2013/02/15 17:46
こんにちは!あかりプロジェクトの村田いづ実です。代表理事として団体の運営に携わりつつ、事務作業やリカバリーフレンドとしての活動もしています。あかりプロジェクトのなんでも屋です!(笑)。
金沢も寒い毎日ですが、みなさまからあたたかな寄付表明をいただく度に、こごえそうなココロがふわっとほどけます。応援してもらえるって本当にうれしいです。ありがとうございます!目標金額まではまだ長い道のりですが、もっと多くの方に活動を知って応援いただけるように模索しますので、引き続き見守っていただければしあわせです。
さて、今日は先日10日の講演活動についてご報告です。
県内の、とある校下「立志式」での記念講演。これから社会に出る中学2年生へのお話、ということで、「自己肯定感」の大切さを自身の摂食障害体験を踏まえてお話させてもらいました。
わたしが発症したのも中2のとき。ああ、こんな年頃だったなあ…と、あの頃を思い出しました。すべてが真っ暗闇で苦しくて今にも壊れてしまいそうだったな…。目の前にいらっしゃるみなさんの胸の内はわからないけれど、集団の中の1人として懸命に振舞うお1人お1人の中に、どんな苦しさやどんなキラキラが詰まっているのか、思いをめぐらせながら話しました。
・ 「自己肯定感」とは、自分で自分の存在そのものを肯定する感覚のことで、これが生きるすべてのエネルギーの基盤になると言っても過言ではないこと
・ これが低かったり無かったりすると生きづらいので、「自分はダメな存在」と感じがちな人はまずはここを育てる必要があること
・ ひとりひとりに揺るぎない存在価値があり、全員がすでに十分な力を持っているということ
・ 学ぶ、成長する、人の役に立つ、は実は本能だということ
・ だから、変わろうとしなくてもいい、そのまんまでいいんだということ
ぜんぶ、摂食障害がわたしに教えてくれた事々です。あの場にいらしたみなさんの胸の引き出しになにかが残って、いつか必要となったときに少しでも役立ってくれますように。最後には社会起業やソーシャルビジネスについて知っていることをお伝えしました。近い将来、社会を生きやすく変えていく仲間になってくれる人が1人でもいてくださったらうれしいなあと思っています。