北陸のイノシシ製品をもっと広めたい！

こんにちは、ハタブネコンサルティング合同会社の吉村と申します。私たち「ハタブネコンサルティング合同会社」は、昨年 7 月に石川県内の大学院生が集まり、石川県内で発生しているイノシシによる獣害被害に立ち向かうために立ち上がりました。 現在、石川県をはじめとした北陸地方では、もともと存在していなかったイノシシが出現し、増加しております。イノシシは人にとって問題となる行動を起こすため、地域の方による電気柵設置、獣害駆除作業も行われています。 駆除されたイノシシは地域資源としての価値を秘めているのですが、そのほとんどが破棄処分されているのが現状です。 そこで我々ハタブネコンサルティングは、このような獣害被害をもたらしているイノシシを石川県の新たな名物として活用できないだろうか？と考えました。 今回、イノシシを活用した製品の初期モデルを開発し、事業を本格的に開始するための初期費用を、皆さまから支援していただきたいと考えております。

今回のプロジェクトのリターン品について

まず初めに、今回ご支援をいただいた皆様に対して我々がお返しできるリターン品を紹介します。

＜イノシシ肉加工品＞
イノシシ肉加工品は、石川県内にて解体処理された新鮮なイノシシ肉を使用したソーセージやサラミ、ハムなどの製品です。 ▲イノシシ肉で作ったハム

ソーセージはスタンダードな粗びき、細びきソーセージやチョリソーなど数種類をご用意しております。加工品セットは、これらのソーセージ、サラミ、ハムなどの製品から数点をこちらにてチョイスしてお届けします！

＜イノシシ肉 1kg セット＞ 新鮮なイノシシ肉の各種部位から数点、300～400g 前後を真空パックしてお届けします！

＜能登レザーとシルバーのチャーム＞

＜能登レザーとシルバーを使用したアイテム＞

＜能登レザー小財布＞

▲イノシシ革のアクセサリーと財布

イノシシ革を使用した各種チャームやアクセサリー、小財布などのアイテムです。本職のジュエリーデザイナーの方に制作していただくアイテムのため、見た目も使い勝手も折り紙付きです！能登レザーとはなにか？については後述します！

能登レザーって？

能登レザーとは、今回のイノシシプロジェクトを行うにあたり、我々が新たに生み出したブランドです。

▲能登レザーブランドロゴ

▲イノシシ革

能登レザーは、我々が加工を手掛け、また羽咋市内の神社にてご祈祷をしていただいたイノシシ革に対して付けられるブランドになっています。 イノシシ革は耐久性、耐摩耗性、通気性に優れており、財布等にするとしっとりと手に馴染む感触が魅力的です。 我々イノシシを無駄なく、すべてを使い切りたいという思いから本プロジェクトを立ち上げています。肉に対してあまり活用されていない革も、実はちゃんと価値を持っているんだということを広めるため、このブランドを立ち上げました。

なぜフェザーモチーフ？

我々のプロジェクトの拠点は石川県の羽咋市です。羽咋市の名前には「羽」という字が入っています。羽咋市発のイノシシ革製品プロジェクトということで、イノシシ革とフェザーモチーフのアイテムなのです。

職人の手で生み出される製品

能登レザーは、ジビエ革の活用を積極的に推進している山口産業株式会社様のご協力のもと、植物タンニンを使用した鞣しを施しています。また、アクセサリーのデザインおよび制作は、レザーとジュエリーでいまや全国区の人気店となり、唯一無二のレザー&アクセサリーを創造している buff のクラフトマン兼デザイナーである大谷様よって作られた本格派、本物のレザークラフトです。これらの協力者の方々も、我々の事業理念に共感し、協力してくださっています。他にもたくさんの協力者の方々に支えられ、我々の事業は成り立ってい ます。 革製品の詳細についてはこちらのページをご覧ください。

