプを接着しながら、1本1本慎重に継ぎ足していきます。 親方と80代井戸掘り職人3人衆の息の合った作業です。 パイプを支える縄がねじれたのか、82歳親方の出初式と 思われる身のこなしでやぐらをスルスルと登っていきます。 パイプの設置が終わった後は、パイプの周りに砂利をひきつめます。 その後、パイプの径より細い鉄パイプを通し、何度も何度も パイプの中を洗浄していきます。 パイプによる洗浄が終わると、いよいよ午後から、水中ポンプ による水の給水を待ちます。 50年前から続く職人芸による伝統的な?井戸掘りに注目ください。 2月4日(日)井戸掘りDAY12午後:とうとう水が出ました。 本日、午後から給水ポンプに掘削したパイプがつながれ、 とうとう水が出ました。 最初は、工事に使った粘土質の土のために、濁っていましたが 徐々にきれいになってきました。 木箱に層ごとにいれてある石や砂利に注目ください。 一番右の砂砂利のところが50m層。この50m層以下で 岩盤層にぶち当たり1本目のパイプが破損しました。 パイプが破損後、2本目のパイプが、アクシデントで ロープから切れて地下深くに落下して引き揚げ不可能になったそうです。 給水用の井戸パイプが設置され周りに砂利を敷き詰め、何はともあれ、 午後からのテスト給水となりました。 勢いよく水が出てきました。 丸く石になっているのは、45mの地層から出てきた石です。 地下深くに秩父水系の水脈があり、この水脈の流れで石がお互いにこすれ合い 丸くなったものです。 驚くべき地下水脈の力です。 今後は、給水モーターが設置され、 電源の引き込み、 小屋の設置と進みます。
1月25日(木) その模様は写真でご覧ください。特質すべきことは、井戸掘りの社長を含め、3人の方全員がなんと80歳以上で、きびきびした動きでとても80歳以上とは思えません。 やぐらのてっぺんに立つ人は、御年81歳の社長です。命綱も付けず、まるで出初式を見ているようでした。 井戸掘りの無事を祈り、土地に感謝して、お神酒や無農薬の耕福米を土地の神様にふるまいました。 村人総出で、このやぐら立ての模様を見守りました。
支援者の皆さま、ご支援ありがとうございました。 8月4日(金)に井戸掘りプロジェクトの支援金が入金となりました。今後、工事に向け準備を加速して参りますので引き続きよろしくお願いします。 田んぼの近況をお伝えします。 7月30日:CO江戸初雁の里田んぼのビオトープにトンボの止まり木を何本か立てました。これは、以前生きもの調査の林鷹央講師から、止まり木を立ててやるとトンボが集まってきて卵を産んでくれるという事を教えてもらっていたからです。 8月5日:丹精込めて育てた稲の出穂がところどころ始まりました。 また、田んぼの上空にたくさんのとんばが乱舞していました。昔の田園風景の再現です。写真にはトンボがうまく映っていませんが、左側にかろうじて映っています(撮影に夢中でトンボの種類を確認するのを怠りました)。
6月24日(土)かわごえ里山イニシアチブとかわごえ環境ネットとの共催で「田んぼの生きもの調査(動物編)」を行いました。大勢の子供たちを含め総勢75名が参加しました。 調査場所は、かわごえ里山イニシアチブの活動拠点である福田の田んぼの「CO江戸かわごえ初雁の里」。講師は食楽風土(くらふーど)の林鷹央(はやしたかお)講師。 田んぼ班とマコモ田班の二手に分かれて田んぼの周りを一回りして生きものを探しました。田んぼではアオモンイトトンボ、トウキョウダルマガエル(絶滅危惧種)、ドジョウ、コモリグモなどの生きものを見つけました。 マコモ田にはイチョウウキゴケ、タモロコやドジョウ、外来生物のウシガエルの鳴き声も聞かれます。マコモ田にはアマガエルが多く、田んぼではトウキョウダルマガエルが多く、これはトウキョウダルマガエルがアマガエルを食べてしまうからだそうです隣接した田んぼであってもそこに暮らす生きものが異なるのを発見したりして、いかに自然が微妙なバランスの上で成り立っているかを実感することができました。 用水路には、ハグロトンボのヤゴ、ドジョウ、フナ、タモロコ、ヒメタニシ、ハイイロゲンゴロウの幼虫、コガムシ、アマガエルのオタマジャクシ、ヌマエビなど多くの生きものが見られました。 お米は沢山の生きものによって育まれます。コガムシの幼虫が獲物を豪快に食べる姿を見つけたり、林講師の生きものの生態についての絶妙なトークに子供も大人も田んぼの生きものの世界に引き込まれていきました。 生きもの探しの後は、林鷹央講師自らが考案した「田んぼの生きもの環境チェックシート」で、出現した生きものの種類をAからDの4つのグループに分類し点数付けを行います。この総合点数で田んぼの環境度合いを計ります。 Aグループはホタル、タガメ、モリアオガエルなど希少度の高い生きもの。B、Cとなるに従って、多少の環境が悪くても生きていける生きものです。 Aは1種類が見つかれば5点、Bは3点、Cは1点と生きものの種類が多いほど高得点となります。Dグループは外来種なので、こちらは見つかると2点の減点です。Aはいなくて、Bは8種類で24点、Cは10種類で10点。Dの外来種が4種類いたので、合計で26点となりました。林講師は「都市型の田んぼなので、外来種が見つかるのは避けられないが良い状態の田んぼです」と評価。泥の中を丹念に探せば、もう何種類か見つかるそうです かわごえ里山イニシアチブでは、今後も無農薬田んぼである「CO江戸かわごえ初雁の里」の環境度合いを生きものを通じて調べていきます。 尚、この記事はカワゴエマスメディアの白井氏の記事を引用して再構成しました。http://koedo.info/170626kawagoesatoyama/
CO江戸初雁の里田んぼは中干しに入りました。 7月15日には、中干し前の抑草大作戦を展開し、延べ17名の会員が集まり、猛暑の中、必死の田んぼの草取り作業を行いました。 井戸掘りプロジェクトにつきましては、8月4日にかわごえ里山に入金されるという事で、現在、行政への各種手続きを行っているところです。