
こんにちは。
更新遅くなってマニラ大会のレースレポート、いよいよここからが本番です(^^;)
午前5時20分:起床
レース開始は9時30分なので4時間前には起きることに決めています。アスリチューンポケットエナジーを一つ補給し、着替えて外を15分ほど散歩して体をほぐしつつ体の感触を確かめると、とりあえず疲れもなし。やはり5月の深圳の時のような当日の朝に現地に着くというのは愚挙でしたね…。
午前6時:朝食
先ほどアスリチューンポケットエナジーを補給しましたが、もう少し水分やエネルギーを補給するためにホテルの豪華な朝食ブッフェへ。
目移りするような超豪華メニューが並んでいますが、ここはグッと我慢し、お米とウィンナー2本くらいをスイカジュースとともに頂きます。
10分にも満たないレースなので途中でエネルギー切れになることはないのでとにかく体を軽くしてレースに臨みます。30分ほどで朝食タイムは終了し、その後も部屋で凌駕スマッシュウォーターを補給し水分を体にためこみつつリラックスして過ごす。
午前8時:準備開始

これで着納となるユニフォームに感謝の念を抱きながら、腕へのテーピングやハリ付シールの用意など、レースの準備を開始します。8時20分頃からホテルに備え付けられたジムでバイクやトレッドミルでウォームアップも開始し本格的に体を目覚めさせます。ただ、汗だくになるほどやる必要はありません。すでに暑いので(笑)いったん心拍をあげたくらいで切り上げて部屋に戻りテーピングやシールを貼り、最終チェックです!
午前9時:スタートラインへ
気付けのためのアスリチューンエナゲインを摂取し、準備終了!
部屋を出発し、スタートラインへ向います。今回は会場が宿泊のホテルと同じなので本当に助かりますね(^O^)
スタートラインへ向うとそこには臨戦態勢のライバルたちが勢ぞろい。ほぼほぼ無言のまま最終アップを済ませ、ラインに並ぶともう後戻りはできません。

刻一刻とスタート時刻が迫ります。段々と集中力を高めていき、視界が狭まり周りの音が聞こえなくなっていき…。
午前9時30分、いよいよスタート!!

出だしは快調で、王者ピーターの後ろをしっかりキープしたまま50mほどの平たん部分を走りきり階段に突入しました。
階段は左回り、かつ幅がやや狭いのでピーターと同じ走法、style:Pで冷静にペースを見極めつつ登っていきます。
するとやはりいつも通りオマール(向かって左隣)が内側から強引に抜きに来たので、少々はじき出される形になりましたがここは無理に逆らわずそのまま先に行かせることに。後ろからはマレーシアの超新星、ソウ君もぴったりと付いてきていました。前半はこの4人が集団になって進んでいきました。
自分はオマールのすぐ後ろの3番手ですが、ピーターも序盤は抑えめのペースで進むようで視界から消えることなく3秒差くらいでをなんとかキープ。
するとあっという間に22階に到達し、一旦階段を離れて隣の階段へと移ります。途中で自分の部屋の前を通るのでドアを開けてゴールしたい気持ちを必死に抑え(笑)次なる階段ゾーンへ。ここからは一回の踊り場で1フロアあがることになり、階段の幅も長さも伸びるので前を抜かすには絶好のポイントです。
前を行くオマールのようすをしばらく探ったのち、25階付近で外側から一気に前に出て難なく2位に浮上することができました(^^)v後ろから付いてくる気配もありません。
ここからは王者ピーターとのタイマン勝負!!
普段と違う次の踊り場までの距離が長いので、敢えて右側(外側)の手すりを掴みます。これは今までずっと内側の手すりを掴んでいた左手を少し休ませるためでした。また、時折手すりを離して骨盤の前傾、体重をお尻に乗せることを意識したり、内側の手すりを両手で持って走ったり・・・。いろいろなフォームを試してみました。そのほうが身体の一部分が極端に疲労するのを避けられると思ったからですが、効果のほどはまだよくわかりません…。今後もいろいろと試行錯誤が必要ですね。
そうこうしているうちに40階を過ぎ、ここらでまた階段の形状がかわるらしいと聞いていましたが…。キタッ!41階で階段が右回りになりました。こうなると今度は踊り場でグッと掴む右腕の疲労が溜まっていきます。
そしてここにきていよいよピーターがペースアップを図りました。まさかここから速くなるとは・・・<(`^´)>
一方こちらはペースを落とさないようにするのに必死でとてもペースアップできるような状況ではありませんでした。まだ61階部分がゴールなので20フロア分あがるとなるとまだかなり時間がかかると思いスパートをかけることもためらわれ、いきなり回り方が変わるのでイマイチリズムに乗れないなどと考えていたらピーターの姿が見えなくなっただけでなく足音も聞こえなくなってしまいました。
45階付近で、「やられた・・・。さすがは世界チャンピオンだ。」と心が敗北を認めてしまった時点で勝負ありでした。
そこからは歩きを入れつつとにかく後ろからの追撃に警戒しながらの安全走行。
気づくと55階を過ぎていて、思ったよりも1フロア分の距離が短くゴールまで大して距離がなかったことに気づき、もっと早くペースアップすれば良かったと後悔しつつスパートをかけます。

まだほんの少しの余力がある感覚を残しながら最上階に到達し、左、右、左と平たん部をターンしながらゴールラインを通過しましたが、やはり表情には悔しさが滲んでいますね。本当に出し切っていたらこの黄色い線を過ぎてすぐに前のめりで額を負傷してます(笑)

ともあれ、マーク選手不在の中ですが、自己最高順位の2位をがっちりキープしてゴールできたことは去年の4位という成績から考えれば成長しているということで、なんとかギリギリ合格点だと思います。しかし、うかうかしてはいられません。写真右は3位に入ったマレーシアのソウ君。自分と同じく去年からVWCに参戦した23歳。伸びしろが大きくここ最近急成長して、初の表彰台を勝ち取っています。これから台頭してくるであろう若い世代に抗し、さらに上を目指すためにまだまだここで満足するわけにはいきません。さらなる研鑽が必要ですね。
さて、上の写真を取り終わった直後に女子のトップ、絶対女王のスージーさんがゴール!
今回一緒に参加した立石ゆう子選手の到着を今か今かと待ちます。2位はオーストラリアのアリスさん!次に来れば立石さんも初の表彰台です・・・。ドキドキしながら待っていると…。

キターーーーーー(∩´∀`)∩
無事に3位でゴールして表彰台をゲット!今年初の日本人男女での表彰台となりました!

ずーみんこと、吉住選手は別格として、同じく日本から本格的に世界と闘う階段垂直マラソンランナー、が現れてくれたのは本当に嬉しい限りです(^O^)

おかげで表彰式はまたもや大はしゃぎでジャンプでステージへ飛び乗りました。今度はスリップもなしでしたよ(笑)

表彰台にて。おなかがすいたのでつい牛をパクリ(笑)
なんだかんだと2位をとれたのは嬉しかったです!
この後は急いでお土産を買いあさったり、美味しいものを食べまくったり…。さらに翌日の早朝の飛行機に乗り込んで今回の遠征は無事に(?)終了しました。
次回は8月25日に北京で行われるVWC第5戦です。そこにはピーターもマークも参戦してくれるはずですが!今回以上に恐ろしくハイレベルな戦いになるはずですが、必ずや表彰台に立つこと、そしてマークに勝ち、次回も2位を獲得し、シリーズポイントをしっかり稼ごうと思います!
みなさんぜひご期待ください!
それではまた。






