●プロジェクトを一行で紹介
第一回「複業サミット」@霞ヶ関やります!
政府の「働き方改革」のテーマにも含まれる「副業・兼業」(以下、複業と表記します)。
これは、個人のお小遣い稼ぎやブームなのではなく、個人や組織、社会が抱える大きな課題を解決するための一つの手法としても注目されています。
■個人のキャリア
今、人生100年時代と言われています。若者世代の離職率の高さやなかなか進まないダイバーシティの問題に加え、採用が多かったバブル世代の活性化の問題、非正規社員の高齢化、介護離職の問題など、働き方を根本的に変えていくニーズが高まっています。
世代に関係なく、多様な働き方を実現させることで自身のキャリアを再構築していく必要性が増しています。
■企業の課題
イノベーション、とりわけオープンイノベーションが注目され多くの企業が取り組んでいますが、大きな成果を挙げるに至っていません。働き方がイノベーションや事業継続の足かせになっているような事例も見受けられます。実際、海外ではe-bayやAppleなど、副業による起業が大きな成果を挙げています。
■低い開業率と進まない起業
日本の起業率は世界の先進国の中でも最低クラスであると言われて久しい一方、廃業する率は依然として高く、結果的に会社数は減り続けています。
また日本は、イノベーションの担い手となるベンチャー企業もまだまだその数が足りないと言われています。斬新な技術やビジネスモデルを志向する企業は、収益化までには数年かかることもあり、起業家の生活面を支えるためにも、副業で起業するなどして起業家の生活のリスクを低減することも重要です。
■事業承継問題
他方、事業承継問題が中小企業政策の大きな課題になっています。
このままで行くと、2025年までに累計GDP22兆円ロス、650万人の雇用減が起こると言われています。承継者のいない会社が多くあり、全てではないにしても、副業で関わっていることで事業承継のチャンスも生まれてくる可能性もあります。
■地方創生
さらには、東京への人口や産業の集中により、地方の経済がシュリンクしています。東京のビジネスパーソンが故郷や魅力のある地域で複業できるようにすることも、地方創生の一つの処方箋になるでしょう。
このように、複業は日本のこれからの社会を考えるための働き方の第一歩になる可能性を秘めています。
こうした大きな視点で考えていくためにも、複業について、みんなが未来志向で話し合うことができる「サミット」を参加者皆さんの手で開催したいと考えています。
●「複業」を実践&志す人たちが一堂に会し、日本発としての”複業”の在り方を導きます!
それでは「副業元年」といわれている今年、社会や組織、個人にとっての副業・兼業はどのような方向に向かうべきなのでしょうか?
すでに複業を行っている人もメディアなどに登場していますが、まだまだ一般的に浸透したとは言いにくいと思います。多くの人は複業とはどういう働き方なのか?どんなメリットがあるのか?どのようなことに注意する必要があるのか?などなど、疑問も多く持っていると思います。
「複業サミット」では、副業兼業に詳しい有識者の話しや実践者の経験などの話をインプットとしつつ、参加者全員がその人なりの複業について対話し考える場を作っていこうと思っています。ただ、先進的な人の話を聞くための場ではなく、参加者の皆さんが主体的に考えていけるような対話の場こそ、「サミット」と呼ぶに相応しいのではないかと思っています。
そこで当日は、未来に向けた話し合いの手法である、”フューチャーセッション”という手法も織り交ぜつつ、多様なアイデアや未来への想いを参加者の皆さんで紐解いてまいります。
●開催詳細
●日時:10月17日(水)18:00-21:00
●場所:東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 13階 株式会社オカムラ内
Open Innovation Biotope "Sea"
プログラム内容
■大会挨拶
主催者より
■講話①:経済産業省 商務情報政策局総務課長 伊藤禎則氏 講演(20分)
■講話②:法政大学大学院 政策創造研究科 教授 石山恒貴氏 講演(20分)
■グループ討議(10分)
・1ラウンド 10分
「複業が日本の課題をどう解決するのか」
■(参加型)パネルディスカッション(60分)
パネラー:
法政大学大学院政策創造研究科 教授 石山恒貴氏
株式会社マモル 代表取締役社長 齋藤有子氏
