2019/05/15 17:45

みなさんこんにちは。

階段王になる男、渡辺良治です。
 いよいよ今年もクラウドファンディングを開始しました!
すでに5人の方からご支援いただき、7万5千円が集まりました。ありがとうございます!残り40日間、レースもプロジェクトも全力で頑張ってまいります!
さて、今回のクラウドファンディングのリターンにもなる「レースレポート」をプロジェクト中は一般公開させていただきます。
ご支援頂いた方にはプロジェクト終了後もお届けしますし、プロジェクト中の海外遠征のレポートもお届けいたしますので是非ご参考にしてください。
 
さて、それでは本題のレースのご報告といきましょう!
 
今回の大会、「ミッドランドスカイラン」は国内唯一のワールドシリーズ戦、「ハルカススカイラン」の弟分とも言える大会で同じ運営会社のアストラカンとMeetingによって運営されている国内最大規模の階段垂直マラソンの大会です。
登る高さは220m、1197段、44階のスカイプロムナードという展望スペースがゴールとなります。
 
さらに!
今年からはこのコースを二回登って合計タイムを競う「ダブルアタックの部」が新設されました。440m、2394段と国内では最長の距離のレースとなり、当然僕はこちらのコースに参加しました。
 
目指すは去年のコースレコード6分22秒を切ることと、合計タイム12分50秒切りです!
 
…とその前にせっかく名古屋にきて夕方スタートなのでお昼ご飯に名古屋名物、味噌煮込みうどんを頂きました!
 
コクがあるのに後味はくどくなく毎日でも食べられそうなお味で大満足でした!レース前でなければ白米を沢山食べられたんですが(^_^;)
 
ともかく腹も満たされたところで会場入り!JSAや階段レースでご一緒した仲間達(戦友)と再会してとても嬉しかったです。日本語も通じて非常にリラックスできました(笑)
 
楽しい時間はあっというに過ぎ去りいつの間にやら16時30分のスタート時間が近づいてきました。
一応前回優勝者として挨拶と階段垂直マラソンのアドバイスをさせていただきました。
一番のコツはとにかく前半で飛ばし過ぎないこと。
終盤まで限界一歩手前のペースで行ければ一番速いタイムが出るはずなんです。
 
 
そんな事を言っていた自分ですが、スタート時に盛大な応援で送り出してもらったのでテンションが上がりほんの少しペースが上がり過ぎてしまいました。
そのことを10階辺りで感じた脚の疲労感から感じ取りましたが、ペースを意識的に落とすのも難しいのがこの競技。ちょっとくらいゆっくりになっても心肺機能の息苦しさは変わらないので、思い切ってこのままいくことにしました。
 
のぼっていて思い出したのですが、このミッドランドの階段は結構クセがあるんです。
踊り場が2回で1階上がるというのが通常の九折の階段なのですが、4回踊り場があって1階上がるというパターンが存在するんです。しかもそれが交互に3回づつやってくるのでなかなかリズムが作りにくいんです(>_<)
 
一年間の間にそのクセをすっかり忘れていて少し戸惑いましたが、なんとか「走る」感覚を維持しながら30階まで到達しました。
(このままのペースで登り切れるかな?でも2本目もあるしなぁ・・・。)と少し弱気になってしまいここで少しペースを落として「歩き」にはいってしまい、ペースは落ちたと思います。
 
38階あたりからはまた4回踊り場ゾーンに入りますが、ラストスパートに入れず結局42階あたりから振り絞りましたが、少し不完全燃焼のまま一本目のゴールを迎えました。
 
 
やはり前半のオーバーペースがたたり、苦しい割にタイムは伸びず、6分21秒台後半だったようです。自分では速報をみれず、ゲスト参加していたアイドルグループ「HiFive」のメンバーに教えてもらいました。一本目を終えて1階に戻る間に少しお話しさせて頂きましたが、良い意味で普通の青年できさくに話が出来て良かったです(^O^)
本業の方で頑張って頂きたいですね!
 
