2015/10/27 13:44
猪本来の扱い
猪は、太古の昔から様々な神様の使いとして、世界各国の人々から信仰の対象として大切にされていました。特に、「悲願達成・多産・豊穣」を叶える象徴として猪が信仰されており、北欧やインドでは勿論の事、日本でも弥生時代から猪を敬う文化が存在していたといわれております。いうなれば、猪は人間にとって「願いを叶える為の相棒」として、日々の生活に寄り添う動物であったのです。
しかし現在、猪の立場は農作物や景観を損なう「害獣」として捉えられており、太古の昔から続く「猪は願いを叶える相棒」としての役割が忘れ去られつつあるのが現状です。
我々は、現在の猪の扱われ方に悲しみや寂しさを感じてます。猪を「害獣」から本来の「聖獣」に戻したい、人々のお守りとして常に寄り添って、生活の一部として見てもらいたい。そんな切実な願いから猪革の製品づくりを始めました。