2018/05/09 14:46
さて、前回のレポの続きです。
 
しばらくして「オーケー、ソーリー。」と声を振り絞り平謝りです
 
 
マネージャーを名乗りだした(笑)マレーシアのyoung man、Soh wai chin君に水を掛けてもらったり肩を借りて起こしてもらったり酷い有様で起き上がり順位を確認すると、なんとビックリの3位⁉️
 
 
ヒャッホーウ️
エクセレーント️
オーイエァー️
見たかこんにゃろ〜️
フゥゥワアァオ〜〜️
  
(こちらはセレモニーでの表彰の様子です。だいぶ落ち着きました笑)
 
予想外のことに狂喜乱舞とはこのこと。
 まぁ冷静に考えるとトップのピーターとは37秒も離される、6秒の中に4人固まってるわで本当に薄氷を踏んでの3位でしたが、それでもこの結果は嬉しいですね!
 
ですが、ヒート1の結果が響き最終順位はトップ3とはある程度の差をつけられての総合4位でした。
この現実もしっかり見ないといけませんね。
 
・・・やはり階段王への道程はそう甘くない。
 本気のピーターの強さは生半可なものではありません。
彼は第二ヒートも11分11秒と一番速いタイムを出し、完全優勝を果たしました。
 確かに彼は強い。でも全くもって勝てないことは決してないとも感じられた一戦でした。
 
そしてもう一つ痛感したのは、自分が今までこの体格を言い訳にしていたことのダメさ加減に気づかされました。
 
 
今回の大会2位のクリスティアン選手、3位のニコラス選手は決して長身・細身というわけではありません。クリスティアン選手はほぼ自分と同じくらい、ニコラス選手に至っては自分よりだいぶずんぐりとして身長は165cmもないのでは?
 
今まで「自分もピーター選手のような体格に恵まれていたなら・・・」と心の片隅で思っていましたが、それがいかに甘い考えだったかを二人が教えてくれたような気がしました。
そしてみんな紳士的でフレンドリー!競争相手であると同時にこの競技の苦しみや喜びをともにする仲間であると感じました。
 
それぞれ自分に与えられた身体、今の条件の中でみんな平等に闘っている。ならばとにかく自分は自分らしいスタイルを見つけてさらに上を目指す以外に階段王になる術はないと感じました。
 
もう一度自分を見つめなおして改善点を見つけていこうと思います。
 
 
いろんなことを経験させてもらった世界選手権でした。そして表彰台にものぼり、まちがいなくこの世界に一定のインパクトを与え、認知度をあげることができたと感じます。
今後さらにこの世界のことを深く知っていきたい、関わっていきたいと強く思います。
 
・・・と決意を固めたところで、まずはお土産を急いで買い集めることに。
あやうく地下鉄で回想電車に乗り車庫へ連れていかれそうになりましたが(笑)なんとか夜のアフターパーティーに向かいました。
 
(「ラストサムライ」のトムクルーズに似てる?!もちろん左の男性ですよ)
一応ドレスコードで民族的衣装も推奨されていたのでとりあえずちょんまげだけでも着けてみました(^-^;
 
それなりにウケてくれたようで、日本とは違うノリの良さに一安心です。
 
パーティーの後はまた、お土産を買い集めた後、空港行きのバスに飛び乗り、飛行機に乗ってその日の深夜に台湾を離れました。
 
なにはともあれ、今年最初の海外遠征を無事終えてこうやって皆様にご報告が出来てとても嬉しいです!次回のレース、VWCソウル大会も頑張ります!!
 
・・・いかがだったでしょうか?
個人スポンサーになっていただいた方にはこのようなレースレポートを今シーズンは必ずお届けいたします。
ぜひともスポンサーになってご支援いただければ非常に助かります!
階段王になるために・・・改めてみなさまのご支援&ご声援よろしくお願いしますm(__)m
 
渡辺良治