イノシシを丸ごと、無駄なく活用した製品づくり

現在、石川県全体で狩猟されているイノシシは年間数千頭にも上ります。これだけの数が狩猟されているにもかかわらず、狩猟されたイノシシは主に猟師の方が内々で肉を食べたり、親戚近所に配ることがある程度の消費しかされておらず、そのほとんどは山に埋めるなどの破棄処分が行われているのが現状です。 しかし、イノシシは肉はもちろんのこと、革や骨といったところまで余すところなく活用できるのです。肉は牡丹鍋などが有名で、食べたことがある方もいらっしゃるかもしれません。一方イノシシ革は有効活用された事例があまりないのですが、耐久性や撥水性に優れ、また質感も野性味を感じさせるような上質な革となります。骨も立派なものはアクセサリーとして加工されて使用することが可能であったりと、まさに捨てるところがほとんどない動物なのです。 我々は肉を活用した製品はもちろんのこと、今まで活用されてこなかった「イノシシ革」を活用した製品を積極的に開発し、石川県の特産品として発信しようと考えています。 ▲イノシシの革で作ったアクセサリー

プロジェクトの背景

本プロジェクトは元々、石川県内で発生しているイノシシ問題を解決するためにはじまりました。石川県内で発生している具体的なイノシシ問題は以下のようなものがあります。

１．農業被害：生態系が崩れイノシシが増加、生息域が被ってしまった結果、食糧を求め人里にイノシシが来ています。おなかをすかせたイノシシが、人里の危険の少ない栄養価のある作物を食べ荒らし、農業被害額が年々増えています。結果、農家を廃業する方々も増えています。

２．人的被害：イノシシと自動車の衝突事故、子供・お年寄りを中心とした人的被害が増えていっています。車と衝突した場合運が悪ければ廃車、人が噛みつかれたりした場合は当然ケガを負ってしまいます。

３．観光問題：イノシシの増加は、観光資源にも被害が及んでいます。既に能登地方にある世界農業遺産 にはイノシシの魔の手が伸びつつあります。 想像してみてください。賑わいつつある石川県の街にイノシシの被害が及ぶとどうなる でしょうか？

これらの問題に対応すべく、獣害駆除でイノシシが捕獲、狩られていますが、そのイノシシのほとんどが有効利用されていません。それを有効利用したいという思いから我々はプロジェクトを発足しました。 本プロジェクトの背景、詳細についてはこちらをご覧ください。

今後の展望

今後の展望として、クラウドファンディングで集められた資金を元に、商品の開発と販売を継続して行っていきます。その後、より多くのお客様にイノシシ製品の魅力を、能登レザーの魅力を知っていただけるよう、商品直売のショップを設立したいと考えています。この目標を達成するため、直近では以下のようなスケジュールで動いてまいります。

2015/9 商品開発・販促活動開始

2015/10 イノシシ解体処理場開設

2015/冬 一般消費者向けテストマーケティング＠東京

2016/2 バイヤー向け展示会出品＠東京

2016/春 商品一般販売開始

集まった支援の用途とその内訳

商品開発、作成費用:400,000円～

素材、材料保管費:30,000円～、

運送費:20,000円～

 

石川県の継続的な発展のために、ご協力お願いします！

我々は弱冠 23 歳～25 歳の大学院生であり、世間的に見たらまだまだ若輩者だと思います。 イノシシに関するプロジェクトを始めてから今に至るまで、様々な問題や苦難がありました。 それでも地域のために、石川県のために、北陸地域のために、自分たちのできることを精一杯やり、色々な方の助けをもらいながらここまでやってくることができました。 最初は反対だらけ、そんなこと出来っこないと言われ、それでも我々はあきらめませんでした。このプロジェクトが成功すれば、石川県に新たな名物を生み出し、地域の活性化に大きく貢献できると確信しています。また、今回の経験を活かし、また新たな名物を生み出し、発信することもできると思っています。まだまだ未熟者の我々ですが、ご支援よろしくお願いいたします！

起案者情報

【団体名】ハタブネコンサルティング合同会社 【代表者】吉村 祐紀 【HP】http://www.hatabune.com/ 【facebook】https://www.facebook.com/hatabune