2018/05/08 22:51

 

こんにちは。

 

 

お待たせいたしました。

 

5月5日に参加してきたTowerrunning World Associationの世界選手権のレースについて詳細にお伝えしようと思います。

 

 (勝負服とスポンサー様より頂いたアイテム)

 

前回書いたようにかつてないほどの落ち着いた精神状態で会場に到着したのが、午前6時過ぎ。スタート予定時刻の7時50分ころまで自分はアップはいつも通り軽め。中には汗だくになるまでやる人もいますが、人それぞれ、マイペースを貫きます。
 
あれよこれよと第一ヒート(レース)がスタートです。言い忘れてましたが、今回はショートコース(151m登る)とロングコース(391m登る)の二回を走ってそれぞれ順位に応じてポイントをが入り、それによって最終順位が決まるという2本勝負のレースです。
 
自分としてはまず最初のショートコースが勝負だと思ってました。
ロングコースの391mはは未体験の長さでしたし、短い方が向いていると思ってました。
 
また、30秒に一人づつのウェーブスタートとなり、上位に入るためには何人か前の選手を抜いていく必要があります。はてさて何人抜けるのか?
 
なんて甘いことを考えながらスタートしましたが・・・。
 
結果は4分4秒で6位でした。最低でも4分は切りたいと思っていましたが、想像以上にきついコースでした。といかく一段一段の段差が大きい!!大股になる分、疲労もグッとたまりやすくなります。
28階辺りでで前の選手に追いついたのですが、そこから抜かすことに頭がいっぱいでラストスパートのタイミングを逸したのかなぁとは思いますが、それほど悪い出来ではなかったハズ。
しかしトップのピーターは3分39秒と25秒もの大差をつけられてしまいました…_:(´ཀ`」 ∠):
 
(ショートコースゴール35階の様子) 
 
 
正直落ち込みました。
嘘でしょ⁈何のためにここまで来たんだよ⁈
 
ただ、家族にもわがまま言ってGWに台北まで一人で来て手ぶらで帰る訳には行きません。
難しいことは考えずに家族に胸を張れる走りをしよう。とにかく全部出し切ろうと気を取り直して第2ヒート(レース)に向かいました。
 
第2ヒートも同じ順番、同じ間隔のウェーブスタートです。 
作戦は前半温存、半分過ぎてから勝負!
のはずでしたが、20階あたりからもうキツイ…。一本目でも感じましたが、台北101の階段の段差は今までで一番高くてすぐに疲れが溜まるんです(>_<)
難易度が高いと言われている理由が身に染みてわかりました。
 
40階あたりからはもはや手を使わなくては一段飛ばしはほぼ不可能という状態に、追い込まれました。
たまらず、所々吹き矢の呼吸法で回復を図りました。
が、それでもペースが上がる感覚は一切ありませんでした。
 
完全に台北101にやられたと感じました…_:(´ཀ`」 ∠):
 
苦しい・・・本当に苦しくてどうしようもなかったです。
 
まぁそれでも70階辺りから思考能力も無くなり記憶も曖昧な状態になったのが不幸中の幸い(?)でした。
フォームはボロボロでしたが、とにかく難波歩きの要領で一段飛ばしだけは死守し、今までで一番吐きそうになりながら・・・ゴール
 
当然ぶっ倒れました(笑)ご存知のかたもいらっしゃるかもしれませんが、いつものアレです。
 
(本気で動けません…。係員にも本気で心配されました) 
 
動画でもありました~(笑)
 
余りに辛くて声も出ないし目も開けられない( ;´Д`)
ここまで追い込んだのは去年のワールドシリーズ(VWC)最終戦以来です。
と、ここで字数制限なのかレポートが切れてしまうので続きは次のレポートで!
 
渡辺良治