一般社団法人Work Design Lab 代表理事 石川貴志氏
コラボワーク 代表・複業家 中村龍太氏
営業コンサルタント/ファンドレイジングアドバイザー 宮本 聡氏
■「副・複・復 業フューチャーセッション」(60分)
・マグネットテーブル(テーマごとのチーム分け)
・プロトタイプ作成(「2020年の複業シーン」メディアの一コマ)
・テーブル発表
■総括(10分)
主催:
ナレッジワーカーズインスティテュート株式会社
https://www.kw-inst.com/
共催:
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリアフリーランス協会
https://www.freelance-jp.org/
協力:
株式会社オカムラ Open Innovation Biotope "Sea"
http://workmill.jp/sea/
一般社団法人企業間フューチャーセンター
http://eafc.or.jp/
●支援金の使いみち
イベントを行うための最低限の費用や、有識者や実践者への謝礼など、開催に関する費用を広く支援して頂きたいと考えています。
イベント実施費用(運営費、謝金、飲食費、他)・・・200,000円
リターン実施費用・・・40,000円
手数料・・・60,000円
●実行スケジュール
2018年8月1日・・・プロジェクトスタート、登壇者調整、会議等
2018年9月8日・・・クラウドファウンディングスタート
2018年10月15日・・・クラウドファウンディング終了
2018年10月17日・・・第一回「複業サミット」開催!
●お問い合わせ先
ナレッジワーカーズインスティテュート株式会社
メール
mail:info@kw-inst.com
最新の活動報告
もっと見るパネラーのご紹介
2018/10/15 09:25続いて「参加型パネルディスカッション」のパネラーの皆さまのご紹介です。法政大学大学院政策創造研究科 教授 石山恒貴 様 株式会社マモル 代表取締役社長 齋藤有子 様 一般社団法人Work Design Lab 代表理事 石川貴志 様 コラボワーク 代表・複業家 中村龍太 様 営業コンサルタント/ファンドレイジングアドバイザー 宮本 聡 様 ファシリテーション 塚本恭之(ナレッジワーカーズインスティテュート) その他参加者の皆様の方の飛び入りも大歓迎です。 もっと見る登壇者ご紹介②:法政大学大学院 政策創造研究科 石山教授
2018/10/10 14:25講話②のご登壇者を紹介します。法政大学大学院政策創造研究科教授 石山恒貴(いしやまのぶたか) 一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻修士課程修了、法政大学大学院政策創造研究科政策創造専攻博士後期課程修了、博士(政策学)。 一橋大学卒業後、NEC、GE、米系ライフサイエンス会社を経て、現職。越境的学習、キャリア開発、人的資源管理等が研究領域。人材育成学会理事、フリーランス協会アドバイザリーボード、早稲田大学大学院総合研究センター招聘研究員、NPOキャリア権推進ネットワーク授業開発委員長、一般社団法人ソーシャリスト21st理事、一般社団法人全国産業人能力開発団体連合会特別会員。 主な著書:『越境的学習のメカニズム』福村出版、2018年、『パラレルキャリアを始めよう!』ダイヤモンド社、2015年 主な論文:Role of knowledge brokers in communities of practice in Japan, Journal of Knowledge Management, Vol.20,No.6,2016. もっと見る登壇者ご紹介①:経済産業省 商務情報政策局総務課長 伊藤禎則様
2018/10/07 09:18講話①:ご登壇者の紹介経済産業省 商務情報政策局総務課長 伊藤禎則様(略歴)1994年 東京大学法学部卒業、入省。米国コロンビア大学ロースクール修士号、NY州弁護士資格取得。エネルギー政策、筑波大学客員教授、大臣秘書官等を経て、産業人材政策室参事官として、政府「働き方改革実行計画」策定に関わる。兼業・複業、フリーランス、テレワークなど「多様な働き方」の環境整備、リカレント教育、HRテクノロジー推進などを担当。2018年7月から現職。経産省のAI(人口知能)・IT政策を統括。 もっと見る