2019/06/15 11:09

 

学校の枠から飛び出し、

月1回のワークショップと集中ワークショップを経て、

7ヶ月かけて演劇を創作する、

「たちかわシェイクスピアプロジェクト」。

 

 

2019年1月。

今年の7ヶ月間が、遂にスタートしました!

 

 

 

 

 

これから、

 

2019年1月~7月のワークショップと、

5月GWの中間成果発表公演、

そして、

7月の最終成果発表公演にむけ活動している学生たちについて

 

レポートしてまいります!

 

 

この学生たちが

7月の最終成果発表公演の舞台に立ちます

彼らの軌跡をどうぞご覧ください。

 

 

***

 

 

年度末の1月。

 

すでに、昨年7月に共に創作した学生たちが多く参加しているこの時期は

適度にリラックスし、

互いに信頼しあっている雰囲気が流れています。

 

 

 

今日は軽くゲームをしてから、3チームに分かれます。

 

各自、自宅から1つ持ち寄ってもらった野菜や果物を取り出し、

まずは「観察」のワークです。

 

 

 

 

 

5分間、一人一人集中して観察

その後、

それが一体どんなものであるかを

仲間に伝え合います。

 

 

日ごろ見慣れた食べ物でも、5分間も凝視することはないでしょう。

 

 

当たり前に知っていると思っていたものをどう伝えるか。

観察し、それを相手に伝えながら、

より綿密に、そのモノを知り、出会っていきます。

 

 

 

そして、身体を使うメニューへ。

全員で同じ空間を他者を感じながら歩きます。

 

 

 

 

 

 

モノを観察することも、ただ歩くことさえも、

実は、自分だけに囚われていては出来ないワークです。

 

 

歩くスピードを変え、

歩ける空間の大きさも小さくしたり大きくしたりしながら、

周りの人とぶつかることなく歩くのです。

 

(実はこれ、最初は結構集中力を使います…!)

 

 

 

 

 

そして、シェイクスピアの作品群の中から抜粋した、

5つのセリフを彼らに紹介。

 

 

今日のワークショップに際して講師たちが抜き出しました。

(今回は「ロミオとジュリエット」「マクベス」「ヴェニスの商人」「リア王」より)

 

 

各チームで1つセリフを選んでもらい、

それを基に話し合って1シーン創作してみます。

そのセリフから着想したものであれば、そのセリフを発さずとも構いません。

 

 

 

1時間後に中間発表

全員で各チームの発表を見合い、ディスカッションを経て、再創作

最後にもう一度、お互いに発表です。

 

 

 

Aチームは「ヴェニスの商人」のセリフ

 

 

 

 

Bチームは「マクベス」のセリフ

 

 

 

 

Cチームは「ロミオとジュリエット」のセリフをチョイス。

 

 

 

 

各チーム、

1回目・2回目の発表で、練り上げや変化を感じる発表。

昨年の積み上げを感じるワークショプでした!

 

 

私たちが、

今年のたちかわシェイクスピアプロジェクトで掲げた創作テーマは、

「むだ騒ぎ」です。

 

 

今後も増えるだろう中高生の参加者たちと、

パワフルに繊細に、

そして無駄や失敗など恐れずに、

真正面から演劇と取っ組み合いをしていきたいと思います!

 

 

5月には立川、

そして7月には、プロジェクト史上初めて立川を飛び出し、

八王子で公演を行います!!

 

 

彼らのさらなる躍動に、どうぞ、ご期待下さい!!!