 
さて、17時半からは本日のメイン、二本目が始まります!!
普段も練習でこれくらいの距離を2回登ることはありイメージは出来るのですが、逆にどれだけ辛いかが分かる分少しブルーな気分になりますね(笑)
 
しかし、甘い事は言ってられません。1本目はトップに立ちましたが、2位の加藤聡さんはVWCソウル大会にも参加されていて、今回もわずか25秒ほどの差ですので、気を抜けば逆転されてしまうかも(>_<)
ここは気合を入れ直して行こうと、スタート10秒前に「シャアッ!!」と雄たけびを上げてスタートしました!!
 
ですが、声を出しつつ、頭は冷静で一本目の失敗を繰り返さない様に序盤はだいぶ抑えめに入ることが出来ました。10回あたりから後ろの加藤さんの気配は感じていましたが、気にせずとにかく自分の走りに集中しました。
また、踊り場や段数の変化にも対応する工夫をしました。
4回踊り場で1階upのところはちょこまかとターンするのでstyle:Pで走って登り楕円を描く様にしてなるべく移動する力のベクトルを大きく変えない様にして登るのが効率的だと感じました。
それ以外の所は手すりを掴んでの早歩きも積極的に使い脚力の温存もしながら30階あたりに到着しました。
 
ここからはしっかり出し切ることを考えてペースアップ。徐々に加藤さんとの差も離れて来ていると感じ自分の走りにより集中することが出来ました。
前半に抑えた分後半になってもペースが落ちていない事がわかり、38階あたりから始まる最後の4回踊り場ゾーンもほとんど走り切ることが出来ました!
そして徐々にゴールの展望スペースから音楽が聞こえ始め…。光が目に飛び込んできていよいよ最後の直線!!15分前にスタートしたゲストの大前さんの直ぐ後にゴール!!
 
 
いや~、疲れました…。やはりバタンキューさせてもらいました(笑)
タイムは6分33秒!タッチにやや失敗したことを考えると一本目と10秒しか変わらなかったのでまぁ合格点の出来かも知れませんね。
ただ、前半抑えた分、30階あたりからもう少しペースを上げられたのではないかとも思います。
この後、直ぐに回復し思ったほど呼吸も整うのが早かったのでまだもう少し振り絞れたのだなと反省です。
 
リザルトはこんな感じです加藤さんは45秒差で2位!昨年の2位のエース栗原さんは前日に240km自転車を漕いでのこのタイムは驚愕です!
 
強力なライバルたちと表彰台に立てて嬉しい限りです(^_^)v
他にもどんどんと階段に目覚めるアスリートが出て来ています。今回はそんな方たちとも繋がれてとても嬉しいです(≧≦)
 
デイアタック部門優勝の吉井選手。昨年のハルカススカイランで一般部門優勝の実力者であり、今後VWC参戦にも意欲を燃やす若手です!
 
 
こちらはナイトアタック優勝の矢島さん。まだ26歳という若さ!!まだまだ伸びしろたっぷりですね。
 
写真は一緒に取れませんでしたが、昨年も今年もクラウドファンディングのご支援いただいた「アニメ統計学者」さんとも再開する事ができました。階段垂直マラソンという競技を通じて様々な方たちと出会えるのは本当にありがたい事ですね!
 
 
しかし表彰台の真ん中というのは本当に気持ちが良いですね。今年中には世界の表彰台の真ん中に一度は立てるようにします!! 
 
その為のいい流れをこのミッドランドスカイランで作ることが出来たと思います。大会関係者のみなさま、開催して頂きほんとうにありがとうございました!
 
 

 

 

ちなみにこんな感じで中継や実況されたものがYouTubeにあがってます~(^_-)-

 

 

 

自分も結構映してもらって光栄です!

今後各地で階段垂直マラソンの大会が放映されるようになって欲しいです!

 

 

さて、次戦は一度階段から離れ、「RED bull400」というスキージャンプ場逆走駆け上りの大会に出場します。そこでも階段王の名に懸けて優勝を勝ち取ろうと思います。

次回のレースレポートもお楽しみに~\(^o^)/

 

 

 

それではまた。

 

 

渡辺良治