2018/03/25 08:15

「ママのため」だけの本屋ではない

こんにちは!

先日、この本屋の活動を紹介していたら

「ママさんの居場所になるんですね」と言って頂きました。

その際に

「はい、ママさんたちくつろげる場所になります」と答えました。

 

ママさんたちも「町の人」ですから、もちろん過ごしやすいように

取り組みます。

 

私も子供がいますので、どうしたら快適に過ごせるか

自分なりの考えをお店に反映させました。

 

奥の部屋を和室にすることで、まだ歩けない赤ちゃんを寝かせたまま

本を選ぶことができますし

トイレではおむつ交換台も用意する予定です。(予算次第ですが^^;)

 

でも、ママさんだけを対象とした本屋さんではありません。

 

たとえば、この本屋で置かれる本は絵本や児童書、育児書だけに限りません。

実用書もあれば、恋愛小説もある。

大人と子供の間を縫う、青少年向けの本も置かれます。

 

 

町の人の本屋であるために

この本屋をやろう、と決めた時ただ単純に「町に本屋が必要だ」と感じました。

そこで、家賃と棚をシェアする「シェア本屋」を思い付き、呼びかけました。

 

そしたら、偶然にも20代~50代の男性・女性がそれぞれ9名ほど集まってくれたのです。

 

もしこれが「ママのための本屋」と言ってしまったら

応募してくださる方は偏っていたかもしれません。

 

できれば「ママのため」と言わなくても母親が安心できる場所であってほしいし

母親が町の人と交流する場があることで、ママのコミュニティ以外の場所での繋がりが

生まれてくれたら…

 

よく住居を選ぶ時「住みやすい町」という言葉がありますが、特定の世代だけ住みやすいことに

価値はない、と私は考えています。

多世代が譲り合える町こそが、住みやすい町なのでは…と。

 

本屋も同じであってほしい、と願っています。

 

たとえば和室は

中学生が受験勉強や資格試験の勉強をするために使用する。

社会人が、仕事や人付き合いに疲れたときに休みに来る。

おじいちゃん、おばあちゃんが家族の目を気にせずにのんびりおしゃべりできる。

 

誰かがいたら、誰かのことを気遣いながらその空間を過ごす。

そうして声をかけなくとも「あ、この町にはこんな人がいたんだ」と知るきっかけになれば。

 

 

 

店主10名で町の人に受け入れられる本屋を作る

私自身、まだ手のかかる子供がいる身なので、どうしても視点が「ママ」よりになりがちです。

そんな私ですが、9名の皆さんと一緒に「それぞれが思う」本を並べていただくことで

自然と多世代・多趣味な本屋になっていくのではないかな、と思っています。

 

今日は、せんぱく工舎の内覧会です。

私達せんぱくBookbaseでは店主5名ほどが集まって、それぞれの本を持ち寄ります。

どんな本が並ぶのか、私自身も楽しみです!!

 

まだ工事が入っていない段階の全体内覧会は、本日が最終となります。

お時間ある方はぜひ! せんぱく工舎の内覧会にお越しくださいませ!

 

 

千葉県松戸市河原塚408-1 にて

10時~17時です!

 

ご来店(そして、ご支援もw)お待ちしております~(^o^)